ブログを読んでくださり
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前回のあらすじ
夫から脱ステを応援してもらえる
それくらい肌が変わってきた娘
そんな時
お盆の帰省が近づいてきた
あのさ、今薬をやめて
出し切るケアをしているんだ
娘が私のように
アトピーに悩む人生にしたくなくて
母親には電話で
ステロイドを使わない選択を
している事を伝えた
「そうなんだ、頑張っているんだね」
うんうん、そっか
電話で聞き取れる
穏やかな雰囲気に
すごく優しくて、ほっとした。
帰省するときは
なるべく湿疹は綺麗な状態で連れていこう
肌の状態は3歩進んで2歩下がる
進んだ時のタイミングを予想して
連れていこう
湿疹の状態で日程を調整し
なるべく心配をかけないようにと思っていた
私が住んでいる所から
車で約2時間
お兄ちゃんの事情もあり、出発は夕方になった
予想通り娘は車で寝てくれた
よかった
このまま着いて欲しい
でもね
神様は結構意地悪だった
あと30分程で到着！という時に
娘はパチッと目を覚ました
初めての車での遠出
そしてもうすでに夜、暗い
パニックになった娘は
ぎゃー！
と大声で泣き始めた
いるよ！ママここにいるよ！
運転しながら声を掛けるも
興奮してそれどころじゃない
お兄ちゃんも一生懸命話しかけて、
歌を歌ってくれるけど
結局到着まで泣き止まなかった
バックミラーに見える娘は
暗くてぼんやりだったけど
パニックのあまり
痒い頬を
ぼりぼり掻きむしりながら泣いていた
あ、血が出る・・・
お願いやめて、やめてほしい
実家に到着した
「ごめんね、びっくりさせたね」
泣き続けた娘は、
なかなか泣き止むことができなくて
ヒックヒックしていた
ギュって抱きしめると
一気に私の洋服が赤くなった
血が出た
パンパンに腫れあがった顔と
赤い血
どうしよう
これは心配される
拭いても拭いても血がにじみ出てくるから
収まるまで車で拭いていた
ただいま
母はお疲れ様！と言ってくれた
嬉しそうに出てきてくれた父は
固まって絶句
それから
かわいそうかわいそうって
ずっと言っていた
違うの、ほんとはもっときれいだったんだよ
言いたかったけど
声に出すと泣きそうで、
私も固まった
とりあえず入って入って！と
母が言ってくれて
それからずっと母は
湿疹の事何も言わなくて
大きくなったねとか、
会いたかったよとか
娘に言ってくれて
だんだん私も、娘のアトピーの事、
色々あった今までのこと伝えられ始めた
今まで母には心配かけたくなくて
あまり連絡を取っていなかった
写真を送って欲しいと言われたとき
すごく困って困って
角度を変え
加工して送ったこともあった
でも、今回帰ろうって思ったのは
ほっと安らぎたかった
私が
母に会いたかった
母といろんな話をした
そんな中で驚いたのが
私が当時アトピーの事を
一生懸命相談していた方が
たまたま
母親の知り合いだったんです
話の流れでそのことを知り、母へ伝えると
その人に頼っているなら、
信用できる、安心したわ
と言ってくれました
すごい偶然ですよね
でも母親の優しさが
ものすごく居心地がよくて
帰る日が来るのが嫌だった
帰りたくない
また日中1人になる
帰ってからは不安が強くなって
母親に電話して
おいおい泣いたこともあった
辛い、人に見られるのが怖いって
実家に帰りたい、戻りたいって
でも
本音を言える場所が増えて
困った時に頼れる場所が出来て
私は少しだけ元気になった
家族が支えてくれている
娘の湿疹が治る事を心から願ってる人が
そばにいる
私のこの悩みを解決することを
強く願ってくれる人がそばにいる
1人じゃないって思った
脱ステを開始して2ヶ月くらい経っていた
次回予告
脱ステ２ヶ月
これまでいろんなことが
あったけど
周りに支えられ
私の心も
変わってきた
