書こうか書くまいか思ったこと。
霊的な話を信じない人はこれ以上読まないでね。
お盆が近いからこういう話をしても良いかも。
実はとても不思議な家族の話があります。
私の父方の祖母は66歳で亡くなってるので(その前は脳溢血で倒れ口がきけないこと数年)
私はお婆ちゃんをあまりよく知らない。
祖父母は6歳離れて結婚して大正時代に夫婦になった。関東大震災の1年前と聞いているから大正11年。
それだけなら何ら普通なんだけど。
お爺ちゃんはお婆ちゃんと力を合わせて財を築いた。
半端ないぐらい。今じゃ跡形も無いけどね。
そのお婆ちゃんの話。
お婆ちゃんは財を築くと信仰にのめりこんだ。
ただ宗教にお金をばらまく人じゃないので
自分が信仰というかユタというかイタコというかそういうことを始めたんです。
お婆ちゃんの霊力は父が見ていて驚いたと言っていました。
ある日父の兄妹の誰かしらの疳の虫を取り払うと呪文を言い出して(祈り?お経?)父9人兄妹。
呪文が進むにつれて兄妹の爪の中から白い糸のようなものが沢山出て驚いたと言っていた。
普通は少し糸のようなものが出るらしいけどお婆ちゃんの場合は垂直に白い糸が立つほど出たそうです。
疳の虫の正体だとお婆ちゃんは説明してくれたそうです。
不思議な活動をしていたようです。知りたかったわ。
また祖母は早くに亡くなったけど生まれ故郷の山形の祖母の妹は他家に嫁いで生きていたので
私は二十歳の頃にお婆ちゃんの話を聞きに会いに出かけた。
そのお婆ちゃんをM婆ちゃんとします。
とても気が合って仲良くなった。
彼女との山歩きは凄く楽しくて野草を沢山教えてくれた。
彼女の家に泊まって色々話した。
お婆ちゃんの話も沢山出てきました。
お婆ちゃんが亡くなってから妹のM婆ちゃんは肩がこって痛くてしょうがない。
そんな事今まで無かった。お婆ちゃんとM婆ちゃんは10歳近く離れていました。
M婆ちゃんは知り合った頃は70歳前だったと思う。
M婆ちゃんは知り合いの拝み屋さんに出かけて肩の症状を言った。(山形地方には拝み屋さんはその頃はかなりいたみたいです)
そうすると私のお婆ちゃんがM婆ちゃんに私の供養をお前もしろと出て来る。
と言われてそれをすれば肩の上から降りてくれるとの事でした。
お婆ちゃんM婆ちゃんの肩の上に乗って訴えたそうです。
拝み屋さんはお婆ちゃんの服装や髪型人相全て当てたそうです。
M婆ちゃんとお婆ちゃんはあまり似てないです。
その日以来M婆ちゃんは自分の嫁ぎ先とは別にお婆ちゃんの為の供養のお膳を作ってると仏間で見せてくれました。
祖父母がいきなりお金持ちになった経緯もとても不思議で
父が二代目のお坊ちゃんなので業者に騙され沢山の鉄を買う契約を接待でしてしまったのです。
お爺ちゃんは父を殴りました。
会社が潰れるほどでした。
祖父を招待しないで父を接待した業者も悪意があります。
しかし契約は契約です。
証書にサインしてしまったのです。何社にも。
その一週間後朝鮮戦争が勃発。
父に鉄を売った材料屋さんは安い値段で鉄を祖父に渡さなければならなくなり何社も潰れましたが
我が家は財を築きました。
それと祖母がなにが関係があるのかと言うとこれからは憶測ですが
祖母は1歳違いの姉をとても可愛がっていました。何処にでも姉を連れて行きました。
姉と私は1歳違いの年子ですが子供の1歳違いは大きくて私は未熟児でお婆ちゃんは二人連れ歩くのは大変で姉だけを連れて出かけていたんです。
お土産はいつも二人分買って来てくれて「もう少し大きくなったら連れて行くね」と約束はしててくれたけど病気になってお婆ちゃんとの約束は果たされませんでした。
姉は成人してからもお婆ちゃんとの思い出は相当楽しかったようで何処に出かけたと話してくれていました。
大体は椿山荘での日本舞踊の踊りやホテル内での屋台の話。巣鴨のとげぬき地蔵の話など沢山してくれてましたが
1つ彼女が不思議な話をしてくれたんです。大根をお供えして大根を食べた話。
毎年正月に行く。彼女もその場所はあまり覚えて無いそうでした。
これは気にかかって後に私が調べました。姉もPCが普及する前に他界してます。
多分待乳山聖天様の信者じゃなかったかと…。
また住んでた近所にも聖天様があるんですよ。
PCじゃなきゃ調べられないので解ったんです。
私の祖父母は自宅近くの神社の参拝途中の柱にあの時代では珍しく二人の名前を一緒に刻んでてかなりの数があるんですよ。
私も一度待乳山聖天様に挨拶しなきゃいけないなとは思ってはいるんですけどね。
行くべきか迷ってます。
今私は66歳。
祖母が何か言いたいのかななんて思ってます。