【アトピーの戦略的治し方】姿勢は大切だけれども、姿勢が良いだけでは治らないのはなぜ? | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは、

目黒区東が丘 『山本ファミリア皮膚科 駒沢公園』

院長の山本綾子です。

 

最近、とくに遠方からの、

なかなか治らないアトピーにお困りの方の受診が増えています。

ありがとうございます。

ただ、せっかく受診しようとして下さっても、

時間や曜日を間違えると、

あまりお話できないことがあります。

大切な時間を無駄にしないために、以下の注意をお読みになってから

受診をお願いいたします。

「【山本綾子のアトピー診察をご希望の方へ】

受診の際の注意点について(加筆版)」

https://ameblo.jp/ayakoder/entry-12416124634.html

 

さて、今日のお話は、

「姿勢は良いはずなのだけど、それでも治りが悪いのはなぜ?」

という、

山本綾子のアトピー外来に通院中の患者様から

ときどき聞かれる質問についてお話しましょう。

 

日経トレンディの記事をお読みになった方なら

もうお馴染みの「谷折り線」

(詳しくは、

日経トレンディネットの

皮膚科専門医 山本綾子の解決!オトナの皮膚病・皮膚トラブル

「腹筋を鍛えるとアトピーが治る!?【アトピー発症機序理論3】

https://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140226/1055518/?i_cid=nbptrn_pc_c1

をお読みくださいね)

 

「谷折り線」を作らないように頑張ったら、

ある程度は治ったけれど、そこからが・・・という方。

 

1つ大切なことを忘れていませんか?

 

「筋肉は、

伸びたり縮んだりすることで

血液やリンパを流している」

ということ。

 

そうです!

筋肉がきちんと「筋肉ポンプ」として役立つためには、

「同じ長さ」のまま止まっていては、ダメなのですよね!

いくら、正しい座り方であっても、

「動物」である私たちが、

全く動かずに座りっぱなしでは、

流すべき血液やリンパが流れる訳がありません。

私たちは「植物」ではないのですから。

 

例え、デスクワーク中であっても、

可能ならば、時々、立ち上がって

ノビをしたり、歩いたりすることはとても大切です。

 

どうしても、その場で動くことが難しい場合は、

例えば、

深呼吸するだけでも、効果的。

 

本当に深い呼吸は、

横隔膜がしっかり動くため、

デコルテやお腹がしっかり動くからです。

 

また、ちょっと物をとるために、

腕を伸ばすときも、

ちょっと身体の使い方を工夫するだけで、

立派なエクササイズになります。

 

腕は肩から先だけだと思っていませんか?

腕は本当は、肩甲骨から動かすものなのです。

肩甲骨から先を全体で動かそうとすると・・・

体幹全体が動きませんか?

 

実は、とくに運動らしい運動をしていないのに、

血流のよい人たちは、

そんなちょっとした日々の動作が違うのです。

 

血流・リンパ流のよい身体の作り方は、

「湿疹の湧いてこない身体作り」そのもの。

 

解剖学から

「本来、どのように動かすべき筋肉なのか」

理解した上で、

湿疹の湧いている部位にアプローチする運動療法を行うのが、

山本綾子流アトピー治療です。

 

◆◆◆アトピーのためのワークショップのご案内◆◆◆

11月は16日と30日開催予定。

(16日は満席となりました。30日はまだ参加可能です)

https://ameblo.jp/yamamotofamiliar-skincl/entry-12416233720.html