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レプリコンワクチン(自己増殖型mRNAワクチン)が危険な理由
 

 

 

・【前編】 レプリコンワクチン(自己増殖型mRNAワクチン)が危険な理由

荒川央 (あらかわ ひろし)

2024年7月29日

https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n1ef2db2c9273

※今までも何度か記事として触れてきましたが、これから3回に渡って自己増殖型mRNAワクチンであるレプリコンワクチンが危険な理由について改めて詳しく解説していきたいと思います。

レプリコンワクチンの治験はすでに日本のいくつもの都市でも行われており、このまま進めば2024年の秋から一般への接種が始まる恐れがあります。


コロナワクチンが危険な理由

さて、私がこの「コロナワクチンが危険な理由」のブログを始めたのは約3年前の事です。最初の記事を書いたのは2021年の6月8日でした。

この最初の記事の内容を改めて要約すると、「コロナワクチンがなぜ危険なのか?」です。その理由として、 1) 遺伝子ワクチンである。 2) 自己免疫の仕組みを利用している。 3) 開発国でも治験が済んでおらず自己責任である。 4) コロナウイルスは免疫を利用して感染できるのでワクチンが効くとは限らない。 5) スパイクタンパクの毒性が分からない (→ その後スパイクタンパク自体が猛毒であった事が判明しました) 。 6) 不妊、流産を起こす可能性がある。 7) 接種者は被害者となるだけでなく加害者となる可能性もある (いわゆるシェディングと呼ばれる現象) 。そしてこれらは3年前の時点でじゅうぶん予測できた事でした。

日本でのコロナワクチンの大量接種が開始する前に、欧州を含む諸外国では既に接種が先行していましたので、私はコロナワクチンの危険性についてもある程度情報を入手していました。そのため、そういった情報を日本のマスメディアが報道してくれるのならば、私は単に補足をさせていただくつもりだったのです。また、2021年夏には東京オリンピックが開催されましたが、当時の私はオリンピックの頃をめどにブログの執筆を終わりにしようとも考えていました。しかし実際には日本では国民の大半がコロナワクチンの接種を受け、それどころかその後も接種は拡大し続け、3年を経た2024年の時点においてもさらなる頻回接種を重ねている状況です。

思い返すとコロナ騒動の初期には、「2回ワクチン接種したのでもうコロナに罹らない。」「2回打ったから、これでもうワクチンは打たなくてもよい。」などと言われており、そのため2回接種者達が「fully vaccinated=完全接種済み」のようにSNS等で嬉々としてアピールしていたのを覚えている方も多いのではないでしょうか。また、「高熱や強い副反応が出ているのはワクチンが効いている証拠だ。」「副反応が強いのは若い証拠で喜ばしい事だ。」「ワクチン接種後の辛い副反応を耐えきったのでもう大丈夫。」「ワクチンを打って集団免疫を作る事が社会への貢献になる。」などといった事も言われていました。


「国民の7割が打てば集団免疫が作られるので、周囲の人達のためにもワクチンを打つべきである。」そう言ってワクチン接種を推し進めてきた人達は今でも同じ事が言えるのでしょうか?「思いやりワクチン」とは一体何だったのでしょうか。


より危険なレプリコンワクチン

コロナ騒動の初期にはコロナワクチンの接種圧力が非常に強かった欧州やアメリカなどの諸外国ですら、結局はどの国も3回までの接種でほぼ打ち止めになりました。にも関わらず世界でも日本だけが7回の接種にまで突き進み、いまだに接種が続けられています。事実上、世界一ワクチンを打ち、世界一マスクをし、世界一の感染爆発を現在進行形で起こし続けているのが日本という国なのです。そして事態はそれだけでは済みません。これからさらにコロナに対するレプリコンワクチンの集団接種という危険な人体実験を日本国民を使って始めようとしています。まさに日本は異常な状況下にあり、極東のガラパゴス状態です。

今までも何度かお話ししたのですが、このコロナ騒動を通して私が何度も思い出すアインシュタインの言葉があります。

Few are those who see with their own eyes and feel with their own hearts.
- Albert Einstein -
「自分の目で見て、自分の心で感じる人は、とても少ない。」

テレビや新聞のフィルターを通さず、どうか自分自身の目で現実を見て感じて欲しいのです。コロナワクチンによって周りでどれだけの人が障害を受けているのか。もともと健康であったのに杖をつくようになった人、視力や聴力に支障をきたした人、急激に認知症が進んだ人、自己免疫疾患や悪性腫瘍を患うようになった人、突然亡くなった人。

そして今後控えているレプリコンワクチンは、これまでのmRNAワクチンとは全く別物です。その最大の違いは接種者の体内で遺伝子が「増殖」するワクチンだという事です。

遺伝子が増殖するという事は、その間に遺伝子が変わっていくという事でもあります。増殖し、その間に遺伝子が変異するのです。そして変異と選択による進化の行先は現時点では予測がつきません。そういった意味では、レプリコンワクチンは「感染性遺伝子製剤」とも呼べるものなのです。


セントラルドグマとその例外



図1は私が描いたものです。セントラルドグマとは分子生物学の古典的な概念であり、フランシス・クリックが1958年に提唱したものです。DNAを複製してDNAが作られ、DNAの情報を転写してRNAが作られ、RNAを翻訳してタンパクが作られる。つまり、遺伝情報は「DNA → mRNA → タンパク質」の順に伝達されるというルールです。

細胞を持つ生物はバクテリアから昆虫、動物、ヒト、植物に至るまでDNAを遺伝情報として使っており、ゲノムはDNAです。こうした生物ではRNAは基本的に一時的に働く遺伝物質です。

セントラルドグマが提唱されたのは約70年前ですが、例外がその後見つかってきました。それはウイルスです。ウイルスの中にはRNAをゲノムに持つものがいるのです。セントラルドグマではRNAはDNAからしか作れませんが、RNAウイルスは独自の工夫でセントラルドグマを乗り越えています。

RNAウイルスの1つのタイプはレトロウイルスです。レトロウイルスとは「reverse transcriptase-containing oncogenic virus」の略であり、逆転写酵素を持つがんウイルスという意味です。レトロウイルスは自身のRNAゲノムをDNAに逆転写して宿主のゲノムに挿入し、そこからRNAを転写して自身のゲノムを量産します。

もう一つのタイプはRNAからRNAを複製するRNAウイルスです。こうしたウイルスはRNAからRNAを複製する酵素を持っています。これがRNA依存性RNAレプリカーゼ (ポリメラーゼ) です。これは人や動物は持っていない酵素であり、この酵素によりRNAウイルスはRNAの鋳型からRNAのコピーを作る事ができます。

実はRNAウイルス自体はありふれたものです。例えば私達の身の回りだとインフルエンザウイルスもRNAウイルスでRNAからRNAを複製していますし、コロナウイルスもそうしたRNAウイルスのひとつです。


シュードウリジン化RNAやレプリコンワクチンはヒトの本来のmRNAとは似て非なるもの

一言で「細胞」と言っても、心臓、脳、肝臓、皮膚、網膜、乳腺など、それぞれの細胞の形質が違うのは細胞種ごとにタンパクが異なるためです。そして、細胞ごとに作られるタンパクが異なるのは細胞ごとに転写されるRNAが異なるからです。

本来mRNAは非常に不安定な物質ですが、細胞内では作られた端からすぐに壊れてしまいます。これは必要な時に必要なだけのタンパクを作るために、細胞にはRNAを効率的に分解する仕組みが備わっているからです。

ファイザー、モデルナのコロナワクチンはシュードウリジン化mRNAによるmRNAワクチンです。上記のように細胞内のmRNAは本来壊れやすいものですが、「壊れやすいのなら壊れないようにすれば良い」というのがシュードウリジン化mRNA製剤のコンセプトです。それに対し、「どうせ壊れやすいのなら増やせば良いだろう」というのがレプリコンワクチンのコンセプトです。そして「壊れない」シュードウリジン化RNAや「自己増殖する」レプリコンワクチンはヒト細胞の本来のRNAとは似て非なるものです。


シュードウリジン化mRNAワクチンとレプリコンワクチン



これまでのmRNAワクチンの仕組みでも細胞内に導入されたRNAから抗原タンパクが作られ、その抗原に誘発された免疫系が特異的な抗体やT細胞を産生します。レプリコンワクチンと従来のmRNAワクチンの違いは、レプリコンワクチンではmRNAがタンパクを作る鋳型として機能するだけではなく、mRNA自体が増殖するという事です (図2)。RNA増殖を媒介するのはレプリコンワクチンに搭載されたレプリカーゼの遺伝子です。そして、レプリコンワクチンは増殖する仕組みを持っていますが、その増殖を止めるための仕組み、つまりブレーキを搭載していません。

実際にレプリコンワクチンの増殖が止まるのは「人体に本来備わっている免疫の仕組み」によるものです。これは例えるならば、ブレーキの無い暴走車に対して防御壁やバリケードを張って食い止めているようなものであり、それは決して車、すなわちワクチンそのものに備わっている「ブレーキ」によるものではありません。また、そもそも免疫は個人差が非常に大きい上に、例えばそのバリケードであるはずの免疫が正常に働かない状態にある免疫不全などの方においては、その体内で増殖を止める仕組みも作動しない恐れがあるのです。私はそのような事態が起きる事を強く危惧しています。



・【中編】 レプリコンワクチン(自己増殖型mRNAワクチン)が危険な理由

荒川央 (あらかわ ひろし)

2024年8月5日

https://note.com/hiroshi_arakawa/n/na53814723a30

※前編に引き続きレプリコンワクチンが危険な理由についてお話ししていこうと思います。



図1は私が描いたものです。自己増殖型mRNAワクチンであるレプリコンワクチンは、抗原遺伝子に加えてRNA複製酵素を持っています。明治製菓ファルマ社のレプリコンワクチン「コスタイベ筋注用」に使われているのはアルファウイルス属のベネズエラウマ脳炎ウイルスのゲノムです。元のウイルスゲノムにはRNA依存性RNAレプリカーゼとウイルスの殻の遺伝子が含まれますが、その殻の部分を抗原遺伝子に置き換えて作られたのがこのレプリコンワクチンです。

レプリコンワクチンはRNA複製遺伝子を積んでいるため細胞内で自己増殖します。これは「ワクチン」と名前がついていますが、いわば「簡易型人工ウイルス」とも呼べるようなものです。そしてRNA複製の機序として、複製の際のエラーのために配列が変化する事があるのです。


RNAウイルスの複製と変異

ヒトを含め動植物のゲノムの遺伝情報はDNAでできています。ヒトゲノムの情報はグアニン、アデニン、チミン、シトシンの4種類の物質で構成されており、DNAの配列はこれらの頭文字を取り、G、A、T、Cの文字で表記されるデジタルな情報です。そしてこれらのヌクレオチドはいわば極微小な部品であり、たった一分子の活性酸素がぶつかっても変化してしまうような繊細な素材なのです。これは「デジタル的な情報をアナログで作っている」事がDNA複製の根本的な問題とも言えます。

実際、DNA情報を高速で書き写している際にはミスがしばしば発生します。例えばTaqポリメラーゼを用いた標準的なPCRのプロトコルで60サイクルほどDNAを増幅すると、ある程度の数の変異が溜まるのが確認できます。このように変異というものは本来それほど特別な現象ではありません。これは例えるならば、オリジナルの画像をアナログのコピー機でコピーし続けると画像にノイズが溜まっていくようなもので、遺伝子が複製されるたびに蓄積されるその「ノイズ」が突然変異の原因ともなります。

遺伝子の複製とはまさにオリジナルの遺伝情報を高速で書き写す作業です。そして、書き写しに間違いがあった場合には消しゴムで消して書き直すような修復の仕組みがDNAには備わっています。このような生物の持つ精巧なDNA修復機構はゲノムを安定に維持するために進化してきたものです。

一方、DNAと違いRNAには基本的に修復機構がありません。それはRNAは細胞にとっては使い捨ての遺伝情報に過ぎないからです。ところが例外として一部のRNAウイルスにはRNAの校正機能を持つものがいます (ここでの校正機能とは、間違えた塩基を取り込んだ場合、その塩基を除去してから複製を再開する機能を意味します)。そしてアルファウイルスのレプリカーゼにはその校正機能がありません。RNA複製の問題は複製を繰り返すうちに変化していく事であり、アルファウイルスは変異率が高いのです。

レプリコンワクチンの本質的な問題は「増える」という性質に加え、増えながら「変わっていく」という性質を持つ事です。これはまさにウイルスそのものです。

また、ラゲブリオ (モルヌピラビル) は日本ではコロナに対して風邪薬のような気軽さで処方されていますが、その作用機序には潜在的なリスクを含みます。2023年2月には欧州医薬品庁 (EMA) はラゲブリオに対して「治療現場における有用性が証明されていない」として販売承認の取り消しを勧告し、その後販売会社は承認を取り下げました。欧州ではその効果の低さからも販売自体されなくなり、使用されていません。事実上、他国で使われなくなった余剰ラゲブリオの処理場として日本が使われており、日本人が製薬会社の良い「カモ」になっている状況なのです。

ラゲブリオの作用機序とは変異率を上げる事によりウイルスを不活化する事です。つまりラゲブリオは「ウイルス変異剤」です。不活化し損なったウイルスは変異を蓄積しますが、ラゲブリオはまさに人体におけるウイルスの「人工進化」を促進させます。レプリコンワクチン接種者がラゲブリオを服用すると、レプリコンワクチンの変異率はさらに上昇するでしょう。


RNAウイルスの遺伝子組換え

さて、パソコンや車などに対して俗語として使われる「ニコイチ」の語源は「2個から1個を作る」事で 、同型機種のジャンク品が複数あってそれぞれ違う場所が壊れている際に、それらの部品を組み合わせて機械を再生する事です。

アルファウイルスはその変異率の高さのために、しばしば変異体が生まれますが、その際に変異した失敗ウイルスを自分でつなぎ合わせて「正しい」ウイルスを作り直そうとします。例えばウイルスの複製の際に、片側に1つ変異を持つウイルスゲノムと反対側に1つ変異を持つウイルスゲノムを組み合わせて正しいゲノムを再生するような現象も起こります。これはウイルスゲノムの組換えであり、まさに「ウイルスのニコイチ」です。

そしてその副産物として、失敗ウイルスの部品同士の組換え産物が生まれる事もあります。本来アルファウイルスは変異率自体が高いのですが、その変異率の高さを補うために組換え率も高いのです。こうした変化しやすい性質は機能獲得実験による人工進化に向いているのですが、逆に言うと遺伝子製剤の素材としては「最悪」であるとも言えるでしょう。 


レプリコンワクチンの機能獲得実験

進化における自然選択の本質は「増えやすいものは増えやすい」という単純な同語反復です。自然選択では変化していく中で増えやすいものが競争に勝ち残り、増えやすさがより強化されていきます。そのため、接種者の体内でレプリコンワクチンの増殖しやすさ、免疫から逃れやすさ、感染しやすさが増していく事が容易に想定されます。このように、レプリコンワクチンが人体内で進化するとバイオハザードによるアウトブレイクが起こりかねません。そして、一旦野に放たれて野生化してしまったウイルスはもはや人間には制御不可能なのです。

そもそもレプリコンワクチンはいわば「殻のないウイルス」です。そして、アルファウイルスのRNAゲノムは組換え率が高いため、RNA同士の間で組換えも起こります。そのためレプリコンワクチン接種者がRNAウイルスに感染するとレプリコンワクチンとウイルスの間で組換えが起こり、「殻」をもう一度手に入れるかもしれません。もしそうなると「完全体」の新ウイルスが誕生する恐れすらあります。

また、レプリコンワクチンはヒト細胞の遺伝子を取り込む可能性もあります。もともと癌遺伝子はレトロウイルスから発見されたのですが、レトロウイルスもRNAゲノムを持つウイルスです。癌遺伝子は細胞増殖に関わる遺伝子ですが、レトロウイルスは増えやすさを進化させる過程で、動物細胞から癌遺伝子を盗んで自分の増殖に利己的に利用し始めました。癌が遺伝子の病気だという事は、歴史的にレトロウイルスという癌ウイルスの研究から分かってきたものです。


自己拡散型ワクチン



自己拡散型ワクチン自体は新しいコンセプトではありません。すでに1980年代後半には、オーストラリアの研究者達により野生動物 (キツネ、ネズミ、ウサギ) を駆除する目的へのアプローチとして自己拡散型ワクチンが応用され始めました。この「ワクチン」とは人工的に改変された自己拡散型ウイルスです。さらにその10年後には、スペインの研究者達により、今度は在来種の野ウサギを保護するという真逆の目的で、自己拡散型人工ウイルスをワクチンとして用いるフィールドテストが行われました。これは、一匹一匹を捕まえてワクチンを打つ事などが難しい野生動物に対して、ワクチンを接種していない個体にも抗体を伝播させて接種した状態にする事を目的として行われた実験です。

この研究では、野生のウサギにワクチン (自己拡散型人工ウイルス) を接種し、目印としてマイクロチップを埋め込んで捕獲地点の近くに放ちました。その後回収されたウサギの中にはマイクロチップが無い、つまり未接種にも関わらずワクチンに対する抗体を持った個体が見つかりました。これはすなわち、その未接種のウサギが「ワクチンに感染した」事を意味します。このような自己拡散型ワクチンの野生動物に対する実験は、生態系に対する影響などへの懸念から今までは無人島のような隔離された土地で行われてきました。この場合の自己拡散型ワクチンは「ワクチン」という名目にはなっていますが 実際には「人工ウイルス」です。そして従来のワクチンでは接種した個体の体内で免疫が作られるのみですが、 自己拡散型ワクチン (ウイルス型ワクチン) の場合は未接種の個体にも伝播して広がっていくのです (図2)。「ウサギにワクチンを接種して野に放つと、周りの未接種個体にもワクチンに対する抗体ができました。」こうした現象がレプリコンワクチン接種によって人間でも起こる恐れがあるのです。


ウイルス進化と軍拡競争

進化の過程では環境により適した個体が生き残ります。そして生き物にとって最も関わりのある環境とは自分の周りの生物、とりわけ寄生体や感染源です。寄生生物と宿主の免疫系は軍拡競争の関係にあります。免疫系の遺伝子組換えも元々はウイルスやトランスポゾンの組換えの仕組みを盗んだものだという説もあります。

赤の女王仮説。「同じところにとどまるためには走り続けないといけない。」


レプリコンワクチンは自然の仕組みを生命工学で模倣したものです。実際、
現代科学をもっても人間が理解し利用できるのは自然現象のほんの一部なのです。人体はまだまだ未知な事だらけの宇宙のようなものであり、人間も自然の一部に過ぎません。たとえ人間が作ったものであってもその中に返せば、自然の仕組みに取り込まれます。また、人体は個人差も非常に大きいのです。増殖し変化するという性質を持つ「レプリコンワクチン」を放ち、野生化すると実際何が起きるか分かりません。そうなった時にはもはや人間にはコントロールしようがないのです。

前回の記事でも書きましたが、レプリコンワクチンは増殖のためのエンジンは搭載していますが、「ブレーキ」を搭載していません。増殖を抑制し、ストップさせるのはワクチンそのものではなく人体の持つ免疫系の働きです。しかし、免疫系とは本来非常に個人差が大きいものですので、実際に増殖抑制がどの程度かかるか、またかからないかも個人差が大きいでしょう。それどころか、例えばその増殖を止めるバリケードであるはずの免疫が正常に働かない状態にある免疫低下や免疫不全などの方においては、その体内で増殖を止める仕組みも作動しない恐れがあるのです。

また、基本的には接種者の免疫系はレプリコンワクチンの増殖を止めるようなバリケードを張ろうとするでしょうが、ではもしそれを突破するような「レプリコンワクチン変異株」が誕生するとどうなるでしょうか?そうなった時、免疫との競争に勝って生き残ったその人工レプリコンウイルスを人体からも社会からも駆逐する方法は現時点では存在しません。私はそういった事態が起きる事を強く危惧しています。

私は決してこうした事態がレプリコンワクチン接種者の全員で起こるなどという話をしているわけではありません。しかしながら、運悪く条件が揃い、誰かの体内で感染能、増殖能、あるいは毒性の高いレプリコンワクチン変異株が誕生してしまった場合、では人類は一体どうするのか? というリスク管理の話をしているのです。



・【後編】 レプリコンワクチン(自己増殖型mRNAワクチン)が危険な理由

荒川央 (あらかわ ひろし)

2024年8月12日

https://note.com/hiroshi_arakawa/n/n25363e4727c7

※後編はレプリコンワクチンが危険な理由についてのまとめになります。


エクソソームと細胞間輸送



図1は私が描いたものです。もし本当にレプリコンワクチンが同一細胞内だけに留まるのであれば問題は限定的でしょう。しかし実際には細胞間輸送の機序を考慮する必要があるのです。

細胞外小胞 (extracellular vesicle, EV) とは細胞間のコミュニケーションを媒介する小胞です。そして細胞外小胞の代表的なものがエクソソーム (直径約40~100 nm) です。また、エクソソームよりもサイズがさらに大きな細胞外小胞はマイクロベシクル (直径50~1000 nm) と呼ばれます。

細胞同士は細胞間輸送小胞であるエクソソームを介してお互いの間で物質や情報のやり取りをしています。エクソソームの内容物としてはDNA、RNA、タンパクなどがありますが、実際エクソソームがどの細胞に取り込まれるかは予測不可能です。

人体では有害だとみなしたものは積極的に分解し、分解できなければ排出しようとする仕組みが働きます。例えば風邪をひくと咳や鼻水が出るのも有害なウイルスを体外に排出しようという働きのためです。そしてエクソソームは血中を循環し、汗や呼気からも排出されます。


レプリコンワクチンとシェディング現象

コロナワクチン接種者から他者に副作用を伝播する現象は便宜的にシェディングと呼ばれており、実際に多くの人が被害を訴えています。本来の「ワクチンシェディング」とは、生ウイルス (ウイルスそのもの) を使ったワクチンを打った人間がウイルスに感染してしまう事によってウイルスを周囲に撒き散らすという現象です。そういった意味では、そもそも生ウイルスを用いていない遺伝子ワクチンによってワクチンシェディングが起こるという事自体が奇妙な話ですが、これはコロナワクチン接種者が何らかの有害物質を分泌し、それが周囲に影響を及ぼしているためではないかと考えられます。また、コロナワクチン接種者特有の体臭を指摘する声もあり、その匂いとして代表的なものはケミカル臭と腐敗臭です。

では、そのシェディング現象の原因物質とは一体何なのでしょうか? コロナワクチン接種者からVOC (揮発性有機化合物) を検出している報告もあり、シェディング現象の原因物質の候補の1つはアルデヒドです。さらにはワクチンを接種した家族によるシェディング被害を受けた未接種の方から、ヌクレオキャプシドに対する抗体はできていないにも関わらず、スパイクタンパクに対する抗体が検出されたという報告もありました。実際スパイクタンパクのような高分子膜タンパクでもエクソソームに取り込まれれば呼気や汗として分泌する事も可能であり、ワクチン接種者はスパイクタンパクを分泌している可能性すらあるという事です。


シェディング経路としての汗

汗の材料は血液であり、血管を流れるものは汗からも漏れる事があります。例えばニンニクを食べた人から次の日も独特の匂いがするのは、血液に溶け込んだ臭い成分のアリシンが汗として排出されるためですが、アリシンが何のために排出されるのか、なぜ人ごとに匂いの強さが違うのかなど実際の所は詳しく分かっていません。

佐野栄紀先生の研究結果は、コロナワクチンのいわゆるシェディングの作用機序を考える上での重要な示唆を与えてくれています。有害物質を排出する経路として、汗を利用し積極的にスパイクタンパクを体外に放出している人が存在する可能性です。分解できなかった有害物質を体外に排出しようとする働き自体は体の持つ自然な作用と言えますが、例えば一見非常に元気に見えるワクチン多重接種者は体質的に解毒機能が高い方であり、むしろその周りでシェディング被害を受けて体調不良者が続出するといったメカニズムのヒントとなるかもしれません。

このように、体内を循環する物質というのは体外に漏れ出てもおかしくありません。そのため、レプリコンワクチン接種者の汗からエクソソームなどを介してレプリコンワクチンが体外に排出された場合、非接種者を含めて周囲の人達がレプリコンワクチンに暴露する可能性があるのです。

人体に備わっている免疫系は、基本的には異物であるレプリコンワクチンを壊そうと働きます。しかし、免疫低下や免疫不全などの状態により免疫系が正常に働かないような方の場合、その体内では増殖を止める仕組みも作動しない恐れがあるのです。さらに言うと、例えば体質的にスーパースプレッダーのような人が現れた場合、そこから周囲にさらに感染を広げる懸念があります。

従来のmRNAワクチンが個体間で伝播したとしても、受け取った人の体内では量自体は減っていく一方でしょう。けれどもレプリコンワクチンのように増殖する仕組みを持つ遺伝子製剤の場合は、受け取った人の体内でもそのmRNAが増える可能性があるのです。


蚊による個体間伝播

消化管の中は生理学的には「体外」ですが、身体中に張り巡らされた血液の流れる血管の中はまさに「体内」です。そのため、ウイルス感染症を患っている人の体内を循環するものを他者の体内へ直接注入すれば、そのウイルスに感染させるリスクは著しく上昇します (例えば注射針の使い回し等)。そして、吸血する昆虫である「蚊」も様々なウイルスを媒介します。蚊が媒介する病気による死者は世界中では実に年間75万人にも及びます。レプリコンワクチンの個体間伝播を考察する際には、汗や呼気などでの間接的な伝播に加え、蚊などの血液による直接的な媒介をさらに危険な要因要素として念頭に置くべきでしょう。


レプリコンワクチンは胎児に感染するか

胎盤は妊娠中に形成される一時的な器官であり、発育中の胎児のライフラインとも言えます。胎盤は胎児に必要な栄養素と酸素を供給し、老廃物を除去し、ホルモンを産生し、胎児を保護する働きをします。また、胎盤の血液胎盤関門はバリアとしても働き、母体血液中の病原体や有害物質などから胎児を保護します。しかしながらそのフィルター機能も決して完全ではありません。そのため、妊娠中はリスクを避けるために、煙草、アルコール、過剰なカフェイン等の摂取を控える事を求められてきました。

コロナワクチンのmRNAは血液胎盤関門を通過し、胎児の体内に取り込まれる事が確認されています。このようにLNPに包まれたmRNAが子宮内環境に届くのならば、レプリコンワクチンでも同様な事態が予測されます。さらにレプリコンワクチンmRNAの中には複製遺伝子も含まれるため、レプリコンワクチンmRNAが胎児の体内でも自己増殖する懸念があります。


動物実験で安全性を確認する難しさ

コロナワクチン大量接種開始以来の日本の超過死亡の合計は2024年の前半の時点で既に60万人にも及びます。この膨大な超過死亡数はコロナワクチンの薬害が原因であると私は考えています。こうした数値から考えても、短期間での限定的な数のマウスを使った動物実験では遺伝子製剤の人体への安全性を確認するのは実際困難です。

いわゆる「シェディング」現象を検証するためには、高い感度のシェディングの原因物質の検出に特異的な実験系や、体調被害を定量化する実験系を立ち上げる必要があります。けれども現状ではシェディングの定量的な測定法すら存在せず、さらにマウスで「レプリコンワクチンの伝播が起こらない事」などを検証する事ははるかに難しいのです。

そもそもマウスとヒトは体のサイズ、寿命なども大きく異なり、マウスでの安全性をそのままヒトに当てはめて簡単に安全性を結論付ける事はできません。また、例えばシェディングについてマウスとヒトの違いで考慮しなければいけない重要な要素の一つには「汗」があります。

ヒトが進化の過程で体毛を失った理由の一つは体温調節のために「汗をかく能力」を獲得するためであったと考えられています。実際、体温を下げるために汗の仕組みを採用している動物は非常に珍しく、哺乳類でもヒトとウマくらいですが、この仕組みにより長時間の激しい活動の際でも汗で体温を下げる事によって「オーバーヒート」を避ける事ができるのです。これはヒトの持つ特殊能力の1つであり、そのため本来ヒトは哺乳類の中でも屈指の長期離ランナーでもあります。汗をかくためのエクリン腺は「ヒト」の持つ特徴です。汗をかくためには体毛が邪魔になるため、本来マウスを含むほとんどの哺乳類は全身からは汗をかきません。汗によるシェディングの経路は大きな問題ですが、つまりマウスではこれを検証できないのです。

人は皆それぞれ遺伝的に異なり、ウイルスへの感染しやすさやウイルスのような外敵に対応する免疫系の働きも個人によって差があります。一方、動物実験に使われるマウスは基本的に純系であり、遺伝的には均質です。そのため人間の個人差もマウスで検証する事はできません。

また、シェディング現象を動物実験で解明する難しさの理由はそれだけではありません。そもそも研究者がそうした研究自体を敬遠するという事情があるからです。研究には費用がかかりますが、その中でも動物実験はコストの高い実験です。そして昨今ではmRNAワクチンの研究や癌製剤の活用や応用への研究に対しての研究費は潤沢ですが、製剤に対する「害」や「デメリット」の研究への研究費は申請しても却下される場合が多いでしょう。またそうした研究による成果を発表しようとしても、事実上ジャーナルの出資者でもある製薬会社に不利益をもたらすような内容の研究に関しては、査読を通す事すら困難です。また、たとえその研究成果を何らかの形で発表できたとしても、そのために所属機関の中で冷遇されたり、出世の道を閉ざされるといった可能性もあるでしょう。そのように、こうした研究に対する負の圧力のために薬害の研究が世の中に出てくる事は実際非常に難しいのです。


レプリコンワクチンは個体間伝播するか

レプリコンワクチンは既に日本以外にもベトナムやインドなどで治験されてきましたが、個体間伝播は今までのところは報告されていません。では、そうした心配をする必要はないのでしょうか。そもそも日本でもコロナワクチンのシェディングにより健康被害を訴える方は多くいますが、その声は無視され続けています。実際シェディング被害の定量法など定まっておらず、治験でもそうした測定はされていません。


わずか127gのレプリコンワクチンで日本の全人口に接種可能

開発中のレプリコンワクチンは、体内で自己増殖するため少量の接種で抗体を得ることができる。VLPTジャパン社によると、日本の全人口にワクチンを接種すると想定した場合、モデルナ製のmRNAワクチンは25kgが必要なのに対し、レプリコンワクチンはわずか127gで済むという。

DNAワクチンやmRNAワクチンに比べ、レプリコンワクチンは接種当たりの必要な核酸の量を極端に節約する事ができます。節約によるコストの削減はワクチンメーカーにとって好都合ですが、接種量を節約できるのは接種者の体内でRNAが増幅する仕組みであるからです。

実際には体内での増幅には人体による個人差があるために、たとえ同一量のレプリコンワクチンを投与しても接種者によっては作用が想定よりも強く出る事もあるでしょう。また思い返すと、従来型のコロナワクチンでも現場でのミスによって子供に大人量を接種したり、接種量を間違えたりといった投与量に関する事故も何度も起きてきました。もし例えばこういったミスがレプリコンワクチンでも起こった場合、RNAの増幅や免疫刺激による毒性の強さがどれほどになるかは予測ができません。


レプリコンワクチンとパンドラの箱

レプリコンワクチンは2023年11月28日、日本で承認されました。実はその前にも一度インドで2022年に緊急承認されたのですが、臨床データは芳いものではなく、結果的に承認自体も暫定的なものに終わりました。そういった意味でも、今回の日本での承認は「真の分岐点」であり「パンドラの箱」を開けようとしているのは他でもない日本なのです。

日本はレプリコンワクチンの危険性を無視し、小規模な短期間のテストのみで、見切り発車の状態で承認してしまいました。この異例の早さには何かの意図があるのではないかとかすら疑います。通常、ワクチン開発には少なくとも10年以上かかると言われているのは、長期の副作用を見るには実際それだけの時間が必要だからです。けれども、たとえ国が承認し、製薬企業、研究者、医者がお墨付きを与えたところで、もし想定外の何かが起きた際には彼らが事態をコントロールできるわけではありません。

製薬企業は今後レプリコンワクチンのプラットフォームを拡大しようとしています。また、コロナだけでなく他の様々な感染症に対するワクチン、癌の予防や治療を名目としたmRNA製剤へも応用されようとしており、現在進行形で帯状疱疹やインフルエンザワクチンから癌製剤に至るまで臨床試験が進められています。レプリコンワクチンの開発企業は、将来的にこの技術が従来のmRNA技術に置き換わっていく事を期待しており、人々がワクチン接種について国や行政、医療機関に疑問を抱かない限り実際そうなっていく事でしょう。


日本人を対象としたレプリコンワクチンの人体実験はすでに始まっている

mRNA技術とはある意味人体を薬品工場として利用する技術です。さらにレプリコンワクチンでは、そのmRNA自体も増殖します。一人一人の体内で実際タンパクをどれくらい作るのかは予想できません。レプリコンワクチン自体には増殖の「ブレーキ」は搭載されていません。mRNAがどれほど増殖し続けるのか、増殖がいつ止まるか実際には分からないのです。

この場合の安全管理とは言わば個人の体質次第です。しかも増殖するmRNAは投与されたmRNAのまま不変ではなく変異していきます。変異するうちにどのようなものができるか分からず、また組換えも起こります。免疫系との競争の中では感染性が高いもの、増殖率が高いものが自然淘汰の競争で優位に立ちます。そのため、そういった競争の中で危険な「ワクチン変異株」が進化し広がっていく恐れがあるのです。

「今のところ危険性は証明されていないので、さっそく実際に人間で試してみよう。」という決して行うべきではない人体実験を、治験という名目で日本という国は国民を対象にすでに始めてしまいました。もしこのまま進めば2024年秋には一般への大量接種が始まる可能性があり、もはや時間に猶予がありません。

日本ではすでにコロナワクチンによって数十万人もが犠牲になった可能性があるにも関わらず、医療従事者もマスメディアも、未だにmRNAを理解しているようには見えません。レプリコンが何かはさらに理解していないでしょう。知っている者が伝えないといけないのです。