新年が明けましてもう一週間以上も経ってしまいました。
皆様、去年もたまにしか更新しない私のブログを読んで頂きありがとうございました。
本年もよろしくお願い致します。🙇
私事ですが、、
12月半ば過ぎに母が他界しました。ですので、年末は本当にバタバタで、皆様にご挨拶のブログを書くことも叶わず時間が過ぎて今に至ります。
今日は私のプライベートな話になってしまいますが、母との思い出を語りながら今まさにバレエダンサーになる夢を持ちながら頑張っている子供達とそれを支えているご家族の皆さんへエールを送りたいと思います。
私の母は、元々音楽を聴くのが大好きで、家の中では常にジャンルを問わず音楽を流しているような人でした。
ですので、私がバレエを習い始めた事をきっかけにバレエの音楽をかける機会が多くなり、母とは外国のバレエ団、世界バレエフェスティバルなどは沢山観に行きました。
また時には、レッスンやリハーサルを見に来る事もあり、私が必死になってレッスンしている側で(笑)、流れて来る音楽に誰よりも楽しそうに体を揺らしていた姿は今でも忘れられません。
私が渡米し、入団してからは何度私の舞台を観るためにアメリカへ足を運んだことでしょう。
一度は、母が乳ガンを患い、手術した数ヶ月後に"くるみ割り人形"の舞台があった時には、絶対に私の舞台を観に行くと、フラフラになりながら何時間もかけて飛行機に乗って来ました。
あの頃は、成田空港からボストンのローガンエアポートまで直行便がなく、シカゴ経由でしたので、一緒に来た父はかなり大変だったそうです。
今になって思うと、病気をして自分がいつどうなるか分からない状態で、私の舞台をどうしても観ておきたいと思ったのでしょう。
どんな時も私が進みたい道を応援してくれた事に本当に感謝でいっぱいです。
母は最期の方はほとんど寝たきりになっていましたが、"くるみ割り人形"の花のワルツをかけると、”私、この曲大好き”と嬉しそうにしていました。
ボストンの友人宅にて。
私は今まで多くの、バレエを頑張っている子供達とお母様方と接して来ました。どのお母様方も子供の夢をサポートしてあげたいと、本当に熱心でいらっしゃいます。だからこそ、私にご連絡を下さったのだと思います。
あるお母様は、"自分は娘の一番のファンなんです。" と仰っていました。とても素敵ですよね。
★バレエを頑張っている子供達へ☆☆
今はもしかしたら、お父さんやお母さん、家族の皆さんがいつも何気なくやってくれている事や側にいてくれている事が当たり前に思うかもしれません。
でも、それは当たり前ではなく、そういう支えがある事はとても幸せな事なのです。感謝の気持ちを忘れないように、そしてそれはみんなが大人になった時に心から感じると思います。
今日も読んで頂きありがとうございました。
今回は身内の話が多くなってしまいましたが、私は母が亡くなってから、どれだけ自分の事を応援してくれいて、私が踊る舞台が好きでいてくれたのか、今になって痛いほど感じています。
元気だった頃にもっと感謝の気持ちを伝えれば良かった、と少し後悔しているのです。
だから、バレエを頑張っている子供達にはそれを伝えておきたかったのと、それを支えていらっしゃるご家族の皆様にはいつも本当に子供達の支えになって、送り迎えやレッスン、リハーサルの付き添いにお疲れ様です、とお伝えしたいのです。