こんにちは。
今日は、いかにステロイドを効きやすくして、
湿疹を早く治し、卒ステに向かうかを考えるときの
ヒントについて書いていこうと思います。
さて、大人のアトピーに多い、
顔やデコルテがひどいパターン。
極端な場合は、顔やデコルテは真っ赤なのに
下半身にはほとんど湿疹がなく、人によっては、
ごくごくわずかな乾燥のみということもありますね。
このような場合は、治療を行うとき、
何をまず考えたらよいと思いますか？
下半身は湿疹がないから、
まだいい方かな・・・と思ったあなた。
まだまだ表面的なことしか見ていませんよ。
湿疹の赤色は、血液の色だということは、以前お話しました。
（⇒ http://ameblo.jp/ayakoder/entry-11404042180.html ）
顔やデコルテばかりに赤い湿疹があるのは、
「顔やデコルテばかりに血液がたまっている」
ということになりますね！
本来は、重力にしたがって、下半身にたまりやすい
血液のはずなのに、下半身にはほとんど行かず、
顔やデコルテにとどまっているということです。
アンバランスなのです。
ではどうして、アンバランスになってしまったのでしょう？
それは、下半身にきちんと血液を送り出せなかったから。
下半身に血液が行かない→下半身が冷える＝冷え症
そうです！
冷え症がひどい人ほど、このアンバランスがよく生じます。
足に湿疹がなくてよかったではなく、
足に湿疹を作れないくらい、血液が届いてない、
と考えたほうがよいのです。
身体が冷えすぎ、ということです。
では、下半身に最も血液を送り込む運動は何でしょうか？
答えは、「歩く」こと！
診察をしていて気づくのは、「冷え症なんです」という人で、
「正しい歩き方をしている人は、ゼロである」という事実。
冷え症の人は、皆さん例外なく「歩き方がおかしい」です。
ということで、顔やデコルテの湿疹を治したかったら、
まずは正しい姿勢とともに、正しい歩き方をマスターすること！
正しい歩き方を学ばずして、
顔の湿疹を完治させることは不可能なのです。
以下は、正しい姿勢、歩き方を実践された、
セミナー受講者さんからのお便りをご紹介しますね。
しっかりと、アトピー発症機序理論を理解していただき、
ご自宅でも運動療法や正しい歩き方を実践されているのでしょう。
喜びのお声をいただきました。
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今年の夏は、こんなに暑いのに、私ほとんど痒くない！
去年は脇の下が痛くて、痒くて、寝れなかったのに今年は、大丈夫！
ステロイド最後に使ったのいつかなーって感じです。
アトピーから解放されたって、感じです。
まだ時折痒いところがありますが、気にならなくなりました。
なんだか、「綾子先生、マジックかけてるんじゃないのー」なんて、
思えてしまって一人で、笑ってます。
あの18年はなんだったんだーとぼやいていまいまいた（笑）
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けっしてマジックではありません。
医学解剖学的に基づいた、理論による結果です。（笑）
ちょっとマジックは大げさかもしれないですね。
でも、嬉しさから出た最高の表現ですね！
その裏には、毎日コツコツと地道に、
理論に基づいた運動療法を実践された結果に違いありませんから。
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