毎週15分、フォニックスレッスンを続けたら…
A+SMILEで最初に英語レッスンを始めたとき、生徒さんはひとりでした。
3年生のNちゃんです。
Nちゃんはレギュラークラスのほかに、週に15分、フォニックス強化レッスンを受けています。
宿題も多めにしてきてくれます。
フォニックスについてはこれまでもたくさん書いてきましたが(過去記事はこちらをご覧ください)、Nちゃんを見ていると、フォニックスを学ぶことのメリットを再度実感します。
昨年9月に、英語をまったく読めなかったNちゃん。
レギュラーレッスンの前に、週に15分、1か月に60分のレッスンを数か月続けたところ、
今では、簡単なフォニックスルールに則った2文字または3文字の単語を、ほぼ正確に発音できます。
そういう単語を私が発音すると、ほぼ正確にスペルできます。
Nちゃんのすごいところは、そのときに私の口元を一切見ないでもスペルできることです。
「口を見たほうがわかりやすいよ」と伝えているのですが、見なくても、日本人が識別しにくい音を正確に書きとることができるのです。
そして、非ネイティブの人が何年英語を学んでも習得できないような微妙な音の長さの差も、Nちゃんはいつの間にか習得しています。
たとえば、「kid」と「kit」。この2つの「i」の長さは、実は微妙に違います。あるルールに基づいたものなのですが、もちろんそんなことは私はNちゃんに教えたことはないし、文字を見て瞬時に発音する際に、そんなルールを考えていたら発音できません。
こういうのは、どうやって教えようかな、でも、Nちゃんはもしかしてできるようになっているかな、とふと思って、先日、「kid」と「kit」と書いてNちゃんに発音してもらいました。
そうしたら、発音は完璧でした(余談ですが、フォニックスには、意味の分からない単語も読めてしまうという、ある意味デメリットな側面があります。Nちゃんは、kidもkitも意味を知りません。このため、フォニックスレッスンでは、読み書きするすべての単語の意味を理解できるように指導しています)。
Nちゃんは、私がしつこく発音指導する間に、自然にマスターしてくれていたのです。
テキストも読める単語が多くなり、書き取りクイズなどをしてもクラスでひとり正解だったりして、Nちゃんの自信を高めることにもつながります。
今までは「文字が読めない」状態だったのが、どんどん「文字が読める」ようになったのですから、Nちゃんにとって英語の世界はまったく違うはずです。
それを楽しめるようになってほしい、少しできるようになったら、もっともっとできることを実感してほしい、と願っています。
そんなわけで、フォニックス、絶対にお勧めです。
フォニックスは、発音(スピーキング)のみならず、リスニング・リーディング・ライティングの基本でもあります。