書店「精神世界」コーナー | なかいま ~ただこの瞬間を

なかいま ~ただこの瞬間を

なかいま

過去から未来へと、連綿と続く時間の中で、その「中」である「今」を生きる。という言葉です。

なかいまを生きるとは、今この瞬間の自分自身を、全力で経験するということ。

ハムスターのちょびのすけに、常に全力で振り回されています(笑)

スピリチュアルブームに乗じ、書店は「精神世界」コーナーが充実してきています。
以前はほんのちょっぴりだったんですけれどね。


昨日は、大きな書店に本を見に行きました。
欲しい本を探しに行ったのですが。


「精神世界」のコーナーに入った瞬間、なんともいえない具合の悪さを感じる。


んむむむ……



気持ち悪い感じがしたのは、所謂ニューエイジの翻訳書が並んでいる場所でした。
宇宙人がどうとか、2012年がどうとか。あの辺。


きょろきょろして、聖書解説とかヨガ入門書とかの棚を見てホッとしました。
どうやら、ニューエイジ系に気持ちの悪いエネルギーを持った本が紛れている様子。


チラッと見て、なんとかいう星からやってきた宇宙人がどうこうとか、2012年がどうこうとかの本がヤバイ。内容は見ていませんし、手にとって中を見る気にすらなりません。




どうしてかな~
スピ系好きな人は、2012年になんかが起きるのを有難がって信じてるけど、なんでかな~この気持ち悪さ。



ずっと考えていたのですが、ある事に思い至りました。



2012年に、地球の次元上昇があり、その次元上昇に乗れた人は素晴らしい世界へ行ける。


これが、その説の概要です。

つまり、次元上昇に乗れない人も居るって。
似たような話、聞いた事ないですか?

ノアの箱舟という話、ご存知ですか。有名ですね。


選ばれた民が救われるあれです。

これ、もろに西洋思想なんですね。



頑張って選ばれるようにしよう。その為に徳を積もう。


そういう発想に誘導出来るのは、まあよいでしょう。
でも、そもそも選民思想って、なんでしょう。
選ばれない人ってどんな人なの?


「私利私欲で生きている人」
「自己中心的な人」
「愛のない人」


そんな人は、次元上昇の時救われないそうですね。

選別のからくりは良く判りませんが、選ばれる人と選ばれない人が居るというのは、しっくりこない気がします。

素晴らしい人は楽々救われて
他人に迷惑をかけるような人は、苦労して大変な思いをして改心して救われる



こういう形なら、納得いくんですけどね~。。。




日本で「宗教」というと、危険な新興宗教のイメージが強い人が多いような気がしますが、
古来脈々と人々の心と道徳心を支えてきた、静かなる宗教にこそ、救いが在るような気がします。
本来、それが真の意味での「宗教」なんですけどね。






真の救いがある宗教は、黙して語らず騙らず



救いのないものほど、現世利益と自己中心的な救済を騙る騙る



本気で救われたい人は、ご注意を。

大金積んで買える「救い」はありません。