今回は、拒食症の方からよくある声です。
摂食障害専門カウンセラー中村綾子です。
【カロリーだけを増やすより、美味しいものを食べて増やしたい 】
こうした声は拒食症のご本人様からよくありますが、今回のブログ記事は特にご家族の方におすすめの内容です。
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体重を増やさないといけない状況で、病院ではエンシュアやラコールなどの栄養剤が処方されることがよくあります。
また入院中なら点滴や経鼻栄養で、「直接身体にカロリーを入れる」ことがあります。
こうした時に
・食べようと思えば食べられる
・好きなものを食べて体重を増やしたい
・美味しいものを食べたい
といった声がよくあります。
これで上手くいけばいいのかもしれませんが…よくある【落とし穴】はご家族の方にも知っていただきたいです。
それは
・お菓子などの甘いものばかりに偏ってしまう
・「食べられる」という本人の意思に任せていたら、実は全然食べていなかった(と、後から気づく)
・「食べたい物」を買い揃えていると、どんどんエスカレートして高額になっていく…etc.
確かに食べたい物・好きな物を食べる、というのは人間の基本的な欲求です。
しかし、拒食症という【病気】の渦中にいる場合は、ある程度、ご家族が適切な食べ方・選び方に導いてあげる必要があるのではないでしょうか。
拒食症の回復に必要な食べ物は、「お取り寄せ」のこだわり食品ではなく、【ふつうのご飯】です。
病気だから何もかも、やりたい放題、買いたい放題にしてしまうと、病気でいつづけるメリットが大きくなってしまいます。
食事だけではなく家の中での関わり方、あらためて見直してみませんか?
快適すぎるから、治らない事実。
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