客は例のの女性達だけだったのでグループの隣のテーブルの席に座り、最高のシチュエーションになった。
俺も臆することなく話もしながら、和気あいあいとした雰囲気の中で歌った。
その後、もう一人知り合いになった年上の常連の女性も来て、おれの隣に座った。
この女性はリーダー的な感じがあり、俺も4回くらいしか会ってないが親しみやすく、打ち解けて俺の夫婦問題について話したり、歌い方を教えてもらったりし、俺も全く自由な気持ちになった。
最後ごろは客がこの女性ともう一人の男性だけになったので、俺も本当に歌が上手くなったのか確かめたかったので、歌の点数を出すようにセットしてもらい歌った。
以前一度やった時は80点前後だったので、まず80点を超えることを目標にしていたが、結果はなんと、86点と88点だった。
俺はやはり上手くなっていたので思わず、やったー、と叫んだ。
夕方は気分が高揚していたので、ひとり飲みに出た。
行きつけの屋台が出ていなかったので、初めてみたいな一杯飲み屋に入り、愛想のあまりないママを相手にしたり、カラオケを歌ったりしていたら、若い女性が2人入って来て、俺とは反対側の端に座った。
客は他の客も帰り、他には俺だけだった。
俺は、2人が、年が40代に入ったと店のもうひとりの女性と話していたので、20代か30代にしか見えんで、と言って話に割って入った。
そしたら嫌がることなく話しに乗ってきた。
2人のうちの1人はべっぴんで可愛く、話好きなようで反応がよく、自分のことをいろいろ話してくれた。
彼女は飲むのが好きでよく飲みに出ること。よそから旦那の出身のこの町に来たこと、自分の実母を連れて来て介護していること、この町は閉鎖的で自分みたいな(オープンな)人間はちょつとやりにくく、一ヶ月に一回は出身地の町に帰っていることなど話してくれた。
オープンなとは、俺が、この人はこの町の人にないオープンさがあると感じて、出身地を聞いた時の言葉である。
彼女たちは彼女の実母の介護があると、少しして帰ることとなったが、
俺は冗談ぽく、お互いここは初めてなので、またここで会おうと言って別れた。
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