こんにちは🌞
ブログにご訪問頂きありがとうございます m(_ _)m
2018年に初の作品展をしましたが。。。
今年、また作品展をやらせて頂く機会がありまして。
直近では、3月、埼玉県内です。
(そして他にもあるようです)
この絵は、3月の作品展の関連の絵で、一緒に作品展をするアーティストさんとのコラボ作品です。
(ちょっと加工しています)
ブログにはトルコ話ばかり載せてるようでもちゃんと絵の活動はしていますww
詳細はまたジワジワと告知させて頂きます (^^)
トルコ旅行記2019
このお話の中の会話は
ピンクの文字がトルコ語
青い文字が日本語
グリーンの文字が英語
でお届けしています。
ただの一旅行者の旅の記録です (^^)
異文化交流だけれど
国が違っても人の心は大差無い、という私の目線で繰り広げられる世界をお楽しみ頂ければと思います☆
(だから会話を多くしています)
前話
の続きです。
お母さんは大好きなインドドラマを見ながら自家製サルチャを作り、ギュルハンが瓶詰めを手伝い、でも私は手伝うこともないので、トルコ語の宿題をすることにしました。
トルコ語で日記を書くのが私の宿題です。
天気が良いのでテラスでやりましょう。
今日も天気が良い。
そしてイチジクが生っている。
私が日記を書いていると、ギュルハンがやってきました。
私 : 読む?
ギュルハン : え・・・?
戸惑っています。
ギュルハン : 日記というのは特別なものだ。 例えば、キミの日記はキミしか読めない、ボクの日記はボクしか読めないものだ。
私 : 日記だけど、これはトルコ語の練習の為のもので、私の宿題なの。 私はこれを書いたら先生に読んでもらっている。 勉強用だから、恥ずかしいことは書いてないし、特別なものではない。 だから読んで大丈夫だよ。
と説明したら、ギュルハンは手に取って読み始めました。
ちなみにこのノートは、前年にお母さんとギュンヌルに買ってもらったノートです。
日記を読むギュルハン
すると、あるページでギュルハンが面白そうに笑いだしました。
前年、彼らの亡くなったお父さんのお墓参りに連れて行ってもらった時のことを書いたもので
お墓はとても遠い所にあるので、朝早く出発すると言われていたから早朝に起きて準備していたけれど、いつまで経っても誰も起きてこない
ということを書いたページでした。
詳細は、こちらを参照下さい。
この事を日記に書いたのが相当ツボだったらしく、ものすごく笑っています。
ギュルハン : よしえ、トルコ人はこういうものなんだよwww
・・・ ええ、今ではもうじゅうぶん分かりましたとも。
そんなことをやっていると
ギュルハン : あ、メフメット・アムジャだよ!
まあ!!
目の前の道には、私の大好きなメフメット・アムジャが出てきていました。
※「アムジャ」はトルコ語で「おじさん」という意味です。
メフメット・アムジャの家は、ギュルハンたちの家の斜め前です。
相変わらず可愛い。。。
メフメット・アムジャが佇んでいる姿をしばし堪能しました。
しかし、熱い視線を注いでいる存在(私たち)には気づかず、家に入ってしまうメフメット・アムジャ
あぁ、家に入っちゃった・・・
と思ったら、すぐにまた出てきて、私たちの目の前を通り過ぎ、どこかに行ってしまいました。
すると数分後、メフメット・アムジャご自慢のトヨタ車が登場。
ギュルハン : メフメット・アムジャは毎日自分で運転している。
私 : え!! あれメフメット・アムジャなの!? 自分で運転してるの???
前の年、メフメット・アムジャは70代位だと思っていましたが、実は97歳だということが今年(2019年)発覚しました。
97歳、毎日トヨタを運転。
華麗なハンドルさばき。
すすす、すごーい
メフメット・アムジャ自慢のトヨタ車は、彼の家の横の庭 兼 小さな畑が所定の位置です。
大事な車なので、太陽の位置によって、駐車する場所を変えているのだとか。
この時間は家の横が日陰になったので車を取ってきたようです。
メフメット・アムジャにとっては、これが毎日のルーティンなのでしょう。
車を動かし終わった後、また道に佇んで、そのまま動かなくなりました。
微動だにしません。
ギュルハン : 彼は今、考え事をしている
・・・そうなのね。
考え事をしている姿もとてもキュート
しばらく動かないメフメット・アムジャにギュルハンが声を掛けました。
ギュルハン : メフメット・アムジャ!
大声で呼びかけ、やっとメフメット・アムジャが魔法が解けたように動きました。
ギュルハン : 今年も日本からよしえが来てますよ
メフメット・アムジャは穏やかに微笑みながら、ゆっくりとギュルハンの家のテラスの階段のところにやってきました。
私も小走りで、ウキウキとメフメットアムジャの目の前に移動。
一年ぶりの再会
しかし目の前のメフメット・アムジャは、ここに到着した初日にギュルハンが言っていた通り、この一年で急に年を取ったように感じました。
(そういう私も人のことは言えないかもしれませんが )
するとメフメット・アムジャは、自分の手の甲を私の目の前にグイっと突き出してきました。
・・・あの挨拶をしろということのようです。
「あの挨拶」とは、目上の人に対しての挨拶で、
相手の手を取り、手の甲に口づけした後、そのまま手の甲を自分の額につける
というもの。
去年、ギュンヌルとギュルハンがメフメット・アムジャ夫妻にそれをやっているのを目撃しましたが、初めて目の当たりにしてちょっと戸惑い、自分はやれなかったことを思い出しました。
今がチャンス!!
私はメフメット・アムジャの手の甲に口づけし、そのまま自分の額にもっていきました。
よし、うまくできた!!
メフメット・アムジャは笑いながら私の顔や肩や背中を両手でバシバシと叩きました。
いたたた
一瞬DVか!?と思いましたが、再会を喜んでいる言葉を言ってくれているのと、ギュルハンが笑っているので愛情表現なのだと分かりました。
その後、ギュルハンと少し喋って、また自分の家に帰っていきました。
今のは愛情表現のひとつなのかもしれないけれど、ちょっと力が強くて頬がひりひりしたのでした。
今度やる時はもうちょっと力の加減をして下さい。。。
続く