前回の投稿から、随分経ってしまいました。

もうすぐ梅雨入りしそうな季節になってきました。

GWも、それなりに楽しく、忙しく過ごしたのですが、あまり」散策はできませんでした。

季節の花など、少しづつ、紹介します。

 

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★伊代原新の「月まで三キロ」を読んで

 

 

伊代原新は1972年、大阪生まれ、神戸大学理学部卒業後、東京大学院理学系研究科で地球惑星科学を専攻、博士課程を終了後、2010年「お台場アイランドベイビー」で横溝正史ミステリ大賞受賞、2019年「月まで三キロ」で新田次郎文学賞をを受賞しています。

「月まで三キロ」(新潮文庫)は「月まで三キロ」の他、「星六花」「アンモナイトの探し方」「天王寺ハイエイタス」「エイリアンの食堂」「山を刻む」の6篇の短編集で、いずれも科学を題材にしたミステリーになっています。今回は「月まで三キロ」の感想だけ書きます。

 

主人公の男性は仕事に失敗して、破綻。妻とも離婚して、人生に失望してしまう。自殺を考えて、最後に食べたいものは、極上のうなぎだと思い、うなぎのおいしい店を紹介してもらい、行くのだが、吐き気がしてきて、2口も食べられないで、店を出ることになります。

 

それはそうだろうと私も思います。もうすぐ死にたいと思っている人がそんな脂っぽいものを食べられるほどの生命力があるとは思えません。

そして、タクシーに乗って、自殺の場所の下見のために、青木ヶ原の樹海に行こうと思うのですが、その時出会ったタクシーの運転手の話が、月に関する話なのです。

タクシーの運転手は自分もそちらの方面に行く用事があるから、もう営業を終了している時間でしたが、付き合うと言ってくれました。

タクシーの運転手は妙に月に詳しい人で、月のことを次々と話します。その間に、主人公の男は、過去のことを思い出したりするのです。

大昔、月はもっと地球に近かったそうで、一年に3.8㎝づつ、地球から離れているそうです。

今、月までの距離は38万キロ。40億年前には今の半分以下だったそうです。

運転手の話を聞きながら、自分の過去の連想をしながら、運転手の目的地に到着。

そこは月から一番近い場所(月Tsuki 3キロ)月まで3キロ。。。という標識が立っていたのです。

種明かしをするとその場所から3キロ離れたところに

浜松市天竜区月という地名の集落があることが由来しているそうです。

 

そこで、運転手は自分は東京で地学の教師をしていたが、一人息子が受験のことで悩んだ末、自殺してしまい、妻ともそれ以後ずっと別居状態になっていて、自分も自殺しようと考えていたと話し出します。

 

そんな時、天竜川を遡っていくうちにこの標識に出会い、そこに出た満月を見たときに、あの月はあの子(息子)だと思い、ここへくれば息子にあえるのだと思うようになり、自殺を思いとどまることができたのだそうです。

主人公の男は、その話を聞いているうちに、自分も、もっと生きられそうな気がしてきたのです。

というようなストーリーですが、タクシーの運転手が話す、月についての解説がとても興味深い、科学ミステリーでした。

 

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GWは長男家族が来たので、水族館や動物園に行きました。

イルカショウは弾き語り「ひまわりの約束・5月」の動画に載せています。

 

 

お孫ちゃんです。

 

 

石岳動植物園は、久しぶりに行ったら、動物が随分少なくなっていました。経営難なのかな。

 

玄関前の花はいつもと変わらず、奇麗でしたが、バラはまだあまり咲いていませんでした。

 

温室の花たちを少し紹介します。

 

アラマンダ(アリアケカズラ)、ブラジルが産地です。

 

ウツボカズラ(ネペンテス)東南アジアに生息する食虫植物です。

 

 

バンダ・セルレア(ヒスイカズラ)東南アジアに生息。

 

アンスリウム 南方に広く生息しています。

 

 

少し遡って、4月の花たちです。

 

 

シャガ。薄い色ですが、とても可愛いです。

 

キショウブ。毎年平松のため池に咲きます。

 

カキツバタも少し咲いていました。

 

ノイバラはあちこちで、沢山咲きます。


キランソウ。別名地獄の釜の蓋、地面を這うように咲きます。

 

藤の花は、盛りを見損ないました。

 

シャリンバイもこの季節、よく咲いています。

 

ヒルザキツキミソウは街路樹の根元に毎年咲きます。

栗の花の勢いはすごいですね。

 

毎年見られるようになった、南方系の蝶、タテハモドキです。

 

ニホンカワトンボも今の季節、必ず出てきます。

 

今年は我が家のシャクヤクもよく咲きました。

 

 

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★今回は映画、「STAND BY ME ドラえもん」の主題歌、秦基博の「ひまわりの約束」を弾き語りしました。

「どうして君が泣くの まだ僕も泣いていないのに。。。」から始まる歌詞が、大大大好きなのです。

 

 

 

 

 

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