家庭も仕事もうまくいくルートチャクラヒーリングマスター&助産師うっしーです
産婆としてのお産介助のお仕事は月に1回、産婦人科クリニックでの夜勤だけになっておりますが
その夜勤でのお話し。
お産が4回目の経産婦さんのお産介助をさせていただきました。
日頃、女性泌尿器科クリニックでよく耳にするのが、
「産後からくしゃみをしたり、咳をしたりした時に尿もれが気になっていたけど、バタバタしているうちに受診しそびれて、それから数年が経つうちに、徐々に『漏れ』がひどくなってきたので意を決して受診しました。」
という主訴。
聞けば、
産後入院中に助産師から尿もれ対策の話など聞いた覚えはなく、
尿もれや入浴後のお湯もれなどの症状が出始めて
「もしかして、私、ゆるいのかも…」
と心配になったというのです。
そう…。
残念ながら、
出産でおまたがダメージを受けたこと、
このダメージからリカバリーするためには骨盤底筋体操という方法があるよ
というレクチャーを
助産師が分娩直後に丁寧に指導している施設はかなり少ないと思われます。
それはなぜか
一番大きな問題は、
助産師や産科医の骨盤底筋についての意識が低いことが挙げられると思います。
分娩直後には、産後出血の確認や赤ちゃんの全身状態の観察、産後の入院生活についての説明など、
時間に追われながら、やらなければならない業務が山ほどあって…
「分娩後に初回の排尿が出来たらひとまず
。多少の尿もれは致し方ない。」
。多少の尿もれは致し方ない。」みたいな流れもあり、
「おしっこがもれちゃうことがあるので早めにトイレに行きましょうね
」
」くらいしか対策を説明していなかったりというのが現状かと思います。
だけど、それでは、「骨盤底筋体操をしなきゃ
」
」と分娩直後の痛みに疲れたお母さん達の記憶に残るほどのインパクトはありません。
入院中の退院指導で、今すぐ表面的に問題となり得ない「尿もれ」や「膣のゆるみ」に対して、
骨盤底筋体操を丁寧に指導するのはなかなか難しい
骨盤底筋体操の方法が書いてあるプリントを1枚渡して、「これ、やってくださいね。」
が関の山。
だけど、私は、この4回目のお産を立派に終えたママに
分娩後のホッと一息ついたタイミングで骨盤底筋体操について少し話しをさせてもらいました。
3kg近くある赤ちゃんが出てきてくれたことによりおまたや骨盤、骨盤底筋がダメージを受けていること。
特に、慌ただしい産後はよほど意識が高くない限り、骨盤底筋体操の時間を取るのは難しいこと。
日頃の動きの中で骨盤底筋体操を入れていくといいこと。
特に今すぐやれることとしては、
ベッドに横になった状態で構わないので、クッションを脚の間に挟んで両脚でクッションを押しつぶすようにしてみること。
歯磨きの時に踵を上げるようにしながら肛門をしめるようにしてみること。
など。
本来ならば、膣周囲をしっかり意識して締めてほしいのですが、
お産直後はまだ何せ「おまたが痛い」ので…
「おまたをしめて、緩めて」をチカラを入れてやるのはちょっと難しいと思います
なので、まずは協働筋である内転筋を意識してしめたり、下肢の筋力を鍛えていくことから始めてもいいと思います。
おまたのキズが癒えてきて、痛みがなくなってきたら、
おまたのキズがキレイに癒合して自然に抜糸されたら、そこからしっかりと骨盤底筋を意識してしめていくようにするといいと思います。
そんなことを、産後2時間のまだ分娩室で赤ちゃんとまったりしている時間帯にお話しさせていただくと、
なんと、そのママから
「そんな話し今まで聞いたことありませんでした4人めにして初めて知った」という反応でした。
4人めにして初めて知った」という反応でした。まぁ、忙しいお産後ですが、
今後も、ちょっと落ちついた時間を見つけてお産後すぐにでも取り組める骨盤底筋体操についてお話ししていきたいなーと思っています。
妊娠・出産をした女性たちが後々の生活の質を落とすことなく快適に生活していけますように…
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うっしー