思い込みをひっくり返し、
あなたの可能性を開く
心の分析家
数秘コーチ
罪悪感って、
本当に厄介だなと思います。
何か特別悪いことをした
ってわけでもないのに、
ふと心に広がって
心がずっとチクチクしてしまう。
朝の小さな出来事から感じた
「罪悪感」についてのお話です。
夫はいつも、
私たちより先に出勤します。
朝ごはんも、
その日の気分で
自分で食べたいものを
食べて出ていく人です。
だから普段は、
子どもの朝ごはんだけを
用意しているのですが
今朝もいつもの癖で、
子どものごはんを準備して、
ふと気づきました。
今日の夫は遅番出勤で
まだ家にいたのに、
「あ、夫の分用意していない」
その瞬間、
なんだか無性にイライラしてきて、
自分の中で言い訳が始まる。
あぁ、私
とっても悪いことをしてしまったって
自分を責めてるんだな
そう思ったんです。
その気持ちの正体は罪悪感
罪悪感って必ずしも
「事実」から生まれるものではなく、
感じているその人の中だけで
起こっていることが
多々あります。
反射的に
自分の持っているルールが発動して、
いろんな自分を裁いているんです。
・妻なんだから
・家族のことは気づいてあげなきゃ
・もっと察して動かないと
・ちゃんと完璧にできないと
「事実」だけ見たら
誰にもそんなこと言われてません。
夫にも言われていません。
あ、忘れてた〜
いる〜?
いるなら今から作るね〜
そんな声かけだけで
物事は解決するんです。
なのに、自分に罪の意識があると
それが言い出せない。
言い出せないまま
自分を責めてくる声に
苦しさを感じる。
罪悪感って厄介だなぁ
しみじみ感じた朝だったんです。
この罪悪感って
「だからダメなんだよ」と
責めるためだけに
湧いてくると感じていると
いつまでも囚われて
苦しさを感じちゃいますよね。
誰でも、
自分が悪いって
ずっと感じていたくはないし。
罪悪感を感じやすい人には
ある共通点があります。
それは、
・人の気持ちをいつも考えている
・先回りして動こうとしている
・空気を読もうとしている
・「ちゃんとしたい」という思いが強い
・誰かの迷惑になりたくない
そんな、先読み思考で
とても「繊細な性質」を発揮して
日々を生きているんです。
自分の頭の中に
自分の言動を見張っている
厳しい門番みたいな人がいて、
常に、
もっとちゃんとしろ
できるようになれ
何やってんだ
だからダメなんだ
早くやれ
など、厳しい言葉を
投げつけてきて、
あぁ、できない私は
こんなにも悪いんだ
と感じさせてくる。
罪悪感という見えないものを
イメージしてみると
そんな感じなのかな、と
思います。
だけど・・・ちょっとここで
気がついてあげて欲しいんです。
本当にそこまで痛めつけないと
いけないようなこと
やったのかな???
ちょっと忘れていた
ちょっと気が付かなかった
ちょっと動けなかった
ちょっと嫌だと感じちゃった
うっかり言いすぎちゃった
罪悪感の多くは
他の人は気にしないかもしれない
自分の中だけのルールから
感じているものだったりします。
厳しい門番が
自分を責めてくるのは、
門番なりの善かれの気持ちがあって、
もっとちゃんとできれば
安心して過ごせるんだ
と信じていたり、
そうすることが
傷つかなくて済むと
思っているからだったりするけれど、
もう一つのミスも許さない!!
そう思い込むくらい
失敗を怖がる自分が
いるんだなぁって思うんです。
だけど、この怖がっている自分に
気づかないと
うっかり他の人を
責めてしまったりして、
罪悪感というのは
人間関係もちょっと
ずらしていくなぁって
思います。
だから、
罪悪感が湧いたときに
やってみるといいことは、
それ自体を無理やり
消そうとすることでも
否定することでもなくて、
「あ、今
私の中の「ちゃんとしなきゃ」が
反応してるな」
そう気づいてあげること。
そして、「ちゃんとしなきゃ」が
大きく発動している時こそ、
何かに怖がっている自分が
同時にいるということにも
気持ちを向けてみて欲しいのです。
その怖がっている自分に向けて、
何か特別なことを
しなくていいんです。
正論で諭さなくてもいいし、
前向きにならなくてもいい。
ただ、
「そっか、私、怖かったんだ」
「失敗したくなかったんだ」
そう心の中で声をかけてあげるだけで、
厳しい門番の声は、
少しトーンを落とします。
罪悪感は、
「大切にしたいものがあるよ」と
知らせてくれているのかも
しれません。
ちゃんとしたい。
迷惑をかけたくない。
人との関係を壊したくない。
その想い自体は、
とても健気で、
やさしいものです。
だからこそ、
罪悪感が湧いたときに
自分を罰するのではなく、
「私は今、
ちゃんとしようと一生懸命だったな」
そう認めてあげることが、
自分との関係を
少しずつ修復していく
一歩になります。
罪悪感には
振り回されるのではなく、
自分の内側を理解すること。
それが、
「私」を信じる力を取り戻す
最初の一歩だと感じています。
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