こんにちは。
今日は、アトピー完治のための心構えのお話です。
毎日本当にたくさんの
アトピー患者さんを診察しています。
その患者さんの中には、アトピーを
完全に卒業してゆく方が多くいらっしゃいます。
しかし、ときには残念ながら、
アトピー卒業間近までたどり着きながらも、
「出戻り」となる患者さんもいます。
そのような、「出戻り組」の方々の
共通点は何なのでしょうか。
その大きな原因が、
◆「お腹の谷折り線」の復活
◆「改善に向かっていた頃は、まっすぐ
（正しい姿勢で）立つことができていたのに、
それができなくなっている！」
・・・ということが上げられます。
改善に向かっていた頃は、とても一生懸命、
ご自身のお腹の谷折り線を消すために
頑張っていたのに、それが今になって
くっきりはっきりの谷折り線が復活していたり。
また、以前はまっすぐ立てていたのに、
今その患者さんを横から見ると
斜めに（まるで「ピサの斜塔」のように）立っていたり。
結局は「アトピー完治のための、基本中の基本」が、
またできなくなっているのですね。
どうしてこんなことになってしまうのでしょうか？
ちょっと厳しい言い方になってしまうかも
しれませんが、私はこう考えています。
それは、
「１日１日を丁寧に生きること」を忘れてしまったから。
姿勢が悪くなっていくのは、
急になるものではありません。
「ちょっとくらいいいかな？」
の甘えの積み重ねが、
何か月も経つと大きなズレとなります。
「１日１日を丁寧に生きる」とは・・・
しっかりと地に足をつけて、
地球の重力に逆らって、
まっすぐとどっしりと立ち続けること。
一歩一歩、足裏全体で大地を踏みしめながら、
しっかりと自分の足で歩き続けること。
あなた自身の「心と体の自分軸」を
しっかりと感じながら、
「自分の心」や「自分の身体」が
軸からぶれていかないように
どっしりと構え続けること。
「生きる」とは「日々、成長し続けること」
だと私は考えています。
たとえアトピー外来を卒業したとしても、
「人間としての成長」は、
天寿を全うする日まで続くものであって、
「この日からやらなくてもいい」
というようなものではありません。
「出戻り組」の方たちは、
「１日１日を丁寧に生きる」という当たり前のことが、
「アトピー外来を卒業したらおしまい」と
勘違いしていたのだと思います。
そして「出戻り組にならないための極意」は、
「アトピー完治のための極意」そのものでもあります。
以前「アトピーは究極の生活習慣病である」と
お話しましたことがあります。
生活習慣病を治すためには、
毎日の生活の「良くない癖」を
改善させ続けるしかありません。
毎日毎日気をつける。
１日１日を丁寧に生きる。
「アトピー治療は、生き方の勉強そのもの」
なのです。
是非、痒くて辛いアトピーの湿疹から
人生に大切な多くのことを学びとって、
アトピーからしっかりと卒業してください。
いつだって、アトピーは
「あなたに教えることがあるとき」に
戻ってくるようになっているのですから。
■■日経トレンディ連載企画■■
◆皮膚科専門医 山本綾子の解決！
オトナの皮膚病・肌トラブル～最新記事のご案内
第９回目・抱っこの仕方でアトピー悪化!? 赤ちゃん・子どもの治療と予防【アトピー発症機序理論9】
http://trendy.nikkeibp.co.jp/article/column/20140801/1059365
皆さんにとってとても大切なたくさんの記事を、
日経トレンディネットに掲載しています。
ぜひご覧ください。
■■無料メルマガのお知らせ■■
アトピー根治に向けたお役立ち情報を、
ブログよりも先に、メールマガジン読者様に
優先的にお届けをさせていただいています。
勉強会などのご案内もしています。
ご興味のある方は、下記のURL、
もしくは右側にある登録フォームから、
ぜひご登録をお願い致します☆彡
（ご登録後も、解除はいつでもできます。）
【アトピー撲滅プロジェクト 無料メルマガ登録ページ】
http://mail.os7.biz/m/pxjG