忙しい受験生には・・ | 【-AI- music】またドイツで暮らすことになりました。

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ピアニストが綴る。
日独ピアノ&バイリンガル教育&日常など
ドイツでの子育ての記録。

小5にもなってくるといろいろ忙しく、

特に中学受験をする場合にはピアノの時間はほぼなくなってしまいます。

 

なので、時間のある10歳までに、

いかに読譜を早く自分で出来るようになっているかという事は、

その先にもずっと音楽を楽しめるようになる為に、

とても重要です。

 

楽譜を読むのは頭も眼も疲れます。

勉強の間の休憩に楽しもうと思ったら、

楽譜が読めるのと同じくらい、

耳コピが出来る、曲のアレンジができる。

 

そんな能力も付けておきたいところです。

耳コピが出来る子は、楽譜を読むのを面倒に思う事が多いので、そこの両立は難しい課題ではありますが手

 

 

高学年になって、時間が週に一度くらいしか練習時間に取れない生徒さんの場合には

 

まずはスケールなどでの指慣らし。

それから、

ブルグミュラーや半ページほどで終わる少し簡単な教材を、

1人でどこまで音楽的に仕上げられるかを課題にします。

 

初見でどこまで音楽的に仕上げられるか。

そして一小節ずつ音楽の仕組みについて、解説していく。

 

フレーズはどこへ向かっているのか。

曲の中で一番言いたいことはどこなのか。

どんなイメージの曲で、どうすればそれが伝わるのか。

調性からどんな音色をイメージできるのか。

パッと見てどこが難しくて、

どの様な練習をどのくらいすれば良いか、自分で考えられるのか

このフォルテとこのフォルテの音は出し方が違うと考えられるけど、

その理由は何なのか。

 

確認していくことはたくさんあります。

読譜というのは、楽譜に書かれていることだけではありません。

 

難しい曲に挑戦するのも良いけれど、

小曲の積み重ねはかなり大切。

時間のない時こそ、取り組んで欲しいです音譜