先月から近所のフィットネスクラブのプールに週2ペースで通っています。
この暑さですからね、プールで歩いたり泳いだりするのはとーーても気持ちが良いです
時間にしたら2、30分かなぁ。それ以上長くは居ません。
自分のペースでゆーっくりと水中を歩いたり、たまに泳いだりするのは、こんなに気持ちがいいもんなんだ~と思いました
(肌寒くなってきたら、プールに入るのは憂鬱になるのかもしれませんが)とにかく、猛暑のこの時期に楽しめることが見つかってとても嬉しいです
以前の私にとって運動は、「痩せるためのノルマ」でした。
特に、渦中にいた頃は、運動を楽しいから、気持ちがいいから、健康に良いからという理由で行ったことはないように思います。
今でもよく思い出すのは、20代の頃、「毎晩プールで1時間休まずに泳ぎ、夕飯は食べない」というダイエットをしたことです。3週間で7キロ痩せて喜んだのも束の間、突如始まった過食のせいでプールに行けなくなり、アッという間に10キロ以上太りました。
「あんなに頑張って痩せたのに、なんで過食するの?お前なんて死んじゃえ...」と激しく自分を責めました
もうあんなダイエットは、やれ!と言われても絶対に無理ですし、絶対にいやです
続くわけがないもん(苦笑)
ダイエットに限りません。
摂食障害に悩んでいた頃の私には、あ~気持ち良い、楽しい~、心地良い~などと、ホ~ッとできる人間関係も場所もなかった気がします。
あるのは、「こうあるべき!」「こうしなければ!」という強迫観念ばかりでした
そりゃぁ、ひとりで簡単にできる過食という快楽に走るのも無理はなかったよなーって思います。
ダイエットがうまくいかなかったのは、ダイエットにとらわれ過ぎていたからなんですよね
今は、気持ちが良いからプールに通っていって、「プールで泳いだから、なんかご褒美に美味しいモノを買って帰ろ~っと」と思えます
今の私や大半の女性がやっているダイエットは、あくまでも「したいことの1つ」だったりします。
だから、ダイエット中だとしても、ダイエット以外のしたいこともふつうに楽しめます
一方、摂食障害の人のやっているダイエットは、「しなきゃいけないことの1つ」です。
しなきゃいけないことは何よりも優先すべきことなので、痩せるため以外のしたいことはなかなかやる順番が回ってこなくて、することができません。
なので、「痩せたら、痩せてから、○○したい」のような言い方をするようになります。
次第に痩せるための生活をするようになり、自分が何がしたいのか、楽しいのか、気持ちがいいのかなどがよく分からなくなってしまいます。元々、これらが分からないままに生きてきた人もいます。
さて。
先日、久しぶりにお会いしたクライアントのKちゃん。生活に良い変化があったとのこと
「最近、はまれるドラマをNetflix で見つけちゃって、暇つぶしが許せるようになったんです。そしたら今までは仕事から帰ってすぐしていた過食が減ってきたんです」と嬉しそうにお話してくださいました。
Kちゃん曰く、前回のカウンセリングの宿題にした、「痩せなきゃ」の語尾を伸ばし、「痩せられたらいいな~」にしてみたら、他のしたいことにも目が向くようになったとのこと
Kちゃん、素晴らしい
(過食してもしなくても)暇つぶしや、他のしたいことができるようになると、過食をしたいと思わなくなる日がググッと近づいてきますイエイ!