【赤ちゃんのアトピー】マトリックス体操できない赤ちゃんはどうしたらいい? | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、

目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』

院長の 山本綾子です。

 

本日昼間に、

駒沢にあるクリニックに行ってきました。

幸いなことに、クリニックは大きな被害はなく、

無事でした。心配してくださった皆様、

ありがとうございました。

 

しかし、

台風19号による被害は甚大で、

近くの多摩川でも氾濫しましたし、

日本全国多数の川でも氾濫し、

大変なことになっています。

 

いま、このブログを読んでくださっている方の中にも、

被災された方がいらっしゃるかもしれません。

 

こんな、皮膚科にも行けない時に、

もしかしたら、いつも使っているお薬が

手元にない方もいらっしゃるかもしれません。

 

そんな方に、ぜひ知っておいて欲しい、

『災害時など、薬がないときでも、

アトピーを改善させるための運動』

 

昨日は、その①として、

映画マトリックスの動きのようなものを

お伝えしました↓

これをお読みになって、

「じゃあ、赤ちゃんだったらどうしたらいいの?」

と思われた方もいらしゃるかもしれません。

 

そこで、今回の記事では、

「赤ちゃんのときはどうしたらよいか?」の

考え方についてお話したいと思います。

 

基本的に、

大人であろうと、赤ちゃんであろうと、

「人間という動物としての身体の基本構造は同じ」

です。

 

ですから、昨日の記事からお分かりのように、

腕や体幹といった上半身を

改善させようと思ったら、

やはり開放させるべきは「腋窩リンパ節」なのです。

 

でも、

自分で立ったり、

自分で腕を後ろむきにぐるぐる回したり

できない赤ちゃんは

どうしたらよいのでしょう?

 

赤ちゃんの成長発達上、

大人と同じ運動ができないときは、

「何をしたいための運動か?」

を考えます。

 

昨日の運動であれば、

「腋窩リンパ節を開放させたい」

のですよね?

 

そうしたら、赤ちゃんでもできる、

「脇が開放される」運動を

やればいいのです。

 

最も簡単なのが、

「バンザイ」。

それも、リズミカルに、

腕を上げたり、下げたり、

まるで旗揚げゲームのように

行えばよいのです。

(下のイラストのように、

右腕を上げたり、下げたり、

左腕を上げたり、下げたり)

面白いのですが、

ほとんどの赤ちゃんが

この「旗揚げゲーム」のような動きをさせると、

ニコニコと笑顔になります!

 

しかも!

かなりの確率で、

埋もれていた首がにゅ~っと出てきたりします!

 

さすがに、

マトリックス体操と違って、

体幹はほとんど動きませんから、

改善部分は、腕がほとんどですが、

それでも、やらないよりはずっと良いのです。

 

しかも、やってあげると、

赤ちゃんの機嫌が良くなる!

これはやらない手はありません。

(ただし、無理に腕を引っ張らないように

注意してくださいね。脱臼の恐れがありますから)

 

この運動は、

勿論、

ステロイドを使っていても、

ステロイドを使っていなくても、

「人間の身体の構造上」

ここを開放させると、皮膚の健康によいですよ、

というものですから、

アトピーであっても、健康であっても、

赤ちゃんみんなにやってほしいものです。

 

これをお読みのパパママ。

ぜひ、この「旗揚げ運動」を

赤ちゃんと笑顔でやってみてくださいね!

(※ぜひ、たくさんのパパママに知って欲しいので、

  拡散希望です!リブログお願いします!)