二次創作Ⅴ(17) | ~トーラムメモ(オルクス・SAOIF兼)~

~トーラムメモ(オルクス・SAOIF兼)~

【注意】
・主にシナリオの感想・考察・NPCまとめになるため、倒し方とかの攻略系は有りませぬm(_ _)m

すらまっぱぎー…やかんです(^^ゞ

超高難易度イベントのごるどんからドロップする体装備の「ロードクロース」。
ようやく買うことが出来ました(゜▽゜*)

早速染色して…
やかん「いえあ!(σ≧▽≦)σ」

ちなみに、a黒(4)、c白(1)で軽量化してます。


さてさて、では二次創作の話を(^^ゞ

とうとう役人試験の当日。
イリスは家族に見送られ、家を出発します…

今回も安定の妄想でゆきます(^^ゞ

シロ「よし、開幕っ!!」

────────────────────
第17話〈奇襲〉

翌日。
イリスはベッドの上に持ち物を並べて、忘れ物がないか最後の確認をしていた。
そこへイリスの母が、開いたままの部屋のドアを叩いた。

母「今日までよく頑張ったわねぇ。今のイリス、とっても格好いいわよぅ。」

イリス「もう、お母さん!頑張らなきゃいけないのはこれからなのに…。
それに、ここまで来れたのはアルク君のおかげよ。」

イリスは持ち物を全て鞄に入れ、玄関に向かった。
見送りには兄と父も来てくれた。
ドアを開けると同時に、凍りつきそうな冷気が家の中へと入ってくる。
外は濃い霧がかかっていた。

母「視界が悪いわねぇ。これじゃあ何があるか分からないわねぇ。転ばないように気をつけるのよぅ?」

兄「イリスは昔からせっかちだからな。」

イリス「もう、流石に転んだりしないわよ!それじゃ、行ってくるわ。」

イリスは家族に手を振り、霧の立ち込めた道とへ足を踏み入れた。

濃い霧の空間。
曲がり角の向こうに何がいるかなど、イリスには知るよしもなかった。
**********

アルク「――イリスの奴、遅いなぁ…」

アルクは懐中時計を見つめながら、ため息をついた。

試験は政庁の建物の一部を会場として行われている。
政庁は小高い丘の上に建てられているため、この場所は霧がかかっていない。
しかし下にある街一帯には霧が立ち込めており、高さのある建物の屋根しか見ることが出来ない。

会場には既に多くの受験生が到着し、門の前で受付を済ませて建物の中へ入っていく。
やがて会場前も閑散とし、門の前にいるのはアルクと受付人だけになった。

アルク(おかしい…いくらなんでも遅すぎる。あいつが寝坊するなんて事はありえないし、この霧で迷子になるなんて事は…あるかもしれないけど…)

ふと、路地裏で聞いた女子生徒の会話が脳裏で再生される。

『―どんなに頑張ってもイリスは役人にはなれない―』

嫌な予感がする。

その時、アルクの肩に何かが触れた。

アルク「わぁ!?」

反射的に振り払うと、それは受付人の手だった。

「も、申し訳ありません…!アルク様でいらっしゃいますよね?
時間が迫っておりますのでお早く…」

アルク「いや、俺はもう少し――」

…タッタッ……

言いかけたとき、背後から微かに足音が聞こえてきた。

アルク(イリスか!?)

アルクは、街から続く霧がかった道を凝視する。
やがて、霧の中から走ってくる人のシルエットが見えた。

アルク「おい、昨日張り切っていたわりには随分と――」


――随分と遅いじゃないか。

そう言おうとしたが、声は最後まで続かなかった。


霧の中から現れたイリスの服は、
あちこちが綻び、破れていたのだ。

To be continued...
────────────────────

シロ「いいい一体、何があったのさ!?」

────────────────────