姉が産んだ4人の子供のうち3人は
父子家庭で育った
今は大学生の双子の姪っ子と
私と同じ福祉の職場で働き始めた甥っ子
昨夜は久しぶりに4人が暮らす家で寝た
姉がいなくなり、パパが夜勤の時はまだ小さな双子を見守り
そのうち私が遊びに行けば嬉しそうに玄関で私の名前を呼ぶようになり
私はなんでも買ってあげてた
刑務所に入っていた私も見てきた
どうしようもない荒れた叔母さんをずっと見てきた
元気に走り回る甥っ子が小学生の時に
ㇷとした拍子に背中を見られてしまった
何も知らない甥っ子は
「あ・・・・カッコイイ・・」
と呟いた
パパには絶対に言わないように念を押した
その約束を決して破ったことはない
パパの愛情のお陰で
間違った道を選ぶことなく
一般常識を学び3人は大人になった
そして常識から外れていたどうしようもないこの叔母さんを
今でも慕ってくれる
私が障害福祉の仕事を初めてから
3人によく職場の話をしていた
そのうち3人は私と働きたいと口にするようになった
私はいつも3人を笑わせてばかりいた
大人になった今でも私との時間を楽しみにしているのだと
少し前に聞いた
あの頃と同じように
昨夜も家族みんなで川の字になって寝た