皆さん、こんにちは。
今日も秋晴れ?、、少し朝は肌寒くなり、素敵な冬晴れとなりました。
さて、私が講師を務めている、阿佐ヶ谷にあるバレエアートでは、ここの生徒であれば誰でも借りられるバレエに関するDVDコーナーがあります。
私もここ最近、オペラ座のバレエ学校とワガノワのバレエ学校のDVDを勉強のために借りて観ました。
そして、改めてクラスの進め方について考えてみました。
私が現在教えている子供達は10歳~16、17歳くらいの子供達です。
ワガノワアカデミーでは、オーディションに受かった子供は9歳から入学できますが、最初の4年くらいまでは本当にゆっくりなテンポで一つ一つのポジションを確認するようなクラスが続きます。
自分のクラスも、もっと、もっと、ゆっくりやってもいいのかもしれない、と思いました。そして、昨日はとてもゆっくり、そして同じ事を繰り返してやるようにすると、生徒達の理解度もいつもより良かったのです。
他のバレエ教室のクラスを見ている分けではないのでよく分かりませんが、日本のバレエ教室では、まだ基礎がきちんと出来ていない時点で難しいことや、速い動きをやり過ぎているのではないか、と自分のクラスも含め改めて見直す良い機会となりました。
日本のバレエコンクールでも、ピルエットは3回まわるのが当たり前、的なところがあるようですが、正しく真っすぐに立って、それを続けていけば回数は自然と回れるようになります。回る回数にばかり囚われていると、いざ踊りになると3回転回らなければ!!という気持ちが出て踊りがガチガチになってしまい、役柄も何もなくなってしまいます。
ローザンヌコンクールなど見ても、賞を取る子達は決してそんなにグルグル回っていません。ただ、基本がキチンと備わっていて綺麗なのです。
改めてバレエ芸術のあるべき現状を考えるきっかけとなり、また教えるための一つのヒントを見つけられて良かったと思いました。