続 裏声しか出せなかった女性のはなし | なかいま ~ただこの瞬間を

なかいま ~ただこの瞬間を

なかいま

過去から未来へと、連綿と続く時間の中で、その「中」である「今」を生きる。という言葉です。

なかいまを生きるとは、今この瞬間の自分自身を、全力で経験するということ。

ハムスターのちょびのすけに、常に全力で振り回されています(笑)

こんばんは、スケスケまる分かりなあやです。

何故こんなキャッチコピーがついたのかは、のちほど(笑)


さて。
前回の日記で、仮初めの自分を演じて、本来の自分が分からなくなっていた話をしました。


何故こんなことが起きていたのか。


心屋マスターコースでお世話になった、心屋認定講師の神木秀斗(しゅうくん)の心屋初級セミナーにいきました。


どんなものかと言いますと、
自分がいかに、まわりで起きる出来事を、
自分の刷り込みや思い込みで見ているか
に気がつくための書き出しを、
丁寧にやるものです。


実は、
ちょうど一年前、心屋マスターコースを受けはじめて、
反応の種が減りまくり、日常で見える景色がすっかり変わった私は、半年後に大満足で卒業したわけですが

先日の、声のマスターコースで、
偽りの自分と、真っ向から向き合わされたわけです。


思えば、心屋マスターの卒業の時、
マスターコースの講師だった、ひらいなずさんもしゅうくんも、私に言いたいけど、私がとても受け取れないだろうから伝えづらい、事がありそうな雰囲気でした(*´ω`*)いま思えば。

確かにあのときの私は、
「よし、私はちゃんと心屋の考え方を身に付けた! 私は今回も手際よく優秀にちゃんとやりこなした!」
という、鋼鉄のメッキを完全塗装していたので、
「心のかたよりは全て見付けて完璧に綺麗にしたい」
と切望していた一方で、もしあのタイミングで仮初めの私のことを言われても、何のことだか、サッパリ分からなかったと思います。

心屋マスターをでて暫く習ったことを落とし込み、更に声という、身体を使う実践をしたからこそ、ゆうきんさんの声のマスターでやっと受け取れたのだろうと思いました。



そして、心屋マスター卒業時、私はしゅうくんに対して、問題点を指摘してくれないことに、盛大に拗ねていました。




からの。


本来の自分を取り戻した私は、
今がタイミングだと思い、しゅうくんの初級セミナーに申し込みました。


勝手に拗ねていたわだかまりは、嘘のように勝手に解けていました(笑)


自分が、どんなことに反応の種を持ち苦しくなるのか。
それを見ていくなかで、

「自分の中から捨ててきた自分」

の話がありました。


冷たい自分や、ダメな自分に×をつけて
自分の一部と認めるのを止めてしまったところ。


しゅうくんが説明する、その図説を見ているうちに、
涙が出そうになりました。


私が自分で封印して、無きものにしていた
大切なわたし。

のんびりゆっくりなわたし。
好きなことだけするわたし。
自分を一番大切にするわたし。

どれにも×をつけて、無きものにしたこと。


あまりにも封印してきた期間が長すぎて、
そんな自分が居たことすら忘れて
いつも急いでいて
ちゃんとしっかりしようとして
義務ばかり果たそうとして
自己犠牲ばかり払ってきたわたし。

じっくり生きたいわたしではダメだから、
そんな自分を切り離すためにわたしがしたことは、地声を封印すること。
地声を出すためには、体幹を使ってお腹から息を出す。体の動き自体がしっかり深い自分を感じることになる。
だから、手っ取り早く上滑りで出せる、裏声を使うと都合がいい。
早く声を出せる。
しかも、女の子らしい声が出せる。
粗暴な同級生の間で目立たないためにも、裏声はパワーがないから都合がいい。
そんな風に、声の出し方を変えてしまった
小学生の頃のわたし。



本来の自分を思い出してきた私には、
じんわりと泣ける話でした。


この、捨ててきた自分の話を聞くのは初めてではなかったけれど、
やはり、今まではここを見ないように見ないように、
もう少し表層だけをみてきたのだろうなと。


そうそう。
私は小さな頃から、ずっと髪を長く伸ばしていました。
短くするのが嫌で、小学生の夏休み、髪を短くしたらと親戚に言われたときに、泣いて抵抗するほど。
でも。
何故嫌なのか明確な理由は分かりませんでした。


実は最近、髪をショートにしました。
人生初のショートヘアです。

しゅうくんと。


切っ掛けは特に無かったのですが、
ショートヘアーにしてみようかな、と急に思い立ったのでした。

何故か髪を伸ばしていた、という事をしゅうくんに話したら、
「女性性?」
と。


その一言で、思い出したことがありました。


私は幼い頃、スカートを履かせていても
「賢そうなお坊っちゃまですね」
と言われていたと、母から聞かされていました。
母はとても美しく綺麗な人でしたから、(私は父似)
自分の娘がそんな扱いを受けることが、悲しかったのだろうと思います。
その空気を読んだ私は、

「男に間違われたらお母さんが悲しむ!」
「親の期待に答えて賢く在ろう!」

と、おそらく子供心に決めたのかもしれません。


そこから、

髪の長い、ピンクや赤の服が好きな女の子らしいわたし
常に賢い優秀なわたし

を演じるようになり、そのための努力は、まるで息をするように怠らずにしてきました。


思えば小さな頃、私は、ピンクよりも、
水色、パステル黄緑、の方が好きでした。


しゅうくんは、わたしが通った心屋マスターコースのアシスタントをしていたので、マスター中の私のことを良く分かっていてくれ、過去のわたしのこと、今のわたしのこと、
バッチリ把握した上で、話を聞いてくれたことが、今回とても有り難かったです。


これからも、
塗り固めてきてしまった、強固なメッキを削ぎ落として、本来の自分に還る作業は続きますが、
見守ってくれている人たちが居る有り難さを、改めて感じた初級セミナーでした。



※で、そんな初級セミナーのワークのひとつに、
自分を縛るセルフイメージを引っくり返す。

と言うのがあり、私のアイデンティティー喪失状態なセルフイメージをひっくり返し

「スケスケまる分かりでいいじゃん🎵」
という、しゅうくんのアドバイスを素直に受け止めて冒頭になりました(笑)


うん。

これはなんか笑えてくる(笑)

優秀にこだわってた前のわたしなら、
きっと、採用しなかったんだろうなぁ~(笑)


髪も
心も
すっかり、軽くなりました(*´ー`*)