こんにちは。綾小路雨麻呂です。
今日は日本で３年ぶりに皆既月食が見られるそうです。
月食の始まりは午後４時４０分、終了は５時５４分、
月が地平線から昇ってくる時点で月食は始まっているそうです。
地平線近くの低い空で見えるらしいですが、
西日本や東日本では雨や曇りの予報で、北日本以外では
観測は難しそうです。３年ぶりなのに残念ですね。
さて、統合医療の話です。
今回は統合医療の育成機関について。
統合医療の知識を持ち、判断し、施術ができる人間を
育てなくては、統合医療は広がりません。
しかし、そう簡単に育成機関は作れません。
ひとつには、何を教えていくのか。
ひとつには、誰が教えていくのか。
今年初め統合医療プロジェクトチームが発足、
代替医療の実態把握と分析が始ったことは
すでに書きましたが、
日本の統合医療に対する現状はこの程度です。
統合医療自体が日本では体系化されていません。
当然、教育プログラムなんてありません。
現在すでに資格制度を設け育成しているところもあるようですが、
体系化されてないのに何を教えているのでしょうか。
東洋医学、ハーブ、アロマなど代替医療の様々な
専門家たちが講師役で教えるという発想はあると思います。
でも、統合医療では単体ではなく、
様々な代替医療を西洋医学と融合させて
効果を上げるのがねらいなのです。
このことからも先陣を切っている「育成」に
疑問が生まれます。
育成に必要な機関についても、
西洋医学を学ぶだけで６年なのに、
代替医療については先陣を切って教育しているところで
１、２年程度しかなく、不思議と言わざるを得ません。
西洋医学従事者を統合医療資格者として
再教育して、資格認定するなどの案もあります。
でも、だれが認定するのでしょうか？
何年、何十年かかるか分からないような話になってしまいます。
しかも、このことを仕切っていこうとするのが、
現行を維持したがる保守的な官僚となればなおさらです。
政治主導で事を進め、世論がそれを後押しするという
構図が誰の頭にも浮かぶと思います。
事の成り行きを待っているうちに、
あなたや家族、親せきに、
本来治る病で苦しむ人が出てくるかもしれません。
病院に行こうと思った時、
薬を買おうと思った時、
ちょっとだけ考えてみてください。
「今の医療って、これでいいの？大丈夫？」と。
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