こんにちは。
今日は、最近、外来の診察で気になったことを書きたいと思います。
ただの皮膚治療に思えるアトピー治療が、
実は「生き方そのもの」を反映している、というお話です。
外来で患者さんを診ていると、
湿疹が出ていることに気づいていなかったり、
気づいていても、悪化したと思いたくないからと
気付かないふりをしていることがあります。
自分の身体なのに、現在の状況を正しく理解できていない、
ということがまず問題です。
自分の主治医は自分でしかありません。皮膚科医ではありません。
毎日の身体を見ることができるのは自分だけ。
だからこそ、自分で正しく状況を判断できていることが、
完治するための第一歩です。
どこに湿疹が出ていて、どれくらいざらざらしているのか?
これを、病院を受診したときに皮膚科医に
指摘してもらって初めて気づくようでは困ったものですね。
きちんと自分で把握するように努めてください。
自分のからだを大切にしてあげられるのは、自分しかいないのです。
皮膚科医でも、家族でもありません。自分だけですから!
また、「気づかないふり」をするのも問題ですね。
湿疹が出ていることを過剰に怖がり、
その事実から目をそらしてしまっているからです。
アトピー治療で大切なのは、
「あるがままを受け止める」=
「事実をただ事実として受け止める」ことです。
事実をいいとか悪いとか評価することなく、
ただ事実として受け止める。あるがまま。
事実から目を背けず、事実として認める。あるがまま。
また、ときどき、湿疹は完全に把握しているけれど、
湿疹1個1個に一喜一憂しているケースもあります。
「また、湿疹が出た。私の何が悪かったのだろう・・・」
と自分を責めていたりします。
湿疹が出たことは、確かに体のサインです。
体のどこに負担がかかっていたかを教えてくれています。
しかし、そこには、いいとか悪いとかの意味はありません。
ただ、「湿疹が出ている」という事実だけ。
とくに自分を責めがちな方は、
この「あるがまま受け止める」ことを練習してください。
アトピー治療って、本当に生き方の勉強なんだと思います。
「どう生きたら、肩の力を抜いて、楽に自分らしく、生きられるのか?」
それを、「湿疹と向き合う」という、
あまりに単純に思える事から学ぶのだと思います。
湿疹が出たという事実を、「あるがまま」、
体からのサインとして受け止める。
その際、姿勢や食事といった生活習慣の問題点だけでなく、
自分を苦しくしてしまう考え方の癖なども見えてくるでしょう。
でも、それらに「だから自分はダメなんだ」と
マイナスに評価することなく、良いも悪いもない、
単なる事実として受け止め、淡々とその事実に対して、
自分なりの努力をしてください。
それが、「ありのままの自分を受け止める」ことになります。
肩の力を抜いて、楽に生きる。
自分らしく生きる。
ありのままの自分でいる。
アトピー治療って、ただの軟膏塗りなんかではなく、
大切な生き方の授業みたいなものなんです。
今後、自分がどのように生きて生きたいのか?
今日から、アトピーと向き合うとき、
ちょっと「自分は本当はどうしたいのか?」
と心に問いかけてみてください。
きっと、その答えが自分の進むべき道です。
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