外国人向けの日本ビジネスマナー講師
インカレックスの第7期
外国人向け日本ビジネスマナー講師養成講座
まずは
AYAのチームビルディング！
心理的安全性が保たれた学びの場で
皆さんが楽しく深い学びを得られるように
関係性を築き、クラスのお約束ごとも作ります。
本講座には課題ががっつりあります
初めの課題はテキストの分析！
上の写真JBAAのテキストを使用しています。
こちらのテキストを四つの視点で読んで
それをシートに起こしていきます。
日本語トレーニングが必要なもの
知識としておさえればいいもの
試験の対策として必要なワード
日本人側へ伝えなければならないこと
メンバーの1人がこんなことを言っていました。
ビジネスマナー講師のイメージはいろいろな国籍の人を前に「日本のビジネスマナーとはね！」と講義をするイメージでしたね。
そうかもしれませんね。
日本語レベルが高い方たちに
どちらかと言うと
一方的な講義をするイメージでしょうかね。
7期生たちは1回目の講座で
正直戸惑っていたと思います。
テキストの一番初めに
日本人の特徴という項目があるのですが
それを知識だけの理解でいいと考えていたようです。。。
例えば
・日本人は真面目である
・あいさつは大切
・約束を守る
・思ったことを言わない
・集団行動を好む
・きれい好きである
などですね。
みなさん、これを先生から聞かされたところで学習者はどう思うと思いますか？
日本のことをあまり知らない人なら
なんだか付き合うのが大変そうだなあ。とか
ああ、そうなんだ。くらいのインパクトでしょう。
日本に長く住んでいる人なら
そんなこと知ってるよ！とか
ルール、ルールうるさいなあ。とか
もしかしたら
ネガティブな感情を抱くかもしれません。
ただテキストを読み上げるような、
また先生から教えてもらうようなスタイルの
授業では学習者の中に落とし込まれません
知識として取り込んだとして
それをどう行動に活かすか、
ということが非常に重要なのです。
感情やマナーなどの目に見えないことを
言語化し、可視化する。
そしてケーススタディやロールプレイで
使えるものにする。
その仕掛けをするのが講師の仕事です。
ですから本講座自体、
単に理解するだけではありません。
日本の文化習慣、商習慣のなぜに迫り
講師としてそれをどのように扱い
トレーニングしていくか、
そこをしっかり考えてもらいます。
2回目の昨日の講座は
なんだか受講生の考え方が
変わっていたように思えます。
先生たちが
行動中心型のアプローチが
できるようになるためには
はっきり言って、
先生たちの思考を変えることが一番重要です。
そうすれば細かいテクニックは
あとからついてくると思います。
マインドが変わらなければ
何も変わらない。
学習者や受け入れ企業側を変えたいと思うなら
我々教える側が「私は教える人」
という考え方を捨てなければ
ならないのです。
受講生が言っていました。
私たちは学ぶ外国の方と日本側をつなぐ役割があり、潤滑油のような存在ですね。
そうなんです。
私たちは上から指導する人でも
なんでも知っていて教える人でもありません。
現場でアウトプットしてもらえるように
知識と日本語のスキルとマインドを育てる
サポーターでしかないのです。
どれだけ寄り添いサポートできるか。
私たちは追い求めていきますよ
7期生の皆さん、共に頑張りましょう！
講座修了後はこんな活動をしています
