こんにちは。今日は、あまりに素敵なメッセージを頂いたので、送ってくださった方の了承をとって、皆さんとシェアしたいと思います。20代女性の方からです。
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正直今でも不安でたまりませんがどうしようどうしようと右往左往してても症状が良くなるわけでもない、自分の気持ちが晴れるわけでもないと言うことに少しずつではありますが気付きました。
いろんな方のブログ等を拝見してきて自分の身体を信じて行動されている方は良い方に好転しているように思いました。
私は今まで薬や食品、その他の接する物にばかり目が行ってましたが、まずは自分の体がどうなっているのか、何を訴えているのかを知る必要があるんだなと最近ようやく気付きました。
これは山本先生のブログを拝見させて頂いてから気付かされた事です。
本当に感謝の一言です。
(中略)
まだまだ身体に耳を傾けるのは下手ですが少しずつ声を聞けたらいいなと思っています。20数年間身体にしてきたことが今返ってきているんだなと反省しながら仲直りできる日を待ちたいと思います。
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これまで西洋医学は、「心身からの声」を聞く努力をせず、「とにかく症状があればそれに対する薬を使う」というやり方で発展してきました。
もちろん、それにより、かつては命を落としていたのに、現代医療の恩恵で生き延びることができた病気もたくさんあります。
ですが、「臭いものに蓋」ではありませんが、なんでもかんでも薬で封じ込めてしまおうというやり方に、そろそろ限界が来ているように感じます。
それを最もわかりやすい形で現しているのが、「医療費の問題」。
すべてを薬でなんとかしようとして、「症状が出ている原因を追求しない、改善する努力をしない」ことで、医療費ばかりが膨らみ、財政が破綻寸前です。
もちろん、患者さんは薬づけになったり、ひどい場合は薬の副作用に悩まされ、幸せになれるどころか、苦しめられています。
私は西洋医学を学んだ医師として、西洋医学の良い点は全く否定しません。むしろ、「うまく使いこなして長所だけ利用」すればいいのだと今でも考えています。
アトピーでも、ステロイドを使わずに治す術は見つけましたが、やはり、社会生活が維持できない、感染症のリスクが増える、心身の負担が増えるなどの理由から、ステロイドを全く使わないのは、せっかく現代医療が発達した時代に生まれたのだから、もったいないのではないかと考えています。
ですが、ただステロイドだけで治るのを待つのはあまりにも問題がありすぎます。
湿疹が出るのには、「すべて身体の構造的に」理由があります。基礎医学でしっかり説明ができます。解剖学的に、生理学的に説明ができます。精神論だけでは納得し難いですが、精神がどのように身体機能と関与しているかも、しっかり説明ができます。
あとは、心身がどのようなサインを出しているか、本当に小さなサインも受け止める気持ちがあれば、心身からの声を聞く気持ちがあれば、自ずと、「理論に従って」心身が求めるように治療してゆくのみなのです。