◆アトピー治療は「あるがまま」を受け止め、自分と向き合う生き方の授業! | 皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

皮膚科医 山本綾子 の アトピー から学ぶ美肌法則

山本ファミリア皮膚科 駒沢公園の院長、山本綾子の美肌法則ブログ。つきあう病気とされてきたアトピー を根治させようと奮闘して見つけた、身体から健康になる美肌法則。

こんにちは。




今日は、最近、外来の診察で気になったことを書きたいと思います。




ただの皮膚治療に思えるアトピー治療が、


実は「生き方そのもの」を反映している、というお話です。




外来で患者さんを診ていると、


湿疹が出ていることに気づいていなかったり、


気づいていても、悪化したと思いたくないからと


気付かないふりをしていることがあります。




自分の身体なのに、現在の状況を正しく理解できていない、


ということがまず問題です。


自分の主治医は自分でしかありません。皮膚科医ではありません。




毎日の身体を見ることができるのは自分だけ。


だからこそ、自分で正しく状況を判断できていることが、


完治するための第一歩です。




どこに湿疹が出ていて、どれくらいざらざらしているのか?




これを、病院を受診したときに皮膚科医に


指摘してもらって初めて気づくようでは困ったものですね。


きちんと自分で把握するように努めてください。




自分のからだを大切にしてあげられるのは、自分しかいないのです。


皮膚科医でも、家族でもありません。自分だけですから!




また、「気づかないふり」をするのも問題ですね。


湿疹が出ていることを過剰に怖がり、


その事実から目をそらしてしまっているからです。




アトピー治療で大切なのは、


「あるがままを受け止める」=


「事実をただ事実として受け止める」ことです。





事実をいいとか悪いとか評価することなく、


ただ事実として受け止める。あるがまま。


事実から目を背けず、事実として認める。あるがまま。




また、ときどき、湿疹は完全に把握しているけれど、


湿疹1個1個に一喜一憂しているケースもあります。


「また、湿疹が出た。私の何が悪かったのだろう・・・」


と自分を責めていたりします。




湿疹が出たことは、確かに体のサインです。


体のどこに負担がかかっていたかを教えてくれています。




しかし、そこには、いいとか悪いとかの意味はありません。


ただ、「湿疹が出ている」という事実だけ。


とくに自分を責めがちな方は、


この「あるがまま受け止める」ことを練習してください。




アトピー治療って、本当に生き方の勉強なんだと思います。


「どう生きたら、肩の力を抜いて、楽に自分らしく、生きられるのか?」





それを、「湿疹と向き合う」という、


あまりに単純に思える事から学ぶのだと思います。




湿疹が出たという事実を、「あるがまま」、


体からのサインとして受け止める。




その際、姿勢や食事といった生活習慣の問題点だけでなく、


自分を苦しくしてしまう考え方の癖なども見えてくるでしょう。




でも、それらに「だから自分はダメなんだ」と


マイナスに評価することなく、良いも悪いもない、


単なる事実として受け止め、淡々とその事実に対して、


自分なりの努力をしてください。


それが、「ありのままの自分を受け止める」ことになります。




肩の力を抜いて、楽に生きる。


自分らしく生きる。


ありのままの自分でいる。




アトピー治療って、ただの軟膏塗りなんかではなく、


大切な生き方の授業みたいなものなんです。




今後、自分がどのように生きて生きたいのか?


今日から、アトピーと向き合うとき、


ちょっと「自分は本当はどうしたいのか?」


と心に問いかけてみてください。




きっと、その答えが自分の進むべき道です。












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