昨日は月曜日で何も予定のない日だったが、午前中シニアのリーダーに電話してテニスの練習をすることにし、彼から他にも連絡して、結局四人で練習した。
昼からは、A子が隣市のカラオケ喫茶MKに来るはずの日だったが、Mからの連絡は無く、一人で隣市に行った。
カラオケ喫茶には、A子といつもの友達が来ており、他に常連の年配女性と、同じくいつもいる常連の賑やかな男性がいた。
俺は彼女らのソファの隣に座り、すぐ右隣の友達と話し、彼女が歌って席が空いた時には、その隣のA子にこの一週間の動向を聞いて話しかけた。
するとA子は体を乗り出し、すぐに隣の空いた友達の席に写り、俺に顔を近づけて話し出し、応えてくれた。
それによると彼女は一昨日、俺の市の俺が常連だったカラオケ喫茶Sに仲間と行っていたと言う。
俺は、俺もよくS店に行っていた頃、彼女らが時々来ていたことは知ってはいたと話し、一昨日彼女らがいた頃俺はテニス帰りでS店の前を通ったことなど話した。
そして俺が彼女に、歌を習っているのか聞くと、彼女はS店の教室で歌を習っていると言うので、俺は驚いた。
彼女も、彼女の街とは離れた俺の市のS店と前から関わりがあり、よく俺の街に来ていたのだ。
また俺は彼女に、先週の金曜日は彼女が来るかもしれないと思ってM男とここMKに来たことや、翌日の土曜日はM男の車を取りに隣市に来たので、またMKに来たことなど話した。
また彼女は、他にも行くカラオケ喫茶のことも話してくれたりし、そこが俺が前に仕事で通ったことがある場所だったので、俺の前職をチラッと二人に話したりした。
そういうことで話はまあまあしたが、俺は携帯の番号を聞かねばと思っており、しかしなかなかその気持ちにはなれず、俺は考えた。
そして、これは俺だけが原因ではなく、彼女にも原因があると思いついた。
彼女は何か意識しており、自分から話しかけることは少なく、快活な時とは違うのだ。
そうこうしているうちに、俺が入って一時間余りで彼女らは帰ることになり席を立ったので、俺が、もう帰るの、早いねと言うと、友達が、3時間前から来ているからと言う。
そうか、彼女らは早くから来ていたのか。
それにA子は、車の無い友達を送って行かねばならないのだ。
ということでA子とはまた、何のきっかけもつかめず、残念ながら別れた。
俺は家に帰ってから、A子の様子がおかしかったことを考えた。
A子は今までもその日の中でも、固かったのが、急に柔らかく明るくなったりし、様子が変わってくる。
これはどうやら周りのメンバーによるようで、まず常連の賑やかな男を気にしているようだ。
俺は隣町の新参者で、彼女やその男や周りの女性は皆同じ町の常連で、知り合いなのだ。
それに男は彼女に気があるようで、彼女もそれまで、それなりの愛想をしていたのだろう。
そこへ俺が入ってきたので、男も彼女も戸惑っているのではないか。
彼女にしたら、俺には愛想をしたいが、男の手前それはできない。
男も、彼女が今までのようには男に愛想をしないので、面白くない。
いや時々は、男と彼女とのやりとりが垣間見える時があるので、俺もそう思うのだろう。
その男や常連のうるさ型の女性らがいない時は、彼女は俺に積極的で明るく、一昨日だって俺のすぐ隣に来た時は、顔を近づけて一生懸命話してくれたのだ。
多分俺が彼女の携帯を聞けないのも、彼女の接近を俺が感じて、いつもの女性が近づくと逃げたがる俺のトラウマが作動しているのだろう。
それはそうと、俺は彼女に携帯を聞けるイメージも探っていたが、「俺だ」のイメージで、もっと直接的に彼女に接触でき、断られても動じない心境を見出したようなので、また今後が楽しみになってきた。