【感想】 古事記異聞 オロチの郷、奥出雲 / 高田崇史先生 | 活字大好き本のむし 綾乃の本のつぶやきブログ

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前回の出雲に続き、『櫛』と『素戔嗚尊』の謎を解くために奥出雲へ向かった雅は、民宿の主人磯山源太共に奥出雲にある神社や史跡巡り、源田が第一発見者となった事件の謎と、研究中の歴史の謎を全て解いて行きます。 
今回雅が巡った、奥出雲は出雲以上に素戔嗚尊、奇稲田姫、素戔嗚尊の御子神が祀られ、八岐大蛇(製鉄)伝説に関わる地でした。
 
多くの神々の名前につく『櫛』と『素戔嗚尊』 謎は、理解力に乏しいので旨く呑み込めていませんが。
 
『素戔嗚尊』
朱砂王、須佐ノ男の字を当てるようなこともあり、砂鉄を牛耳るものであり八岐大蛇を倒し製鉄の神とされていましたが、大和朝廷に逆らったために蓑笠きて神遣らいされ怨霊神となった存在。
 
『櫛』
櫛 = 非。 
非 = 櫛の歯が魚のように左右に並んでいる形。
半分に引き裂かれる。背く・悪い・正常ならざるものの意味。
別れの御櫛(笥)、禊で櫛を流すことなどを考えると、生きて会えるか分からない別れであったり、あたなは死の穢れを持ったものであることを知らしめることであって、櫛 = 怨霊神? 
なので怨霊神の名前に『櫛』の字が含まれるという解釈でいいのかな?
 
『八岐大蛇伝説』
地元では斐伊川の流れもしくは踏鞴場を八岐大蛇に喩え。
腹の爛れから赤い血を流すは、熱せられた鉄が流れていく様子。
また、八岐大蛇の頭が埋められたとされる場所は、八谷と言われ八つの踏鞴場があった場所ではないかと言う。
それ以外の解釈もいろいろあるようですが、よく分からなくなりました。
 
以上が今回の謎の解釈でいいのかな?って感じです。
もしかしたら間違ってるところがあるかも知れませんけどね(^^;
 
櫛 = 非、奇しの漢字の成立と、奇魂和魂や竹だったり案山子についての薀蓄になった辺りから、雅と御子神助教(高田先生)の薀蓄がどんどん難しくなって行ったので、 内容について行けなくなり多分半分も理解出来ていないと思います(ーー゛)
 
ただ、素戔嗚尊が神代ではなく3世紀頃説が興味深かったですし、やはり歴史は勝者が作るものであって、敗者の存在は消されるものという感じが今回もしました。 
 
 
今回の事件の方は、四柱推命の呪いが関わってきてあまり歴史とは関係がなかったように感じられたけど、前巻の被害者と今回の被害者に繋がりがあり、それぞれ一見解決した様に見えるも、最後には四柱推命の金神七殺などが関わってきて、まだ本当の解決になっていない様でした。
 
 
そして次は御子神に言われた、出雲、奥出雲とまわってなぜ「元」出雲と言われる京都へ行かないのかといわれた、京都へと続いていくようで、磯山源太が出会った「先生」とは? 雅が歴史学教室入ったわけ、そして「元」出雲と言われる京都では何を調べるのかがまだ見えてこず、「出雲」に関する謎はまだまだ深そうです。
 
 
今回出てきた奥出雲ワインや地酒を飲んでみたくなりました(^^ゞ
特に奥出雲ワイン、地元以外ではなかなか飲めそうにないので、機会があったら飲んでみたいです。
 
 
内容(「BOOK」データベースより)
 

大学の研究室で民俗学を学ぶ橘樹雅は、出雲での調査を終えようとしていた。ところが「出雲の本質は奥出雲にある」という担当教官のひと言で、日程を延長して奥出雲へ向かうことに。素戔嗚尊とは何者なのか?「櫛御気野命」「櫛名田比売」など神の名前に頻出する「櫛」の意味とは?同日、亀嵩近くで起きていた殺人事件。その本質を雅が見極めるとき、「櫛」の謎も明らかに。敗者の歴史が蘇る!

 
講談社 (2018/10/5)