看取り士 櫛橋治竜さんのお話 | あやか&白足袋天使猫ウバと仲間たち

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平成の終わりに天使になった白足袋の黒猫ウバと作家目指しているママにゃこと肖佳(あやか)が一緒にお届けするブログです。
「おいらが大好きだった家族のこれからの日常や本のことなどジャンルいろいろ書いて行きますので今後もよろしくにゃん」

いらっしゃいませ。

 
 
本日は執筆の邪魔をしてるウバに代わって自分自身の言葉でお伝えします。
 
ある日、娘からあるメールが届きました。
こういうお話があるから行ってきたら? っていう。
 
講師は娘がある勉強会で出会ったお友達、猫のちなつさんを通じて知り合った看取り士、櫛橋治竜さん。
余命いくばくもない方が最期は自宅でと希望された時、ご家族の負担を軽減するためにその方たちに寄り添って、お見送りするお手伝いをするというNGO団体の方です。
櫛橋さんは西山浄土宗の僧侶をされていますが、他にもラジオの仕事やジム?かなのインストラクターなどいろいろ肩書きも持っておられる方だそうで。
今回は僧侶として、と看取り士としてのお話だと。
 
下の写真は娘や猫のちなつさんとのスリーショットをトリミングさせていただきました。ちょっと娘の肩が入ってしまいましたが。
今年我が家で義母の法事があって、東京から帰って来た時にお会いしたそうです。
 

下は娘からメールで送られてきた櫛橋さんのフェイスブックからのお知らせです。
 
 
 
最近よく耳にする墓じまい。
少子化などでお墓のお守りをする人がないなどの理由でおはかをおしまいするというお話を聞く事があります。
 
我が家のお墓のそばのお墓もいつのまにか綺麗に整地されていました。
そういうご時世になったのかなと感じていたところでした。
そのテーマで3回にわたって講演会があるけど、知り合いの櫛橋治竜さんが1回目の講師になっているからきいてきたら?
 
という娘からのメールでした。
 
私は墓じまいの方ではなく、娘から聞いていた看取り士という方たちの活動に気持ちが惹かれていたので、そちらのお話を期待して尼崎市の公民館に伺いました。
 
 
私自身の話になりますが、それなりの歳になってきましたので、家族や身内、恩師、友人、知り合いなどを見送ることが多くなってきました。
自分自身も大病しましたし、親の介護中の従姉妹たちがいたり、つい先日も主人の叔父の訃報に接した所です。
 
生きること、去ることが身近に感じる年齢になり、自分の生き方も感じる今日この頃です。
 
櫛橋さんたち看取り士の活動を通しての人生の終焉のあり方をテーマにした映画が来年夏公開予定だそうで、櫛橋さんも出演されるということで、そのメイキング映像も拝見しました。
 
写真は娘の写メからお借りしました。
 

榎木孝明さん主演です。榎木さん好きな俳優さんです。彼の風景画も大好きです。
ほかにも宇梶剛士さんなど多数好きな俳優さんの顔が見られました。
監督は櫛橋さんのお隣の方。白羽弥仁さん。
タイトルは「命のバトン」か「みとりし」になりそうです。
 
講演会は櫛橋さんのユーモアを混じえて、重いテーマながら分かりやすく、心に残るものでした。

人が生きていくために必要なもの。
空気、水、食べ物。
食べ物は触れるし、美味しいかどうか感じることもできます。
水は見えるけれど、水蒸気としての気体に混じると見えなくなる。
空気はみえませんね。
 
5×5=25
 
という法則があって最初の5は空気で5分。酸素が吸えないと人は生きていけない。
次の5は水で炎天下などで5時間水分補給しないと命の危険がある。
25は食べ物。空腹時から25日間食べ物がなければ体に異常が現れると言われます。
 
食べ物、水は見えるから身を守るために気をつけるけれど、見えない空気はなければすぐに死んでしまう。
大切なものは見えないものというお話。
 
人が産まれる時に何をもらって産まれるのか。
身体、心、魂。
身体は見えるもの。心と魂はみえませんね。
 
亡くなる時見える身体は無くなるのはわかるけれど、心と魂は無くなるのかなと。
 
人それぞれの考え方がありますが、
宗教的な考え方だと、心や魂は天国や極楽などに行くともいいますが……。
その人が生きて、考えたこと、やってきたことの記憶は子どもや孫の心に残ると。躾という形だったり、例えばこんな時お父さんならどうするかなとか、どう言うかなとか、そんな風に思うことがあるでしょうと。
だから心や魂は受け継がれていく。なくならないものかもしれませんね。
 
これを櫛橋さんたちは命のバトンと呼んでいるそうです。
 
最後にもしあなたの命があと10分で無くなると言う時、誰かに言い残したい言葉を書いてと言われました。一言遺言です。
 
夫と娘、それに大事な身内や友だちの顔が浮かびました。
「この世で出会ってくれてありがとう」しかないですね。
もちろんこのブログを通して出会った顔もほんとうの名も知らない人にも。
 
出席の皆さんも「ありがとう」と書いた人がほとんどでした。
 
櫛橋さんは言います。
気持ちがこもってなくてもいいから、これからありがとうをどんどん言いましょうと。口先でも言っているうちに本当に感謝が湧いてくるし、いやな目にあってもこれでよかったということにおもえるようになると。
 
それは膠原病と乳癌で同時入院した時実感したことでした。病気になって嫌だというより、毎日生きていることが目が醒めることが当たり前でないありがたいと感じて。ちょっとしたことが本当に大切でただ感謝でした。生きたい気持ちももちろんありましたが。
 
私もいつか逝く時が来ます。
それまでどう生きるか考えて、目に見えない人の心にも想いを馳せようと思えた素敵な時間でした。
 
櫛橋さんありがとうございました。
教えてくれた娘にも、行かせてくれた主人にも、企画してくださった尼崎市の公民館にも感謝です。
 

 
 
 
よかったにゃ。
自分の作品も書けよにゃ。
 
うん。なんか自分の書くものにも、隠れテーマに命のバトンを入れていこうかな。
 
 

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函館市           三省堂書店   函館営業所川原店
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埼玉県          
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千葉市   三省堂書店 そごう千葉店
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丸亀市           紀伊國屋書店       丸亀店
 
 
よかったら読んでみてにゃん
 
 
以前紹介したママにゃの従姉妹の絵本もよろしく(^^)
元気になれるメッセージがいっぱい。
あなたの干支は何想うのかにゃ。
 
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