こんにちは。
今日は、アトピー完治に向けて、
絶対不可欠な心の持ちようについてお話します。
外来でたくさんのアトピー患者さんを診ていると、
ほとんどの方は、私のアドバイスに対して、
本当に真摯に向き合って努力してくださいます。
そして次の受診時に、なんらかの努力の跡が見られます。
完全に治っていなかったとしても、
改善に向けて努力したな、というのが見てとれます。
しかし、本人さんがどんなに
「がんばっているんです」と口では言っても
皮膚にはその頑張りが反映されていない
（変化がない）場合があります。
もちろん、やり方が間違っているのであれば、
それを直すだけですから、何の問題もありません。
その次の受診に向けて、
再チャレンジすればいいだけですね。
ところが、「やり方の問題ではない」
患者さんが、時々いらっしゃいます。
こういった方を診ていると共通点があるのです。
それは、
「アトピーであるという状態から
人生を変えてやろうという覚悟」です。
覚悟というと大袈裟に聞こえるかもしれませんが、
それくらいの気持ちが完治には必要なのです。
やっぱり人間は、
「変化を恐れる動物」なのだと思います。
何年も脱ステで頑張ってきた。
何年もステロイドを使って、
まあまあの状態を続けてきた。
ステロイドを使っていたかどうかは
あまり関係しません。
ステロイド使用の有無に関わらず、
どうも「以前の状態」に戻ろうとしてしまう
「メンタルがアトピー」という
患者さんたちがいます。
脱ステで何年も頑張ってきた方にとって、
「再度ステロイドを使う」という選択は
すごく勇気を必要とするでしょう。
何年もステロイドを使って、
生活ができないほどひどくもないけれど、
すっきり治りもしない生活を続けてきた方にとって、
「まあまあの状態」でも
「こんなものだよね」とあきらめがちでしょう。
でもね、
「アトピーに振り回されない自分らしく輝いた人生」
を掴みとるには、勇気を出して、
「これまでの人生を変える、最初の一歩」
を踏み出す必要がどうしてもあるのです。
その一歩を踏み出す原動力こそが、
「人生を変える覚悟」なのです。
これは、「これまでの人生を否定する」
ことではありません。
これまでがダメだったから人生を変えるのではなく、
「より自分らしく生きる」ために、前に踏み出す。
変化することはとても怖いけれど、
でも、「まず一歩」踏み出す。
それが、「行動する」ということなのです。
遠いから面倒だな。
仕事があるから面倒だな。
いつも姿勢に気をつけるなんてやってられないよ。
そんな風に考えて、いつもと同じことをしていても、
変化は生じません。
「とにかくやってみよう！」
こんな気持ちで、行動した人だけが、
「自分らしい人生」を勝ち取っています。
「失敗したっていいから、とにかくやってみよう!」
この覚悟をもって診察や勉強会で
山本綾子に会いにきてくださる、
勇気ある方々をお待ちしています。
今日も最後にもう一つ、Facebookページに書いた
記事をご紹介いたします。
こちらもとても反響をいただいた内容ですので、
ご関心のある方はぜひお読みくださいね♪
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