主として、レイバーネットより転載します
http://www.labornetjp.org/
●反貧困ネットワークの取り組み
反貧困ネットワークでは、新型コロナウイルス感染拡大に伴い仕事や住まいを失ったり、大学に通えることができなくなったりする状況を踏まえ、拡大する貧困問題を解決するために活動する団体に呼びかけ、「新型コロナ災害緊急アクション」を3月24日に急遽結成しました。
●解雇され住まいも喪失
4月13日、今晩も住まいを喪失した方が待つ**駅に向かった。コロナウイルス感染影響で働いていた店舗から解雇され、二週間も路上で暮らしていた30代前半の男性だった。所持金は900円、アンブレラ基金からの緊急宿泊費を渡した。地方から上京した彼はずっとネットカフェで暮らしながら働いていたという。先週からはじめた緊急宿泊支援の活動、全員が30代から40代だ。生活が厳しくても単身世帯には公営住宅に入居させない。家賃補助もない「居住貧困」政策の結果が今日の大量の路上生活者を発生させたのだ。
●所持金13円、ネットカフェ難民
東京都が4月10日に発表した休業要請の対象にはネットカフェも含まれていた。都内には自宅の代わりに寝泊まりする「ネットカフェ難民」が約4千人いるといわれている。11日に都庁前で、「自立生活サポートセンターもやい」の路上相談会が行われた。この日、113名が食料支援を受け、23名が緊急生活相談をうけた。その中に38歳の男性がいた(写真左)。かれは赤羽のネットカフェに半年近く住んでいたが、突然休業になり放り出された。日雇い派遣の仕事がなくなり、所持金は13円だった。
●給食なし 母は夕食を抜いた(朝日)
長引く休校で給食が食べられず、家計の苦しい親子の暮らしが追い詰められている
●冷蔵庫は空っぽ、発見された年老いた親子は餓死(かつてのニュース)
こんなものはニュースにはしない、特別な場合だ
人の最大の欲求、食が満たされず、不安と絶望の中で餓死していく人が特殊ではない時代
●コロナで死んでいく路上生活者
残飯をあさる、吸い殻を吸う、そんな生活からコロナ感染はあり得る
昔の話であるが
汚い服装が通常の友人が、何気なくゴミ箱をのぞいたら
眼光鋭く睨みつけられたという
”残飯のあるゴミ箱は、その人が生きるためのテリトリーなのだ”、と友人は説明した
非正規の拡大が産んだ
生存権の蹂躙である
彼らは
惨事になった場合の
金持ちの安全弁として存在させられている
この状況は政策であることを忘れない様にしよう
哀しいかな
この状況に安堵する性向も人は併せ持つ
”私はまだましなんだ”
そして体制は安泰
この感覚の誘導も体制のシナリオの自動装置だろう