"高校"とういものに憧れを抱く少年少女たちが集まった体育館。
その中で明らかに周りとは違う雰囲気のあなたがいた。
「クォン先生。また1年担当ですか。」
「えぇまあ。もう慣れました。」
「…それにしては難しい顔してますね。」
生徒達の横でザワつく生徒たちと同じように話す教師がいた。
「なんか…今年は何かありそうな気がして。」
何度も1年生を担当してきたウンビは特に不安など抱いてはいなかった。
この日。入学式までは。
どうもさっきから目につく子がいる。
ほとんどの生徒が黒髪の中、一人だけ明るい茶髪。その色とは反対に、暗めの雰囲気を持っている。
ただ時間が過ぎるのをボーッと待っているように思えた。
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ウンビの嫌な予感は早くも的中した。
まさか担任になるとは。
窓側の端の席に座っている彼女は頬杖をついて外をボーッと眺めている。思わずその横顔に見惚れてしまった。
ふと彼女は視線だけをウンビの方へ移した。
数秒、ウンビの目を捕らえると、ゆっくりと、もう一度、外へ視線を戻した。
アンユジンといった彼女の目に捕えられたウンビは心を捕えられるまでに、そう時間はかからなかった。
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「ゆじっ、なっ、」
『おんに…はぁ…はぁ…』
一人暮らしのウンビの部屋はいつも乾いた空気で満たされている。けれど、今日は甘くて重くて熱い…そんな空気に満たされている。
「ゆじっ、もっ、むり、、」
『うん……』
ベッドが少し大きめの軋む音を立てた。
『おんに。こっち見て。』
『…おんには、綺麗と可愛い、どっちが好き?』
「え?」
『どっち?』
「んー、綺麗…かな。」
『そっか。
おんに、綺麗だね。』
『顔真っ赤だよ笑笑』
「うるさい。」
『こっち向いてってば。』
後ろから包まれたその身体は
最中とは違う熱を持った。
芯に火が灯ったような、暖かみのある。
そんな熱。
もう、戻れないと分かっていた。
それでも繋がっていたいと思えた。