天空のポピーを見に、埼玉県秩父高原へ行ってきましたー!

標高500m

1万本の赤いポピーが咲き誇るのは、東秩父村と皆野町にまたがる高原です。

 

 

なにがすごいって人がすごい。

駐車場は渋滞に近いにぎわいです(昨日、5.26(日曜日))

 

 

気温30度を超える猛暑の中、案内してくださったのは〜〜〜

 

 

小鹿野町で吉田牧場を営む吉田さん〜!

岩東さん、三代さんと畜産酪農女子旅!吉田さんのガイドでとことん見せます秩父ツアー!

秩父ぜんぶ友達グルメ!吉田牧場 さんの酪農ツーリズムの始まり始まり〜!

 

 

秩父ぜんぶ友達グルメ第1段は、JAちちぶ、ちちぶ山麓牛乳のソフトクリーム〜!

 

 

JAちちぶオリジナル牛乳も

 

 

わわわ〜〜〜

駐車場のそばに牛たちがやってきましたー!

 

 

ふれあい牧場には地域内外の人達が集まります

いい眺めですね〜

山の向こうは小川町!

夜には、スカイツリーの明かりが見えるそう〜。

 

 

実は、天空のポピーも、ふれあい牧場も、埼玉県の運営する秩父高原牧場の敷地内なのです。

秩父高原牧場では、

(1)県内の酪農家から乳用子牛(6~12ヶ月齢)を約200頭預かり、広い放牧地で育てます。

酪農家は、母牛のお乳を絞って出荷するのが収入となる仕事です。

 

 

母牛と子牛ではエサ(飼料)や毎日の過ごし方が違うので、管理が大変です。

(そこで子牛の間だけ預かり、放牧地で元気に草を食べて歩き回り、子牛がおとなになって妊娠したら、また酪農家に返す〜というわけです)。 

 

 

こちらは岩手の短角牛〜!

秩父高原牧場では、黒毛和牛や短角牛を約30頭飼育し、子牛を生産し、県内の肉牛生産農家に販売します。 

そのほか、「彩の国ふれあい牧場」の運営や、乳製品の手作り体験イベントも開いています。

 

 

 

真ん中のカウボーイハットは、秩父高原牧場の宇田川所長さん。

「天空のポピー」は牧場の牧草地をお花畑にしているのです。

きょうは日曜日とあって、所長自ら大忙しのポピー会場の駐車場係をしていることろ、

お願いして案内していただきましたー。

暑い中本当にありがとうございました!

 

 

さらに吉田さんの案内で秩父やまなみチーズ工房

こちらのチーズの原料は、吉田牧場の牛乳なのです!

 

 

ありゃーー。

オーナーの高沢さんはお出かけ中〜。

先ごろ、TV番組で紹介されお客さんが殺到したため、しばらくは生産に専念するため、金土日のみの営業です。

(予約なしの訪問は、品切れ覚悟しておいた方がよさそうです〜)

 

 

でも、吉田さんが予約してくれていたおかげで、

スカモルツァチーズの燻製を買うことができましたー!

原料を提供している生産と加工でつながるお仲間なんですねー。

埼玉秩父ぜんぶ友達グルメ吉田牧場 さんの酪農ツーリズムはまだまだこれからです。

 

 

さらにこちら!

釜の上農園村にオープンした『秩父うさぎだ食堂』のホエーうどん!

100gのチーズを作るのに必要な牛乳は1000g=1kg!

つまり、牛乳を10分の1の固形に凝縮したものがチーズです。

その時出る水分が、ホエー。

チーズ作りにホエーは必ず出るのですが、実はタンパク質などとっても栄養が豊富!

これを豚に食べさせた「ホエー豚」というのを聞いたことがあるでしょうか〜。

このホエーの液体を、なんとうどんスープにしちゃったのが、ホエーうどんです!

なんて合理的!みんなが助かるWINWINメニュー!

 

 

秩父名物わらじカツ丼にホエーうどんのセット!

 

 

ホエーうどん〜!

秩父やまなみチーズ工房のホエーと、弓削多醤油の出汁で味付けしたうどんスープ。

しっかり出汁が効いて、ホエーの酸味がさっぱり!

夏なら冷やしうどんにしても合いそー!

油揚げのように見えるトッピングはカリカリチーズ!ふしぎな和風チーズうどんなのです。

 

 

 

5月24日に、秩父市吉田の釜の上農園村にオープンしたばかり!

兎田ワイナリーのレストラン『秩父うさぎだ食堂』では秩父ワインややまなみチーズ工房のチーズも味わえます。

(チーズ工房とうさぎだ食堂は、フルーツ街道という道路を挟んで歩いて1分!)

 

 

 

ようやく小鹿野町の吉田牧場にたどり着きましたー。

ホルスタインだけでなく、ジャージーもブラウンスイスもいます!

以前は牧場で自家製ジェラートショップもしてたそうですが、あまりに仕事量が多くて大変なためお店は辞めて、今は牧場経営だけに絞ったそうです。

最も一般的なホルスタイン(99%)と比べて、ジャージーは乳脂肪が多いのでジェラートなどの加工には向いていますが、乳量が少なく、半分ほどです。

ブラウンスイスはタンパク質が多いのでチーズ加工には向いていますが、同じく乳量は少なくなります。

なので、ジェラートやチーズなどの直営ショップを営む牧場では、

ジャージーやブラウンスイスを飼っているのを見かけますが、

吉田牧場さんは今は生乳出荷だけなのに、

なぜ乳量面で効率のよくない違う品種の牛を飼い続けているのでしょう?

 

  


それどころか〜〜〜

うさぎも!ヤギも! ロバまでいるのです。

(エサ代や世話をする作業量を考えると合理的とは言えません)

それにはワケがありました。

 

吉田牧場さんは酪農教育ファームの認定牧場として子どもたちの受け入れをしています。

牛乳とは、妊娠して出産した母牛から出る母乳であること。

つまり牛の生命活動のおかげで初めて人は牛乳が飲めること。

そうした家畜の命、生き物の命を学校の課外授業でやってきた子どもたちに伝えるために、

直にふれあえるかわいい生き物を買っているのでした。

(観光牧場ではありません。アポなし訪問はしないようご注意ください〜)

 

 

 

吉田さんご夫妻、せっかくなので写真撮らせてくださいよ〜〜〜

きゃーーー恥ずかしいと逃げ回るお二人〜〜

 

 

なんてすてきなご夫婦でしょう〜!

 

ところでこの日は30度を超える猛暑でしたが、この牧場へ来ると涼しいー!

下に沢が流れ、緑に囲まれた涼しい場所で、さらに天井からいくつもファンが風を送っていました。(牛はヨーロッパ北部の寒い国生まれが多く、暑さに弱い)

 

 

 

吉田牧場の牛は、話題のベンチャーウィスキー!秩父蒸溜所のシングルモルト、

イチローズ・モルトの絞りかすを牛さんに与えているのです。

なんとプレミアムなエコフィード

絞りかすの香りもまさにウィスキーのような甘い香りがしました。

 

 

 

赤谷温泉小鹿荘で乾杯〜!イチローズ・モルト

 

 

もりだくさんな秩父〜小鹿野町の旅!ありがとうございましたー。

 

吉田牧場さんのインタビューをこちらで発見。

http://milknews.info/?p=1020

 

埼玉秩父ぜんぶ友達グルメ〜小鹿野町 #吉田牧場 さんの #酪農ツーリズム

牛乳からはじまるソフトクリーム、ポピーの花畑、ふれあい牧場、チーズ、ホエー、ワイン、ウィスキー、エコフィード、ぜんぶ地元、ぜんぶ友達、ぜんぶ顔パス、ぜんぶ知り合いの友好的トレサビリティー!

このつながりには認証シールもブランドも、食べログも星マークもとりたてて必要はありません。(要らないという意味ではありません〜^^)

同じ地域の仲間同士だから。

そこへ知り合いの知り合いとして遊びに行けば大歓迎してくれるというもの〜。

酪農を起点とした地域の食の循環と連携すごかったー!

 

 

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ベジアナ・酪農アナ@あゆみ