日本とイスラエル 3(死海について) | Ayanosuke

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中学の歴史の授業でキリスト教に興味を持ち始め、オーストラリアの日本語教会で洗礼を受けクリスチャンになりました。
そんな私がミイラ取りからミイラになり、ミイラになり切れなかったことを感じた記録です。

2005年、愛知県で開催された愛・地球博のヨルダンパビリオンで死海を体験出来る。と話題になりました。

私は愛・地球博には数回足を運びましたが、そこへは行きませんでした。

 

死海が死海と呼ばれる理由は、塩分濃度が極めて高く、魚などの生物がほとんど生息できないためです。通常の海水の塩分濃度が約3%なのに対し、死海は30%以上にも達し、その高濃度の塩分が生物の生存を不可能にしていることが、その名の由来です。

この塩分濃度の高さから人が自然に浮くのです。

 

大陸というものが、裂けたり、移動したり、ぶつかってヒマラヤのような山ができることは、読者もご存じだろう。裂け目はふつう海になるのだが、死海の周辺は、たまたま海とつながっていない部分に深い裂け目ができた。雨が少ないので流れ込んだ水は蒸発してしまう。そこで海面よりも四〇〇メートルも低い空間がさらされているという特異な状況が生じるのだ。

 

死海はただの塩水湖ではありません。

 

旧約聖書の時代、ソドムとゴモラのエピソードでロトの妻が塩の柱となります。日本にいたらこんなエピソードは生まれないほど、死海が地の果てであることが分かります。

 

参考文献 ユダの謎 キリスト謎 三田誠広