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「タナダヲ企業組合」による棚田トークが東京・本郷3丁目「FARO」でありました。

「棚田の価値を最大化する」というテーマです。

 

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タナダヲ企業組合を立ち上げたのは、某世界的企業S社の宇宙開発部門のビジネスマンや本の編集者など。

挨拶する本村さんは、十日町の棚田へ10年通う中で、個人ボランティアで限界があると、タナダヲ企業組合を立ち上げた。

 

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左から、タナダヲ企業組合の一人、編集者の尾崎さん。棚田米専門おにぎり屋シチロカの廣田さん。

そして、十日町の棚田集落の再生に取り組む多田さん(右)。

 

新潟十日町市、2004年の中越地震では壊滅的な被害を受けた池谷集落。

そこにボランティアとして入ったことがきっかけで、限界集落を復活再生に導いた多田朋孔さんは、現在、NPO地域おこし代表を務める。

 

その顛末を描いた著作『奇跡の集落〜限界集落からの再生』(農文協)には、

疲弊した地域を復活再生させていくまでの一歩一歩の道のり(主に人間の出会いと人間関係ではないかと感じる)が、

細かく描かれています。人と人の出会いによって、人の意識が変っていく様子も。

 

十日町市にある池谷集落。

NPO地域おこしでは、棚田の米の売り上げを中心に収益を上げている。

黒字でやれるのはなぜか?

その理由の一つはすべて自分達で直売している。

なぜほか地域でできないことが、池谷集落ではできたのだろうか。

 

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農水省のHP「つなぐ棚田遺産」より。

十日町市には14の棚田が「つなぐ棚田遺産」に認定されていることから、

市長は「棚田のまち」としてPR、発信していくことを掲げているそう。

 

NPO地域おこしでは多田さん達のいる「池谷・入山の棚田」を含め、ぜんぶで5つの地域の棚田のお米を集めて販売している。

今後、参加する棚田を増やし、タナダヲ企業組合と連携して、販売にも乗り出そうと考えているそう。

11月5日(木) ~ 25日(水)まで
📍会場:JR東京駅 JAPAN RAIL CAFE TOKYO(八重洲中央口改札外)イベントがあるそうです。

『いきたいまち とおかまち ~つなぐ棚田遺産~』 新潟県十日町市の魅力イベントJR東京駅レールカフェで開催 | 十日町市


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日本橋人形町、棚田米専門のおにぎり屋🍙「シチロカ」さん。

 

多田さんのお話は、次回また書くことにして、今回は「シチロカ」がなぜ、棚田米専門店になったか。

おにぎり屋さんから見た棚田という場所・空間の存在意義について考えます。

 

 

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店主の廣田さんが、十日町・池谷集落の棚田オーナーになったことがきっかけで、

「シチロカ」は2025年から棚田米だけを扱うおにぎり屋さんになった。

棚田米専門のおにぎり屋さん。東京都内で唯一なんじゃないのと会場でも話題に。

家族で棚田へ通うようになって、まず、棚田にハマったのは子ども(8歳)。
 

東京の都会で暮らしている廣田さんファミリー。遊ぶ時に子どもはいつも「ママ、走っていいい?ここで飛び跳ねてもいい?」と聞いてくる。

それは当たり前の親子の会話だったのだが、十日町の棚田へ行ったとき、子どもが「ママ、走っていい?」と聞いてきた。
「走っていいよ。いいに決まってるじゃない」と言いかけて、廣田さんはハッとした。
子どものやることを尊重したい、したいことはさせたいと思ってやってきたつもりだったのに、

許可制を強いていたのは自分だったのかと、ここへ来て初めて気づいたという。
こんなに山と川と田んぼに囲まれた広々とした田舎道を前に、許可を得ないと思いっきり走り回らないってどういうことだ。
 

以来、十日町の棚田へ行くと、東京ではできないことを思いっきりするのだという。
最近も、テレビを見ていて「新米価格が暴落し、店でも安売りしている」というニュースを見たその子は、

「それはやめた方がいい」と
ズバッと言い放った。
今年の稲刈りでは雨が降り、いつもより大変だったことを身に染みて感じていたため、
雨降りの日に稲刈りしたお米は、晴れで稲刈りしたお米よりも高く売った方がいい。と、

苦労の分を価格に上乗せすることを提案したという。

おそるべし子どもの理解力!発想力!

 

思いっきり遊び、楽しく体験した棚田でできたお米のことを大切に思う。価格もフェアでないといけないと考える。
そういう子ども達が増えて、彼らが大人になったら、今のような米をとりまく状況にはならないだろうと思った。

 

 

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シチロカのおにぎり。奥は梅おかか、手前はしゃけ。

しっかりにぎってあって、ほとんど300円台だが、鮭は豊洲市場から1匹取り寄せて丸ごと焼いてほぐしている。

(鮭の皮の行方が気になるよねー!!)

ツナもマグロから買って来て手づくりするこだわりよう。

パパの愛がこもっているのだ。

 

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聞き手は編集者で、食や農業、自然にまつわる著作を多数手掛けてきる尾崎靖さん。

 

実は「シチロカ」の廣田さんは、おにぎり屋を営むのは夫の方で、朱さんは社会福祉士でもあり、

企業の人事のコンサルやカウンセリングなども行っている。

いま、企業の人事でも社員のメンタル問題が深刻ですが、相談に来る人の話で共通するのは、

「ちゃんとごはんを食べていない」ことだと言います。

ごはんをちゃんと食べてない、ちゃんと睡眠がとれていない、そういう基本が崩れているのを感じるそう。

 

ところで「シチロカ」の名前の由来は、「シチロ」で一文字、「カ」で一文字の漢字を表している。

「シ」はサンズイだとすると・・・・「活力」

活力を分解すると、シチロカになるという。

つまり、おにぎり食べて、「活力」付けてね。という思いをこめてシチロカと名づけた。

 

毎日買いにやって来る人は、コンビニおにぎりではない何かを求めて買いに来る。

棚田で稲刈りをして、農家との関係の中で手に入れたお米を炊いて、食べる人に活力をつけてもらおうと

具にもこだわっておにぎりをにぎる。

そういう食べものには、目に見えないエネルギー、ちからが、こめられていると思った。

 

廣田さんは、昨日の多田さんとのトークの中で「シチロカ」もいいんだけど、

「棚田の入り口」という店名に変えたくなってきたーと話しました。

おにぎりを食べて、棚田に思いを馳せる、このおにぎり屋さんは、「棚田の入り口」なのです。

 

多田さんからは、東京や街中のおにぎり屋さんの存在は池谷の棚田から見たら「お米の出口」だねという話しもありましたー。

 

入り口と出口で行ったり来たり。これぞ循環。

 

すてきな関係ですよね。

 

タナダヲ企業組合の棚田トークは、今後も続いていくそうです。


 

棚田米のおにぎり屋「シチロカ」さんは、日本橋人形町にあります。

 

 


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農業関係者がほとんどいない中、この東京のど真ん中で企業やビジネスマンの人たちと、棚田のことを語り合える日が来るとは。

嬉しかった。

今回のテーマ、棚田の価値を最大化するについて。

それは、単に棚田のお米を高く売るとかそういうことじゃないんだろうなと思う。

わたし自身、棚田の価値を上げるには、という大命題についてよく考えるわけだけれど、

(棚田学会でも毎年、究極はその話を考え続けている)

個人的には棚田を見て、田んぼの中に入って、旅するのが一番だとずっと思ってきました。

だけど、ごはんをちゃんと食べること、その環境づくりについて、都市の側からいま一度考えていかないといけないのだということにも気づかされた。
また参加して報告しまーす。

 

タナダ推し活!はじめよう

 

べジアナ、棚田アナ・あゆみ

 

 

・「シチロカ」

・NPO地域おこし

・タナダヲ企業組合

 

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