【アトピー完治への道】アトピー治療を頑張っているあなたへ。 | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、

目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』

院長の 山本綾子です。

 

今日は、

私、山本綾子からのメッセージです。

必要な方々に、

これが届きますように。

 

アメブロを見ていると、

あちこちで、「アトピーが治らない」と苦しんでいる記事を

見かけます。

 

そのとき、いつも感じることが、

「アトピーを敵視している」方が多いということ。

 

そりゃ、

痒くて、見た目に汚くて、ドロドロになって、

お世辞にも嬉しいものではありません。

 

好きになってと言われたとしても、

好きになれる訳がないのが本音でしょう。

 

でも、多くの患者さんを診てきて思うのです。

 

アトピーが順調に治ってゆく方は、

アトピーの湿疹を敵視していないのです。

 

むしろ、「自分の心強い味方」として、

「身体からのサイン」として受け取ることを楽しんでいるのです。

 

「身体って、なんて素直にサインを送ってくるの!」

と驚きつつ、楽しんでいるようにすら見えるのです。

 

そして、もうひとつ、

アトピーが順調に治ってゆく方には、

こんな共通点があります。

 

「自分の気持ちに素直であること」

 

アトピーで辛かった

アトピーで悔しかった

アトピーで悲しかった

 

そんなネガティブな感情も否定することなく、

そんなネガティブな感情を持った自分を否定することなく、

全力でネガティブな感情も味わい尽くしているのです。

 

ネガティブな感情を持つ自分がダメなのでなく、

そんな自分でもやっぱり自分だなと、

「認めている」のです。

 

弱い自分はダメ、

情けない自分はダメ。

 

本当にそうでしょうか?

 

弱い自分を認めることができるのは、

本当は強いからこそ。

 

弱くたっていいじゃないですか。

情けなくったっていいじゃないですか。

 

だって、人間なんだから。

ロボットじゃないのだから、

弱かったり、情けないのは当たり前。

どうして人間がロボットみたいに完璧にならなくては

ならないのでしょうか。

トリノオリンピックで、

鳥肌のたつほど気高い演技を見せてくれた荒川静香さん。

 

そのとき、

使われた音楽として有名になった、

”You raise me up"

 

どうしようもなく打ちのめされたときにそばにいてくれた友人

(もしくは家族)がいたから、強くなれた。

 

そんな歌詞ですが、

この歌を何度も聞いていると、

なんだか、まるで、

”アトピーとあなた”の関係のように

聞こえてくるのです。

 

強くなれたのは、アトピーがたくさんのことを教えてくれたから

 

いつか、

心からこう思えるようになったとき、

アトピーはあなたにとって不要となり、

きっとアトピーから卒業してゆくのだと、

たくさんの患者さんを治してきた私は思うのです。