2月も半ばになり、春一番の話題も出て来ました。

気温は4月上旬並みという予報が出ますが、雨の日が多く、それほど暖かさは感じません。

西海橋の河津桜はもう8分咲きくらいになっているそうで、晴れたら、近くの河津桜の様子を見に行こうと思っています。

 

 

 

2月の洋楽編、今回はまず、先日来日した、Taylor Swift の「Forever Winter」をお聴きください。和訳付きの動画を載せました。

 

 

 

 

 

 

 

 

★バレンタインデーにちなんで、ジャズの名曲「My Funny Valentine 」を2曲、お届けします。

 

マイルスデイビス

 

 

 

 

Miles Davis (trumpet)

Red Garland (piano)

Paul Chambers (bass)

Philly Joe Jones (drums)

 

 

 

 

ビル・エヴァンス

 

 

 

 

ジム・ホール(ギター)とビル・エヴァンス(ピアノ)のデュオです。

 

 

 

 

 

 

 

★ちょっとねこのお話、聞いてね!

 

 

 

クロスケの手紙の巻き

 一羽のフクロウがクロスケからの手紙を届けてくれました。
3びきは(グレ、カノジョ、マスターの3びきののらねこ)、手紙を読んで信じられないほどのショックを受けました。

クロスケからの手紙
「みんな元気ですか。ストリート.ミュージッシャンの生活は順調ですか。
僕はもうすぐ天国へ行きます。この手紙が届く頃には、もう旅立っているでしょう。今、君たちといっしょに過ごした、クリスマスのことを思い出しています。楽しい思い出をありがとう。クロスケ」

グレはフクロウに聞きました。
「クロスケは病気なの。何でもっと早く知らせてくれなかったのだろう。」
フクロウの話によると、家の食料も底を尽きたクロスケは、働きに出ることにしましたが、年老いていたため、なかなか働き口がありませんでした。
やっと見つけた仕事は、森の夜の見回りの仕事でした。本来はフクロウの仕事でしたが、クロスケは色も黒いし、暗いところでも、眼が見えるのでいいだろうと言うことになったのです。
でも森の見回りの仕事は、夜が主でしたので、年老いたクロスケにはハードでした。他のフクロウたちは、空を飛ぶことができましたので、いたちやたぬきが出ても、さっと飛び立って逃げることができました。しかし、クロスケは飛べませんでしたので、必死に走って逃げなくてはなりません。そんな無理がたたって、いよいよ天国へ召されるときが来てしまったのです。

「でもクロスケは自分のやりたいことをやってきたので、何も思い残すことはない。と言っていました。僕はあなたたちに手紙を届けましたので、急いでクロスケのもとへ帰ります。」
そう言うと、フクロウは飛び立っていきました。

3びきは、すぐにでもクロスケのもとへ行きたいと思いましたが、ストリート.ミュージッシャンもはじめたばかりで、旅行の費用もありません。どうしようと思案しているところへ、今度はトナカイのトミー(羽の生えたトナカイ)が、天国から手紙を持ってきました。
「メイからだわ!」
カノジョが叫びました。
「みんな元気ですか。クロスケの手紙を見て、さぞかし驚いたことでしょう。
クロスケは、もう天国に来ています。クロスケは長い間、よく働いてきました。今は天国で、ゆっくり休養しているところです。だからみんな、悲しまないでください。僕とクロスケはいっしょにいますから。  メイより」
手紙といっしょに、メイとクロスケの写っている写真が添えてありました。2ひきとも、背中に羽が生えていて、やさしくほほえんでいました。
その写真を見た3びきは、大声で泣き出してしまいました。チャピーも何だかよくわからないまま、もらい泣きをしています。

カノジョは手紙を書きました。
「メイとクロスケさんへ
あなたたちの幸せそうな写真を見て、少し心が落ち着きました。私たちはもう泣きません。ストリート.ミュージッシャンをがんばって、続けていきます。天国で見守っていてください。         カノジョより」
その手紙を乗せて、トナカイのトミーは天国へ帰って行きました。

 


(このお話は2003年4月20日にこの世を去った、クロスケに捧げます)

 

つづく

 

 

 

 

★ホームページ

アヤ子さんの音楽教室 (ayakosan.com)

 

 

 

今回は更新していないので、前回と同じです。

 

★今回は松田聖子の「瑠璃色の地球」を弾き語りしました。

 

 

 

 

 

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