【アトピーの戦略的治し方】書き初めから学ぶ中心軸の重要性 | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

2020年、明けましておめでとうございます。

目黒区東が丘

 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』

院長の 山本綾子です。

 

昨日4日にクリニック診療が始まり、

そろそろ通常モードに戻りつつありますが、

今日はせっかくの新年最初のブログですので、

お正月らしい「書き初め」の話題から

役立つ情報をお伝えしますね。

その前に、

復習しておきたい記事はこちら↓

(湿疹部位と筋肉についての記事です)

私には、小学校4年生の男の子がいます。

(下には4歳の男の子もいます)

冬休みの恒例の宿題の”書き初め”を

今年も少し手伝ったときに、

「なるほど!」という学びがありましたので、

皆様にもシェアします。

 

ずれてしまうとカッコ悪い、

お習字の字の中心軸。

 

ずれにくくするコツって何でしょう?

 

そうです、

文字の中心軸と、

『自分のおへその位置』を揃え、

身体を真っ直ぐにすること。

 

つまり、

『自分の中心軸』

文字の中心軸を揃えること。

 

言われてみれば当たり前なのですが、

こんな心静かに行う習字にも、

『丹田』『中心軸』なのですね!

 

アトピー患者さんを診察していても、

湿疹の出方が「左右対称」で、

『身体の使い方が左右非対称』なのだろうと

思わせる時がよくあります。

 

そのようなときは、

湿疹部位によって、

やってもらう動きは様々ですが、

(湿疹が出ている部位の筋肉によって違うので)

左右ともやってもらうと

面白いほど、『左右差』を認めることが

多いです。

 

例えば、右首と左首。

右脇腹と左脇腹。

 

同じような動きができるはずなのに、

片方だけ『筋肉が硬すぎて』上手に出来ない。

 

こんなときは、

筋肉ポンプの働き方に左右差が出ますから、

湿疹の出方にも左右差がでるのですね!

 

そして、この筋肉の硬さの左右差が

どんどん大きくなると、

身体自体が固まっているほうに

「縮んで」きます。

 

赤ちゃんの「Cの字」の理由も、

この筋肉の硬さの左右差。

(↑この2歳児(!)の写真では、

向かって左側が縮んでいますね!)

脇腹が縮んでくると、

しまいには、

首の方まで縮んでくるのですよ。

 

身体の中心軸を意識して、

できるだけ左右対称に身体が使えるように

メンテナンスをする。

 

これを今年はやってみてくださいね。