経口中絶薬年内をめど承認申請へ | 膣セラピスト うっしー

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先日、NHKでとり上げられた経口中絶薬承認申請のニュース。

薬による妊娠中絶は「ミフェプリストン」と「ミソプロストール」と言う2種類を順番に服用することで、妊娠の継続を止め胎児や胎盤を排出させるもの。

WHO世界保健機関が安全な方法として推奨していて、世界では70カ国以上で承認されているけど日本ではほとんど知られていなかったんですね。

日本で行われている従来の人工妊娠中絶の方法は母体を傷つける恐れがあるとして、WHOは別の方法に切り替えるよう推奨していました。

そんな中、

先日開かれた日本産婦人科学会で、イギリスの製薬会社が日本国内で行った治験で、93%の人が想定の24時間以内に薬だけで中絶を完了したと有効性と安全性が報告されたそうです。


それが年内をめどに承認申請って、こんな動きになってるらしい。



個人的には、内服での中絶って「ほんとに大丈夫なんだろうか汗…」という不安があります。


というのも、約10年以上前のことですが、

とある産婦人科クリニックに勤務していた時、外来に大量出血で気分が悪くなった患者さんが受診に来られていて、

その原因が、ネットで自己輸入した某国の中絶薬を内服し、そのあと出血が止まらなくなったと。

説明書も異国の言語だしほぼ内容もよくわからないままに、とにかく中絶したい一心で取り寄せて内服したそうなのですが…。


そうねー、そりゃ出血するわなーにやり



子宮内膜に卵子と精子が受精した受精卵が着床しているとしたら、

その子宮内膜を一旦根こそぎ剥がさなきゃいけないから、

出血が起こるのは当然のことですチーン


だけど、


その出血が中絶をするにあたり正常な範囲の出血か、そうでないかは、何にも知らない素人だと全く判断つかないよねはてなマーク


その患者さんは数日間多量に出血が続いてて、流石にヤバいと思って受診されてたけど、

結局、子宮内容除去術といって子宮の中に溜まっている赤ちゃんの一部や血液を排出する手術をやったように記憶しています。


やっぱり、きちんと子宮内に妊娠していることや妊娠週数が何週なのか、血が止まりにくいとかの既往歴がないかとか、ほんとにその薬を使って安全に中絶出来るのか等々、

医師の診断を受けてからやるべきだと思う。


従来とは異なる中絶の方法として、内服の中絶薬が正式に認められて、医師の管理のもとで正しく使われるとしたら、

女性側のカラダの負担も、コスト的な負担も減らすことが出来るのかな…と思います。


負担が減らせる一方で、

「避妊に失敗したらまた薬飲めばイイじゃん」っていう安易な考えにならないように教育、啓蒙していかなきゃいけないと思います。


まだ、どのような流れで中絶薬を処方し、実際の内服とその後の管理をするのか等々みえてきませんが、

今後の動向に注意してみていきたいと思います。



経口中絶薬、年内を目処承認申請へ





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