捨てられなかった。 | ayanokakera

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2008年9月から2012年7月までの
amebaとexiciteのブログをまとめて保存しています。

ぽちっと一押しするだけなのに。






何故に人は旅路の果てに

想い出を捨てに行く




思いがけず休みになってしまった今日。

自宅のパソコンが限界に近づいていたので
ハードディスクの整理をした。

中身を見るとキリがないので
フォルダタイトルで判断してさくさくとゴミ箱に入れていった。

ここ数年、何度か同じ作業をしてるので
「あれ」は今日は捨てられるのかな、と
思いながら。



ハードの中に残っている「MUSIC」という名のフォルダ。
そこにはダンナさんが遺した数百もの音楽データがある。
ゆえに容量も大きいのだけれど。

フォルダの色を反転させ
右クリックで削除を選ぶ。

「削除してよろしいですか」のメッセージに
指が止まる。


そのフォルダには
私が作るものと違って

タイトルのつけ方ひとつにも
とても彼らしさを感じるんだ。


そこに残ってる、彼の雰囲気に
なすすべもなく、しばらく動けずにいて
ため息をつきながら「いいえ」を選ぶ。


カラダなんかなくても

まだ彼はそばにいた。