4月も10日を過ぎました。連日、コロナの変異ウイルスの話題で、憂鬱な毎日ですが、ワクチンの接種が全員に行き渡るまで、まだまだかかりそうで、県外への移動は我慢してもらって、皆さん自分の県内で過ごしてほしいと思います。
東部老連のコーラスはやっと、4月14日から練習が再開できることになりました。始めたとたんにまた休止にならないようにと願っています。
小川糸、第三冊目は「ツバキ文具店」を読みました。
これもラジオドラマやテレビドラマになっていたのですね。両方とも見ていないので、新鮮な気持ちで小節を読みました。
鎌倉の文具店が舞台なのですが、以前鎌倉は何度か訪れたことがあるので、懐かしさを感じました。ツバキ文具店は文房具を売るだけではなく、代書屋という始めて聞く名前の店でもあります。代書屋というのは、文字通り、依頼主に代わって、代書する仕事なのですが、あらゆるものの代書の依頼が次々と舞い込みます。
小節の中では先代という呼び名で書かれていますが、この代書の仕事をしていたのが、主人公(ポッポちゃん)の祖母で、祖母が亡くなったことで、ポッポちゃんは鎌倉に帰って来て、ツバキ屋文具店と代書屋の後を継ぐことになるのです。
この代書屋の仕事が面白く、夢中で読みました。借金のお断りの手紙の代書や、絶交の手紙の代書まで行うのですが、その都度、依頼主の話を聞きながら、ポッポちゃんが自分んで考えた文章を書いて、相手に送ります。その時の手紙の材質から、筆選び、男文字で書いたり、左手で書くなどということもあって、それぞれ個性的な手紙なのです。
本の中に登場する手紙の文字も個性的で、今まで文字が下手で、手紙を書きたくなかった私ですが、自分の文字も結構良いのではないかと、妙な自信を持たせてくれる手紙の紹介で、嬉しくなりました。
文中の中に、こんな文章が出て来ます。
「血の繋がった先代には優しくできなかったのに、たまたま隣り合って暮らすバーバラ婦人とは、こんなに仲良くカマンベールチーズを食べている。先代も先代で、会ったこともない文通相手には、素直に心のうちを吐露することができた。心を通わせていた。
でも、もしかすると世の中は、そんなものなのかもしれない。そうやって縁のある者同士が、助け合って補い合っていれば、たとえ血の繋がった家族とはうまくいかなくても、誰かがどこかでサポートしてくれているのかもしれない。」
血の繋がった肉親とは、色々なわだかまりなどがあって、本当は心通わせたいのに、ままならないことは、よくあると思います。このように考えることで、あきらめるのではないのですが、少し肩の荷を下ろして、楽に生きていってもいいのではないかと思いました。
今日は尾崎公園の草刈り、清掃に行って来ました。3月28日に行う予定でしたが、日曜になると雨の日が続き、やっと今日行えることになったのです。
桜はとっくに終わり、ツツジも半分くらいは盛りを過ぎていましたが、まだまだ綺麗でした。
八重桜は今が満開でした。
藤棚の藤も調度見頃で良かったです。
ドウダンツツジも見頃になっていました。
我が家の枝垂れ桜は、昨年伐採してしまったので、今年から枝垂れ桜の開花は見ることができなくなったのですが、その分、ナニワノイバラがいっぱい咲いてくれました。
お隣のなんじゃもんじゃ(ヒトツバタゴ)も、枝のほとんどを切られて、今年は、わずかしか咲きませんでした。
これは別の場所のなんじゃもんじゃです。
平松はウツギの花が咲いているかなと思ったのですが、見られませんでした。
ハクサンボクはもう満開でした。
今年は田んぼのレンゲの花も、いつも以上に沢山咲いています。
ムベの花も満開になりました。
柿の木の若葉が綺麗です。もう新緑の季節ですね。
私は藤棚の藤より、こちらの山藤の方が好きです。
ちょっと栄養失調のビワの実です。
ホオジロが止まっていました。最近は小鳥の撮影がなかなかできません。
アザミにコアオハナムグリ。
ヤクシソウにベニシジミ。
ピンボケですが、ヤマトシジミ♂。
モンキアゲハも止まってくれました。
ちょっとだけ振り向いてくれた猫さんです。
まだまだステイホームが続きそうですが、どうぞお元気でお過ごしください。
コラムも更新しましたので、お時間があったら、覗いてください。
ピアノを独学で始める人の教本 :ピアノ講師 花岡文子 [マイベストプロ長崎] (mbp-japan.com)