感情の追体験 | なかいま ~ただこの瞬間を

なかいま ~ただこの瞬間を

なかいま

過去から未来へと、連綿と続く時間の中で、その「中」である「今」を生きる。という言葉です。

なかいまを生きるとは、今この瞬間の自分自身を、全力で経験するということ。

ハムスターのちょびのすけに、常に全力で振り回されています(笑)

最近、夢をよく見ます。

しかも、意味ありげな夢です。

夢には、潜在意識が良く現れるといいます。
潜在意識って、最近流行の「潜在意識を開花させる」って奴ですよね(笑)

つまり、「魂の記憶」と呼んでも良いのでしょうか?



で、その魂の記憶らしきものが見せてくれた2つの夢の話です。



■ひとつめ

【グロ注意】

この夢は早速ですが、かなりグロいです。
気絶しそうな人は飛ばしてください。
そして……この話に悪影響を受けそうな人の目には触れないよう、言霊をかけました。


   私は、どこかの国(日本ではない)に居る。
   姿は今の姿だが、そんな事は余り関係ないようだ。服装は不明。
   私は、ある「行列」に並んでいる。
   その「行列」とは……公の機関が定めた「処罰を行う場所」らしい。
   もちろん、夢の中の私は無実無根。だけど、その列に並ばされている。
   処罰の内容は、腕を切断する というもの。
   私はどうやら、左腕を切断されるためにその列に並ばされて居るらしい。
   ナチスのユダヤ人大量虐殺をご存知でしょうか?
   ガス室に入れられるために、ユダヤ人が行列を作ったあれのような光景です。
   行列の前後を見る。
   後ろに並んでいた背の高い女性は、一度既に右腕を切断されており、切断面から生えかけの手が見えている。
   まるで赤ちゃんの手のような、まだ未熟できちんと機能するのかも疑わしいようなものだった。
   当然だが。皆さんがもしこんな行列に並ばされる羽目になったとしたら……どう思いますか?
   間違いなく「この行列から逃れたい」「こんな事はあってはならない」と思いませんか?
   今ならまだ腕は無事。
   大切な肉体を切断されてなるものか。
   私は必死で行列の監視係のような人物に、苦情を申し入れていた。
   内容は忘れてしまったが、なんとかこの行列から離れられるように懸命に申し立てていました。


夢はそこで終わりました。
とても気持ち悪い夢です。所謂夢見の悪い。

たまたま、その日はリンクにも貼っていますが隆光さんという方に霊視をしていただく予定を入れていたので、この夢の事を聞いてみようと思いました。
今考えれば、それで「この日にこんな夢を」見たのかもしれません。

隆光さんは、偶然地元の占いブースでお見かけして、その時丁度悩んでいた事をなんとなく見てもらったのが切欠で存在を知りました。
悩んでいた事は、自分自身の今世での使命が何かという事でした。

この夢の事をお話してみると、「最近何か印象深い事はありませんでしたか?罪悪感を抱くような事はありませんでしたか?」と聞かれました。
「最近はペルーに行くので、その事に夢中で(笑)」と答えると、夢の意味を話してくれました。

エジプト、もしくはインカ帝国の時代には、「再生術」というものがあって、奴隷がその実験台にされていた事があったと。
私は奴隷の側ではなく、それを横で見ている側で、黙ってみていた事への罪悪感が残っている事。

また、当時は生贄制度もあり、生贄に選ばれないように何とか逃れよう、という強い思いが当時あり、その感情と罪悪感が混ざって見た夢だったようだと。
ペルーのことばかり考えて、インカ帝国時代の事を調べたりしていたので、その記憶が呼び起こされたようでした。
悪い事をしていないのに処罰という名目で実験台にされる。
魔術というか、錬金術だったようですが…
はっきり言って、平等な筈の人間同士がやっていい事では無いというのは、誰もが魂レベルでは知っている事なのでしょう。
見ているだけの私ですら、強烈な罪悪感を持っていたようですから、実行していた人の魂にはどんな罪悪感が刻み付けられて居るのでしょう。
なんとなくですが、後の世に理不尽に酷い目にあった人の前世には、こういうものを抱えている可能性もあるのかもと思わずには居られません。
いつの世も「因果応報」なのですね。
ただ、現在ではそういう清算は大分済んで来ているのではないかとも思います。
現代社会に生きる上での辛さは、自分自身の人生設計に必要なエッセンスなんだろうと思います。

そう言えば、エジプトは生まれて始めての海外旅行で行きました(笑)
でも、今回はペルーのほうらしいです。



■ふたつめ

この夢は割りと誰にでもありそうな夢です。


   夢の中で、私は母親と町を歩いていました。
   途中ではぐれてしまうのですが……
   私は、翌日何かの習い事のためにどこかの建物に入ります。
   下駄箱で袴姿に着替えています。袴姿が必要な習い事のようです。
   先生に、もっと広い所で着替えたらと言われましたが、手早く着替えを済ませます。

   そこで場面転換。
   私は習い事をする建物に居ますが、そこに居てもう一つの場所で起きている出来事を見ています。
   以前にblogにも書いた、最初の恋人の姿がありました。
   その人にはパートナーが居るのですが……そのパートナーは、彼と私が交際していた事が在る事を知っています。
   そして、彼が私の事をとても好きだった事を、そのパートナーに話していたのです。
   実はこの夢には、私の今までの恋愛に於ける共通点が全部混ざっていました。
   パートナーである彼女は当然面白くありません。
   私の事を調べたり、彼に対してヒステリーを起こしたりして、凄く荒れています。
   彼女が騒げば騒ぐほど、過去の女性である私が美化されていくような感じでした。
   私は、別の場所に居てその場に居て(夢の中なので)彼が好きだったメニューをお弁当にしていました。
   彼はとても喜んだのですが……たったひとつ、梅干だけが、彼の好きなものと違っていた。
   私は、彼の事はもう過去の事なのに、どうしてこんな事をしているんだろう、と夢の中で考えていました。
   そこで、母が私にこう教えてくれました。
   「過去の感情を追体験する事が、先に進むために必要だからよ」

そこで目が覚めました。


目覚めてまず、確信した事。
http://blogs.yahoo.co.jp/pinkiy_arcadia/15229740.html
で書いた砂漠の民の前世で。
私が病死した後、彼は結婚したんです。私への思いを抱えたまま。
どうやら、夢に出てきたパートナー(現実に今彼の横に居る女性)が、その当時の彼の妻だったようです。
亡くなった私の魂が、彼が上記の夢に近い状態になっている事を見ていた記憶が今回の夢になっているようです。

もうひとつ。
私の今までの恋愛遍歴は、常にこれと似たような事を繰り返していました。
・彼の心に忘れられない過去の女性が棲んでいないかどうかを異様に恐れる
・私自身が、彼の心に忘れられない過去の女性になる事を好む

こう冷静に言葉にすると、かなり最悪です。私の現在に幸せ、ないじゃないですか。
現在に居る、という状態を大切な境地と考えると、これはどちらも心が過去だけを向いています。
この癖をなくさない限り、現在幸せになる事は出来ません。

どうやらそれを気付かせるためにこの夢を見たようです。


過去を清算して、追体験して未来に繋ぐ。

夢の持つ役割は、凄いなって改めて思いました。