国公立大学の前期日程で合格された方々、おめでとうございました。
一方で、追加合格を待つ人たちにとっては、他力本願ではありますが、辞退者が出ることを待つ祈りのような日々も待っていたりします。
追加合格について書いたこのブログへのアクセス数が、この時期になると毎年大幅に増えます。
それならばと、今年バージョンにアップしておきます。
また、ブログのテーマとして「追加合格」を設けてありますので、まとめ読みはそちらが便利です。
国公立大後期日程試験はまだこれからですし、3月末に回ってくる追加合格の連絡ですから現段階では少し早いですが、今回のブログは、国公立大学前期日程、中期日程、後期日程共に不合格だった方々の中でも、特に(自分はギリギリで不合格だった)と思われるであろう方々に向けて、今のうちにブログを書かせてもらいます。
以下
【2023年の追加合格】
2023年入試
国公立大学前期・中期・後期の日程ごとに合格者の中で入学辞退者が出て、欠員が生じた場合に追加合格者が決定されますが、前期・中期・後期日程の追加合格は同じ日の2023年3月28日から
■追加合格について分かりやすく書かれているサイトです
↓
2023年1月18日更新
【私の追加合格にまつわる過去記事】
下記に古い記事を持ち出してきましたが、毎年、この時期になると、こちらのブログへのアクセスがかなり増えます。
↓
2016.3.12
■コメント欄には、追加合格を経験した人からの生の声も寄せられてますので、参考までに宜しかったらお読みください(^^)
こういった過去のブログのコメント欄でいい質問がありました。
ご質問に対し、私のほうで答えさせてもらいますね。
(Q)
教えて頂きたいのですが、後期の大学に受かって入学手続きをした場合は、前期の追加合格の対象者にはならないのでしょうか?
(A)対象者にはなりません。
【参考:某公立大学の例】
参考事例として某公立大学の募集要項を添付(青字)しておきます。
添付は事例ですが、全ての大学に共通することでもあります。必ずご自分が受験した大学の募集要項で確認してください。
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第11 追加合格
令和5年3月 27 日(月)の入学手続締切の結果、欠員が生じた場合には、合格者の追加を行うことがあります。
他の国公立大学又は本学において入学手続を完了している者は、追加合格の対象と なりません。
令和5年3月 28 日(火)~31 日(金)の9:00 から 19:00 の間で、合格者あて電話により通知しますので、連絡がとれるようにしておいてください。 直接、本人へ入学の意思を確認します。
追加合格による入学意思については、あらかじめ保護者等と十分相談しておいてください。
連絡がとれない場合は、追加合格の対象になりませんので注意してください。
追加合格者の入学手続については、通知の際に指示します。
指示した受付期間内に入学手続を完了しなかった者は、入学を辞退したものとして取扱います。
また、本学の追加合格入学手続を行った者は、本学の入学を辞退して、他の国公立大学の入学手続を行うことはできません。
なお、追加合格者が確定次第、電話連絡を終了します。
追加合格の実施状況については、本学ウ ェブサイトで確認してください(61 ページ参照)。掲示による発表は行いません。
・・・・・・・
本学の追加合格の実施状況について、次のように公表します。 ◆ 公表方法 ウェブサイト https://www.nagoya-cu.ac.jp/ ◆ 期間・内容 令和5年3月28日(火)9:00 ~ 追加合格の実施の有無
以上
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【難しい決断】
他の国公立大学又は本学において入学手続を完了している者は、追加合格の対象と なりません。
↑
この意味わかりますか?
例えば、この某公立大学の一般入試の場合、医学部は前期日程のみしか受験機会が設けられておらず、薬学部は中期日程のみ、総合生命理学部は後期日程のみに受験機会が設けられています。
特に浪人生の場合、これ以上の浪人は回避すると決めている医学科受験生もいます。その中には、前期でどこかの医学部前期日程を受験し不合格、どこかの中期の薬学部や後期の総合生命理学部などを受験して合格していたとします。
医学部が第一志望の受験生が、非医学部の国公立大学の中期や後期で合格し入学手続きを完了していたら、追加合格の対象にはなりません(>_<)
勿論、私立大学のみに入学手続きを完了していた場合は、国公立大の追加合格の対象になります。
このように、国公立大前期の医学部受験で合格か不合格か微妙な手応えの場合、万が一追加合格が回ってくる立ち位置だったとしたら・・そう考えると、前期や中期・後期で合格した国公立大非医学部に入学手続きするか否かは、かなり厳しい決断を迫られます(>_<)
けれど、大概の人は追加合格のことまで考える余裕も勇気もわかない為、中期や後期の非医学部に入学手続きを完了してしまうと思うのです。
特に医学科受験の場合は、経済的理由で私立医科大を受験しないで国公立大一本受験という人も多くいますしね。
本当にね、私立医への受験機会を多く増やせた人たちは恵まれているのです。そのことを自覚して、自分を取り巻く恵まれた環境に感謝の気持ちを持ってほしいと思います。
そういった国公立大一本受験のケースのことを書いた過去ブログがこちら
↓
2018.3.15
【保護者と相談しておかなかったケースの悲劇】
手前味噌で申し訳ないですが、上の募集要項で太字で書いた保護者等と十分に相談しておいてください。という文面について関連するこちらの過去記事もご参考にどうぞ(^^;
↓
2018.3.11
【遅い時期の追加合格に振り回され嬉しいけど困惑もする家族も】
また、某公立大の募集要項にある追加合格の期間は、
令和5年3月 28 日(火)~31 日(金)
までとなってます。
2020年度以前迄は、追加合格の締切が4月にまでずれ込んでました。
なので、ブログでも、予備校で授業を受けている最中に追加合格がまわってきた!という事例も以前は見受けられました。
追加合格連絡の締切期日が前倒しになった経緯が下記の新聞記事に掲載されています
↓
■2018.4.4 日本経済新聞
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国公立大学の記事から少し離れてしまいますが、私立大学では繰り上げ合格者数が国公立大の比ではないだけに更なる混乱も…
その事について書いてある2021年10月14日の日経ビジネスによる「繰り上げ合格がなぜ急増?」の記事
↓
【他の参考になるリンク先】
過去記事になってしまいますが、それでも興味深い追加合格関連記事で見つけたリンク先はこちら↓
■2021.11.14 高校世界史教師ぶんぶんさんのブログ
■2022.6.20 武田塾による補欠合格・追加合格についての仕組みについて書かれている記事
↓
■2020.8.1 進路探求塾 Mirai
※この記事は、過去記事を再編集して今年用にお届けしましたので、当時頂いた「いいね」と「コメント」が残っています