1日1分！子どもへのイライラは「傾聴」でストップ！
アラフィフ主婦、一人っ子 男の子ママ
傾聴コミュニケーション協会
グランドマスターインストラクター紺谷文乃です
その時、私には
絶望感。
しかありませんでした。
息子が 幼稚園年少 だった時のことです。
ふれあい参観という
親子イベントがあったのですが。。。
この日、息子はかなりご機嫌斜め！
ついには、保育室を脱走して
エントランスで「帰る！」と
大騒ぎです。
約1時間ちょっとの保育時間中
ずっと、保育主任のM先生が
そばで息子とお話しをしてくれて
私はただ、オロオロするばかり。
やがて、参観が終わり、みんなが帰り始めます。
「じゃあ、帰ろうか。。。」というと、
今度は「帰らない！」と言い出す始末。
なんなんだよお。。。
「帰ろう」
「帰らない！」の不毛なやりとりが延々と続き。。。
また私と息子だけが
エントランスにポツンと取り残されました。
みんなができることが
うちの子だけできない。。。
ここにいたるまで
息子の扱いには散々苦労してきたので
私ももう限界でした。
ぷちんっ
とキレそうになったその時、
幼稚園の先生の神対応
学年主任の大ベテランS先生参上！
「帰りたくないの？
わかった。じゃあ、若くん
今日は先生と幼稚園に泊まっていく？」
と声をかけてくれたのです。
「お母さんは明日の朝迎えにくるけどいい？」
「。。。うん」
「お母さんはちょっと隠れててくださいね」と、小さい声で言うと
S先生は「はいじゃあ、こっちで先生といっしょに寝ようねー」
と息子を一番近くの保育室へうながし
カーテンを全部しめて、電気を消して薄暗くし
毛布をかけて添い寝を始めました。
どれぐらい時間がたったでしょう。
ほんの数分のことだったのかもしれません。
私は、ただ、ただ、情けなくて
声を殺して泣いていました。
「はーい、若くーん、朝だよー。起きてー。
ほら、お母さんがお迎えにきたよー」
カーテンをシャーーーっと開けた瞬間に
息子も心の中でモヤモヤしていたものに
ふんぎりがついたようです。
仏頂面をしながらも、外履きを履き
先生たちにさようならができました。
園を出て、角を曲がるまで
M先生とS先生はずっと、門の外で見送ってくれました。
わたしは、
その光景をずっと忘れることはないでしょう。。。
（今、書いてても泣けるー！）
今ならわかる。
この時のS先生の対応が
まさに「傾聴」の最初の対応ですよね！
子どもは色々言いたいことはあるけど
それを言葉にできないもどかしさから問題を起こす。
それを受け止めてくれることの
安心感たるや。。。
もう少し言葉が発達しているお子さんだったら
この後、落ち着いてお話しを聴くこともできますよね。
この一件以来
息子が幼稚園と先生方に対して
心を許しはじめたのを感じましたし、
そこから半年後には幼稚園生活を
心から楽しんでくれるようになりました。
今となってはネタですが 
当時は本当に辛い日々でした。
言葉の遅かった息子が
自分の心の中で、いまどんなことを感じているのかを
私はもっと聴いてあげられればよかった。。。
今でも、キュッと胸が痛くなる
ちょっぴり切ない思い出です。
ではまた〜
傾聴コミュニケーション協会
グランドマスターインストラクター
紺谷文乃
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傾聴コミュニケーション マスターインストラクター 紺谷文乃
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