★国語の読解について<6年「やまなし」&「セロ弾きのゴーシュ」(宮沢賢治 作) | 遥かなる冒険の旅人@朝やん渡辺の幸福戦略A to Z

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<国語「6年 やまなし」(宮沢賢治)他、

「セロ弾きのゴーシュ」について>


国語の研究授業で6年の「やまなし」の授業が行われました。
私は授業を直接参観はできませんでしたが、
事後の話し合いに参加して
国語の授業のあり方について
話し合いました。

 

 

 
光村図書6年生教科書に掲載されている「やまなし」(宮沢賢治作)は、印象深い挿絵とともに、長い間、教材として親しまれてきました。難解な作品でありながらも、この不思議なお話の世界が大人になっても心のどこかに引っかかっている人は結構いるのではないでしょうか。子供たちも一読しただけでは意味が分からないながらも、何かを感じているようです。教師の腕前に関わらず、読むこと自体が読者に何らかの作用を与える作品です。ところが、この話を授業でどのように取り上げるかとなると、教師はとたんに首をひねることになります。“「やまなし」の授業ができれば一人前”と言われるぐらい、この教材は教師にとって難関です。「結局、『なんだか不思議な話だよねー』という結論で終わってしまいました。」などという教師の告白もよく聞かれます。



「やまなし」は「動物の諍いと弱肉強食の世界」としての5月「植物の豊穣と自己犠牲の世界」としての12月が対比されており、この作品で宮沢賢治は奪うことではなく与えることの大切さを訴えているのではないかと思います。


平穏と恐怖、

生と死、

5月と12月の温と寒

など、このお話の中には

常に「対比」の意味が込められています。

賢治はこの幻灯と通してのお話の中で

何を読者に伝えたかったのか、、、。

 

 


 

ここ数年の光村図書の教科書には「イーハトーブの夢」という宮沢賢治についての「解説文」が「やまなし」とともに掲載されるようになりました。「やまなし」を読み解くためには、宮沢賢治について知る必要があることを示唆しているのだろうと思います。
 

 

 

宮沢賢治のお話には不思議な魅力があります。

この「やまなし」もそうです。

その他の作品も読みながら、彼の世界観について

考えることも大切なのではないでしょうか?

私が大好きなお話は、

「セロ弾きのゴーシュ」
です。
(予告編あり)


彼に必要だったのは「技術」ではなく、「心」だった!


 

高畑勲のアニメ映画は、原文に比較的忠実に
描いているアニメなので
今でも結構人気があるようです。

音楽に大切な要素を

毎晩ゴーシュの家に訪れる珍客?が

知らず知らずにゴーシュに本質を教えるという

設定が何度観ても面白いです。

 

ベートーベン交響曲第6番

モチーフに素晴らしいアニメだと思います。

特に、第4,5楽章(続いていく)の


嵐の場面から平穏な田園地帯にもどる
(この辺のメロディーは聴いたことがあるはずです)

風景のようなメロディーは

素晴らしいです。

このアニメにぴったりの曲想です。

ベートーベンは、この時すでに

聴覚障害者だったというから信じられません。

※ベートーベンの生涯

秋の夜長、、、。

好きな童話やアニメをゆっくり観ながら、

物語の世界に浸るのもいいかと思います。


 
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