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モーツァルトのとあるピアノ曲の原曲だけが「てんかん症状」を和らげると判明
2025.08.08 22:00:49 Friday
アメリカのダートマス大学(Dartmouth College)で行われた研究によって、モーツァルトの名曲「2台のピアノのためのソナタ K.448」を30秒以上聴くことで、薬が効きにくい難治性てんかん患者の脳内で発作のもとになる異常な電気活動が劇的に減少することが明らかになりました。
特に、脳の前頭前野という感情や自制に深く関わる領域で強い効果が現れたことから、モーツァルトK.448の“音楽構造”が脳の感情ネットワークを通じて直接作用している可能性が示唆されています。
なぜ、他の音楽や人工的な加工曲ではなく、K.448の「本物」だけがこのような効果を持つのでしょうか?
研究内容の詳細は『Scientific Reports』にて発表されました。
Musical components important for the Mozart K448 effect in epilepsyhttps://doi.org/10.1038/s41598-021-95922-7
てことで、件の曲を調べました。
2台のピアノのためのソナタ ニ長調 K.448