⑥ 『プレアデス星訪問記』 その6 | ココのアセンション日記

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アセンションとは本当の自分に目醒めること。集合意識・地球全体が次元上昇すること。目に見える世界と見えない世界の統合をしながら私たちは5次元に次元上昇します。





『プレアデス星訪問記』  その6 


母船は、地球が属する太陽系に入った。

土星と 木星が、目立っていた。


"土星は何故帽子を被ったような形なんですか?"


"あれは、チリとガスが遠心力と引力に捉えられ一緒に回っています。あの形の星は他にも沢山あります"


"この太陽系に、知的生命体は、地球以外にもいますか?"


"いいえ。でも 私達のような宇宙船を持つ星人が、休憩基地にしてる星はあります。

生命体が、繁殖した星は、地球だけです。

他の太陽系だと、生命が誕生している星はあります。銀河系全体だと、生命がいる星は2千億個。

間もなく 地球に着きますよ"



画面のマップでは、地球に近づいてるのが映り、

そして 止まった。


"この船は、地球のはるか上空に止まりました。

小型宇宙船に乗って 地球に降りましょう"


小型は、エンバーが操縦席に乗り、クレオパと私は、助手席に乗った。


青い地球、雲、陸と海 日本が、見えた。 


"やぁー日本だ!日本は美しい形だ!素晴らしい"

涙ぐんでいた。


盛岡の街 夕暮れの岩手山、我が故郷、樽山。


"前とは違う所に降ろしますよ、前にいた野馬頭は、家から 遠いから"


"皆さん 本当にありがとうございました 。誰も 体験できないような宇宙旅行を させてもらい  感謝しています"


急に眠気に襲われ ソファーに倒れこんだ。

そして、夢を見た。


天女に見送られ、天牛にひかれた籠に乗り、地上に降り立つ夢だった。

目を開けたら 宇宙船が 遠くなるのが見えた。



"剛史 よく最後まで 付き合ってくれました。

体験した事を、地球人類のために役立てて下さい。剛史が望むなら、また会えるでしょう。困った時は呼んで下さい。力になます。さぁ起きて、家族の元へ帰って下さい"


元の服を着ていた。籠には山で採っていた山葡萄、だが いる場所は、野馬山じゃない。8キロ離れた畑の山道だった。


"おーいおーい" と声がした。

ノロさんだった。


"剛史、今までどこ行ってたんだ お前ば 昨日から、捜してたんだぞ"


家に着くと、母が家事をしながら 情報を待っていたらしく、いきなり帰って来たので、キョトンとしていた。


"剛史! お前どこ行ってたんだ 心配するじゃないか、この馬鹿が!"


と言いながら、軽く叩いた。


その後、母の作ったご飯を食べた。弟や妹も寄って来た、爺様 婆様も帰って来た。



その体験は 秘密にしたまま 平凡な毎日が過ぎて行った。


高三の夏 二階の窓から山を見ていたら、木に宙吊りになった熊の側で カラスが騒いでいるのが見えた。


近くまで見に行くと 人間らしかった。慌てて小学校に駆け込み警察に繋いでもらい 消防団やら医者やら来て下ろされた人は、ノロさんだった。


その日の夕方 母に 確認してみた。

"小川で行水しただろう?"


"お前、見てたのかい?悪い奴だね、暑い日は、小川で汗を流すのさ、どこから見てたんだい?"


"ずっとずっと遠いとこ 顔はわからんかったが、母ちゃんかと、そうか  やっぱり母ちゃんか〜"


宇宙の体験は、現実だった。


母が言った。


"剛史は、人様に迷惑かけるような人間にはならないようにしておくれ、格別 偉くならなくていいから、自分の事ばかり考えるような人には  ならないでおくれ、人に対する愛情は持ち続けるんだよ、人に勝つ事ばかり考えたらいけない、名誉とか地位とか、金持ちだとか 人に対する愛情は、それにも勝るんだよ"


"だけどさぁ愛だけじゃ、お金がないと生きてけないよ、金があれば どうにでもなるからなぁ"


"お金は必要な分だけあればいい。金は魔物だ。

人を狂わせたりするから、物欲に勝る愛情を持つ事だ。愛情溢れる人間になれば、それが剛史自身を助ける。はい 母ちゃんの教育は、これでおしまい"


なぜか 今生の最初で最後の教えに感じた。

"母ちゃんわかったよ、その努力をして生きるよ"



その後、某大学に受かり、東京で人生修行をし、社会人となり、仕事に専念した。


定年を迎え、感謝の日々を送っていたら、

エンバー宇宙大子のコンタクトがあった。


「北の大地に宇宙大使が降りてきた」

で発表した、"宇宙の法"を授けられた。


叔父の法事で、従兄弟の娘がさくらんぼ娘になった話をしていて、そのポスターはまさに宇宙船の中で見たままだった。


そんなある日 八幡宮の前で、銀狐を見かけた。

珍しいのでついて行くと、何故か待っていた。

"お前は ここの主かい?"  と聞いたら、

狐は お辞儀をしてから鳴いて 薮に消えて行った。そこに 紙が落ちていた。


"宇宙は、生きた一つの生命体である"


"ありがとう"    宇宙太子に心でつぶやいたら、


"剛史 しばらくぶりですね 剛史もいい年齢になりましたね、でも 剛史の脳は若いですよ"


"あ! 宇宙太子ですね、しばらく連絡がないので、忘れていました"  

キョロキョロしながら そう言うと、


"上ですよ 今、見えるようにしますから"

雲の脇から、半透明の宇宙船がかすかに見えた。


"どうして 何か怖い事があるのですか?"


"いたずらに地球人を刺激しないようにしてます

それに地球の科学が発達し、レーザー砲などの兵器は、我々にとっても危険なので、必要な人以外には、姿を見せないようにしています。


我々は、剛史が、ある時期が来たら、

過去を思い出し、地球人の指針となるものを書き出すようにセットしておきました。

はるか彼方から 見守っていますよ。

さようなら 剛史"


"宇宙太子 ありがとう!"


ずっと1人ではなかったんだ、見守ってくれてたんだ。



それから 更に年月が過ぎ、老境を迎えた。


ふいに、私の頭の中に宇宙太子が降りて来た。


忘れていた過去の体験が、次々と思い出された。

それを、ひたすら書き記したのが、本書である。


おしまい




おわりに剛史さんが今の政治は良くないって話をしてます。そりゃそうだって事で省略しました。


まだ世の中はひっくり返らない上に、大量ギャクサツも起きてますから、これをプレアデス人達は見て どう思うのかな?って聞きたい。


それに聖戦というものはない のだから、それが起きてるって事は、地球は まだ低いところにいるって事ですよね。


地球が上昇中なのは間違いない。ほぼ成功してるのも間違いないと思いますけど。


画像は、ネットから拾いました。


ありがとうございました。












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