Love in Palace ~星の行方~ -28ページ目

Love in Palace ~星の行方~

韓国ドラマ 宮 Love in Palace にはまりすぎて
日々の妄想を書き綴ったサイトです。

「ケイト、この資料はここでいいの?」 
「あぁ、それはその奥の棚よ。」


あれから猛ダッシュで自転車をこいできた私はなんとか時間内に間に合って今日もせっせと勤務をこなしている。
ここは韓国の領事館からの口利きで働かせてもらっている博物館。
世界各国の民俗学の資料やらなにやらがあるところ。
民俗学っていうのはその土地その土地の風習や習慣、伝説、民話などなど古くから民間で伝承されてきたものを研究しているの。
最初はどれもちんぷんかんぷんだったけれど、たくさんの国の文化に触れて、民族衣装なんかはその国の人々の生活の中から生まれた物も多くって、デザイナーを目指す私にとってはおおいに興味のわくものだった。

資料の整理だなんて退屈な仕事とぼやいていたけれど今じゃそれもとっても楽しいのである。


「じゃぁ、それが片付いたら少し休憩しましょっか、チェギョン。」
「わーぃ、おやつーおやつー。」


おやつに目がくらんでそそくさと仕事を片付けると職員の休憩室へと足を運んだ。

「紅茶でいい?」
「ありがとう、ケイトお菓子は私が出すわ。」


そう言って私は椅子に登ると棚の一番上から隠してあったクッキーを取り出す。
館長には内緒よ?


「はぃ、どうぞ。」


ケイトから差し出されたカップからは湯気が立ち上り香ばしい紅茶の香りが部屋全体に広がる。
うーん、やっぱり本場の人の淹れたものはひと味違うわぁ。

ケイトはイギリスからの留学でマカオに来ているの。
仕事では少し先輩なんだけど歳も近くてすぐに仲良くなった。
博物館で働く人なんてもっとお堅いかとも思ったけれど、さばさばしててとっても感じの良い子よ。


「で?今度は何があったの?」


ぎくっとした私を見逃さなかったのかケイトに頭を小突かれた。


「バレた?」
「隠しても駄目よ、ほら泣き腫らした痕がある。また例の彼?」


ケイトに言われ急いで鏡を見にいったけれど、私の顔はいつになく完璧だ。
くそーまたかまを掛けられたか。

そういえばケイトと初めて話をした時もそうだった。
マカオに来てまだ間もない頃、泣き腫らした顔で朝を迎えていたあの頃。
それでも仕事に来るまでにはお化粧もバッチリして周りの人には気づかれないでいたのに、
ケイトったら、「韓国に忘れられない恋人でもいるのかしら?そんなに悲しい顔しちゃって。」
っと言われたっけ。
「なんでわかるの?!」すぐに返してしまった私も私だけどさ。
「私は勘がいいのよ。」だってそんなケイトにはシン君の事を時々話していた。
当然ありのままを話す訳にはいかないから、恋人がいるっていう事、それが皇太子だって事を除いて話せる事はすべて話していた。


「昨日ね、シン君がマカオに来て久しぶりに会ったのに喧嘩しちゃった。それもね、シン君たら怒って帰っちゃったきり連絡一つもして来ないのよ!」
「まぁまぁ落ち着きなさいって、それで?あなたからは連絡したの?」
「えっ?」


以外な返答に一瞬ためらってしまったが、おとなしく首を振った。


「だって、私の方が怒ってるのにこっちが折れるみたいでしゃくだわ!」
「でもたった一日連絡がないだけで寂しくってしょうがないんでしょ?それに喧嘩の原因なんかより連絡をしてくれない事に腹を立ててる違う?」


うぅー図星をさされて何も言えない。
急に居所がなくなって膝を抱え座り直し、口が自然と尖っていた。


「意地を張っても良いことなんてなにもなにわよ?好きなんだから許すしかないの。
男の人はみんな強情なんだから、それに本心をはぐらかしてばかりなんだもの。本当に欲しい言葉はそこにあるのにね。」
「おっそれは体験談?」


さっと反撃ののろしをあげるもぴしゃりと打ち返される。


「とにかく!寛大な女の方が大きな心で許してあげなくっちゃね。」


ケイトったら自分の事はあまり話したがらないんだから。
でも、その言葉前にお祖母様にも言われたわ。
あれはタイへ行ってしまったシン君の言葉を伝えに来てくれた時だ。
あぁ、嫌な記憶も一瞬よび起してしまったけれども、すぐに頭の中から排除する。


「いけない、あんまり長い事休んでるとまた館長に叱られるわ。」


時計を見上げつつ言ったケイトの言葉に二人は急いでおやつTIMEの証拠隠滅を図った。
片付けをすませ資料室に戻ると館長の鋭い視線が刺さったがなんとか笑ってやり過ごした。
それからの仕事はなんだかもんもんとしていてあまり手につかなかったなぁ。

帰り際にケイトにもう一度呼び止められ背中をバシっと叩かれた。


「自分の心に素直になりなさいよ。チェギョン!」


痛ったいよー!力の加減っていうものを知らないのかしら、ズキズキするー。
まぁでもちょっと気合が入ったから許してやるか。




その日の夜はチェ尚宮お姉さんにケイトとの話を聞かせながら夕食をすますと昨日の寝不足からか
またも携帯を握り締めたまま眠りに落ちてしまった。



不覚・・・・。
時間がたってしまうほど仲直りの連絡はしにくいものであって、なにやら余計な事を考えているうちに
数日があっという間に過ぎてしまった。
相も変わらずシン君からの連絡はないし。
ケイトには会うたびに「連絡したの?」っと聞かれる始末。
これじゃあ私が悪いの?って気分にさえなってきた。


あぁぁもう!シン・チェギョン、当たって砕けろ!
ファイティン!
耐えかねた私は、ベッドであぐらをかきつつ携帯を手にする。



-------- トゥルルルル トゥルルルル --------


『チェギョン』


今にも手に零れ落ちてきそうな星空、この空はきっと彼の元へと繋がっている。








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Next → Ep2の⑤
明日じゃない日付が変わって今日ですね、
今日は更新できなさそうなのでご挨拶とちょっとお話ですょ。

わたくし絢音は一応専業主婦ちゃんなもので、週末は子供と旦那の相手で忙しいのです(笑)
なのであまり記事をUPする事ができないのでごめんなさいです。


家族サービスも大事にしなきゃね!!


さてお話の方なのですが、なんだか最初に考えてたプロットよりも話がながーくながーくなっている。。。
まだ全然書き始めたばっかりなんですが、小説って難しいですねぇ( ´-`)

一応一つのEpで3話くらいになるかなーとふんでいたのですが、つらつらつらつら~長くなりそうです(´・ω・`)b


そんなこんなでこのブログ読者いるのかな。。。
一抹の不安(;´Д`)

まぁいなくても書き続けるけどね!!!(・∀・)

あれです、寂しがりやなので絡んでくれると泣いて発狂します。いぇいぇ喜びますです。


そしてもう一つの不安といえば。。。。
カウンターがちゃんとまわってないの!!!(笑)


がびーん


そのうちなおしますですはぃ。。。

さて先日宮の公式ガイドブックをついに入手しましてですね!!
パラぱらっとは見たのですがこれからがっつり読んできま~~す!!


また妄想が膨らむわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ 
それではまた見てくださいね。
うふふふふふふ(サザエさん)

パク・テヒョン 

名前に覚えはまぁある。顔はと聞かれると正直うろ覚えどころかこれっぽっちも思い出せない。
何度も参加した事のある王族会、その中でも記憶に残らないほどの存在。
そんな人物が何をするというのだろう。


「パク・テヒョンという男、王族会でもさほど発言権など持たない者ではありませんか?」
「その通りよ、今まで特に目立つ動きもしていない、むしろ静かに傍観するタイプだったとお父様がおっしゃっていたわ。でも最近、うーんそうね私が即位して前の事件が落ち着いた頃からかしら、急に色々な件に口を出すようになったの。チェギョンの帰国に関しては周りの議員らも掌握している感じね。」

弱き者が強者へと変貌をとげる、その裏にあるものとはなんだろうか。


「それはなにか強力なバックがついたということですか?」


虎の威を借る狐、一番単純明快な要因であろう。
王族会、または政界議員、経済界のトップなど何か強力な後ろ盾ができたのではないか?
そう考えるのが自然な状況である。


「それはまだ何とも言えないわ。」


姉さんも確信めいたものはあるのであろう、しかし断定的に物事を進めるのはよくないと、
広い視野を持ってのぞまなければまた皇室を揺るがしかねない落とし穴にはまる事もありうると。
僕よりも断然頭の回転の速い姉さんはいつも僕より一歩二歩先を行っている、昔から何一つ姉さんに敵った事はないのだ、やはり皇位を任せて正解だな。


「何を急ににやけてるのよ、気持ち悪い子ねぇ。」


昔の事を思い出して少し口元が緩んでいたらしい。姉さんに指摘され姿勢を正すと咳払いを一つ。


「いや、なんでもないよ。皇帝らしい姉さんに感心してたんだよ。」


あらそぉ、と僕からのほめ言葉にまんざらでもないらしい。
そんな話をしている場合ではなかった、資料に再び目を落とし話し合いを続ける。


「それはそおと、帰国を遅らせて何をするっていうんだ?今更廃妃問題なんてとりあげるわけにもいかないだろう。庶民出の妃というだけで未だに認めていない奴らばかりだがな。」
「そうねぇ、彼らは自分の娘をあなたに嫁がせようといつも躍起になっていた所チェギョンが急に出てきたものだから良い顔はしてくれないわね。チェギョンがいない今あなたに新しい妃を連れてきたりしてね。」
「冗談じゃない!僕達は離婚したわけじゃないし、誰が王族の娘なんかと結婚するもんか。
あいつが廃妃にでもされたら、僕も一緒に王宮をでます。」


「あはは冗談よ、でも仲たがいさせるって事なら成功じゃない?
やっぱり離れていると少しの喧嘩でもすれ違いは多いものよねぇ。」
「姉さん!!」


「冗談、冗談よ。あはははははは。」


今の僕には耳の痛い話である。
姉さんはこらえきれない笑いをもらし目には涙をためている。
さっきから全然話が進まないじゃないか、やっぱり僕を呼びつけたのはからかって楽しむためか、
なかば諦めかけた僕は携帯をひろげ何も用件が入っていない事をたしかめる。


ようやく姉さんが笑いをおさめると話を元に戻した。


「とにかく今はもう少し情報を集めましょう。相手の動きも気をつけさせるわ。
キム内官、手配をお願いします。」
「キム内官、どんな些細な事でもいい、わかり次第連絡を。
妃宮を守るには奴らが動きだす前に止めるのがベストでしょう。頼みます。」

「かしこまりました、殿下。」


「シン、そんなに大切で守りたい者なら意地を張ってないで早く連絡してあげなさい。
女の子はいつまでも待っててくれないわょ。」


姉さんに携帯を顎でさされドキリとした。


「そうですね。それでは僕は先に東宮に下がらせていただきます。」
「そうしなさい、おやすみシン。」


重い腰をあげると姉さんに一礼し執務室を後にする。
東宮への道のりの途中月が空高く登っているのが見えた。
夜もだいぶ更けたようだ。吹きぬく風もまた少し冷たさが残る。


東宮へと戻るとコン内官や女官らを下がらせ一人部屋で休んでいた。
ふとあいつの部屋が見える。
久しぶりに踏み入ったその部屋はマカオで会った時と同じあいつの香りがかすかに残っている。


会いたい。


一人たたずむこの部屋は何もかもがあの時のままなのにお前だけがいない。


宇宙征服も程遠いな
お前という星にさえ手が届かなくて
この地面から離れられずにいるなんて






「チェギョン。。」






-------- ブゥゥゥゥ ブゥゥゥゥ --------


ポケットで揺れる携帯を取り出すとそのディスプレイには呟いたその名が刻まれていた。


明かりのないこの部屋に煌々と月明かりが差し込んでいる。それがやけに眩しかった。









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Next → Ep2の④
韓国に帰国して数日。 
やはり俺はあいつに連絡できないでいた。
公務で忙しかったわけじゃない、皇太子だった時よりも自分の時間はだいぶとれている。
今まで溜まっていた写真をアルバムに整理してしまったほどだ。

時間は持て余している、けれど携帯には手を伸ばせずにいた。
電話をしたところで何を話したらいいのか、ましてや出てくれなかったらどうしようとか
要らぬ考えが頭を占領する。
まるで三流恋愛小説の付き合いたてカップルではないか。

自傷気味な笑みをうかべていると誰かが入ってきたであろう気配がした。
急いで顔を正すと持っていた本に目を移す。


「殿下。女王陛下がお呼びでございます。」

「姉上が?何のようだろう?」

「わかりかねますが、陛下は王族会へご出席だったかと存じます。」


コン内官の言葉に少し考えを巡らすがわかるはずもない。


「わかった、すぐ行くよ。」


行ってみなければわかるまい、そう判断し読みもしなかった本をたたむと姉上のもとへと歩きだす。
カツカツと自分の靴音がよく響く、こんな時自分がここ東宮で一人なんだと思い知る、あいつがいないんだと。


ふと立ち止まりあいつの部屋を見る。


「殿下?」
「いや、なんでもない。」


あいつの笑い声をここに呼び戻せるのはいつなんだろう、そんな事を考えていた。





思政殿の執務室では
僕の姉、今では我が国最高の地位にいらっしゃるヘミョン女王陛下が今日もせわしなく書類に目を通していた。


「どうしたんですか?女王陛下?」


僕は尊敬と少しのイタズラ心からわざとそう呼んだ。


「もぉ!陛下はやめてっていったでしょ!」
「ははは、で何かあったの?」


「シン、あなたまだチェギョンと喧嘩してるんですって?お祖母様が嘆いてらしたわよ?」
「なっ!そんな用事なら帰りますよ!!」


さっそく本題に入ろうとしたらこの姉は。


「ふふふ、まあぁ座って。それは用事の半分よ。」


半分って。。。
残りは聞き出した事で面白おかしく僕をからかう事なんじゃないのか?
茶目っ気たっぷりで答えた姉に少し疲れを感じながらも先の言葉に耳をかたむける。

「今日王族会へ行ってきたんだけど、チェギョンの帰国について打診してみたのよ。
世論もだいぶおさまってきているし、お祖母様たってのお願いでもあったしね。」


急に真面目な展開でついていくのが大変だが、
何だって? 帰国?!!


「ど、どうなったんですか?」


平常心で言ったつもりがついどもってしまった。
そんな僕を見て見透かしたように姉上は笑っている。


「それがね、王族会ではまだ反対意見が多いのよ。まだたった半年だとか言っちゃって。」


そうだな、王族会のジジイどもからしたら半年なんてちっぽけなもんだろうよ、
と口にこそ出していないが僕の態度でバレバレだったのだろうか。


「シン、あなたの言いたい事もわかるけど。それにしても妙だと思わない?
世論はチェギョンに対して同情的でさえあるわ、あの事件にチェギョンは巻き込まれただけなのにと
だれしもがいっている。このままでは王族会が反感を買うだけよ。」


姉上のおっしゃる事はもっともだ、だとしたら考えうる事は一つだけ。


「誰なんですか?その反対運動をけしかけているやつは。」
「やはり、シンもそう思うのね。 王族会パク・テヒョンが中心人物よ。」


「キム内官、至急そいつについて資料を集められるか?」
「はい、殿下ここに一通りございます。」


手渡された資料にはパク・テヒョンなる人物の経歴、家族構成、現在の仕事に関する細かな資料までが
取り揃えられていた。
手際のよさに少し驚きはしたがすぐに姉上の仕業だと納得する。


「シンならそうゆうと思って。」


姉さんと僕は顔を見合わせどちらともなく笑みを浮かべた、してやったり。
そんな姉さんを見てると少しばかり悔しくもあるが今日のところは引き下がろう。

それよりも他にやるべき事が見つかった。



吹き抜ける風は心地よく、流れるように雲を運ぶ、雲の隙間からは明るい月が見え隠れしていた。









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Next → Ep2の③
あぁーやっぱりやってしまったわ。

朝目が覚めてか鏡を覗き込むと、久しぶりに見るひどい顔。
マカオに来てすぐは度々こんな私に出会ったけれど最近はがんばってたのになぁ。



でも!へこたれてる場合じゃない!
今の私は働く女なのよっ!
ぼーっと感傷にひたっている時ではない、急いでタオルに水をつけると馴れた手つきで目にあてがった。
もう少ししたらきっとお姉さんが起こしにくるだろう、それまでには少しはまともな顔にしておかなくっちゃ。

腫れた目に冷えたタオルはすこぶる気持ちがよかった。
だが、他に何もできないこの状況では昨日の出来事が自然とフィードバックする。


・・・・・・。


いかんいかん、せっかく冷やした目からなにやら違う液体がでてくる。


ふぅ~~とりあえず落ち着こう。
窓を開け朝の空気を胸いっぱい吸い込むとマカオの優しい日差しが目に入った。


大丈夫。私は今日も頑張れる。チェギョン!ファイティン!


しばらくしてお姉さんがいつもの様に部屋へやってきた。
コンコン


「妃宮さま、お目覚めでしょうか?」


はーい、と返事をしつつドアを開けると、いつもと変わらない優しい笑顔のお姉さんが微笑んでいた。


「おはようございます、妃宮様。朝食のご用意が出来ておりますが、ご気分はいかがですか?」
「うん!もう平気みたい。」
「それはよろしゅうございました。それでは準備が出来ましたら降りていらしてください。」
「はーぃ、すぐ行くわ。」


いつもと変わらないやりとりをしていつもと変わらない朝を迎える。
テーブルを二人で囲みお姉さんお手製のサントウィッチをほうばりながらたわいもない話しをする。

お姉さんはいつもそう。
私がどんなに泣き腫らした顔で出てこようとも変わらない態度で接してくれる。
事務的だとかそういう事じゃなくて、その温かい眼差しでいつも見守っていてくれる。

ここへ来てからお姉さんの存在にどれだけ助けられたか。
時にはお母さんのように、姉のように、友達のように。
叱ってくれたり、相談にのってくれたり、案外可愛い一面もあったり。

そんなお姉さんと迎える朝はどんなに暗くても、また頑張ろうと新たな一日を始めれるの。

お姉さんがそっと温かいミルクティーを差し出してくれる。


「ありがとう。」


本当に、ありがとう。
心の中で呟くとミルクティーをゆっくり口へと運んだ。


ゆったりと流れる朝のひと時。。。


「妃宮様、おくつろぎのところ恐縮ですが、お時間よろしいのですか?」


・・・・・・・・。


「ぎゃあああああああ、もっと早く言ってよぉぉぉぉぉ!!!」
「もっ、申し訳ありません。」


もぉ、どこか抜けてるんだから!
っと人のせいにしている場合ではない。
私は飲みかけのミルクティーを一気に飲み干すと、
だいぶ熱かったがこの際気にしていられない、鞄を手に急いで階段を駆け降りる。
行って来ますの挨拶もほどほどに自転車に飛び乗ってマカオの街へとかけていった。


厚い雲が掛かってしまった空、その向こうで太陽は今日も輝いている。






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Next → Ep2の②