私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback? | aya風呂

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ちょっとまた書いてみようかな(´u`)

Wシリーズも5作めです。舞台は、アフリカの南端。失踪したウォーカロンたちの居場所が判明します。ハギリ博士は、世界中を飛び回っていますね。今回も、トランスファが大活躍(かな?)。夢の仕事をしている人たちも出てきます。

夢の仕事とは、夢のような愉しい仕事という意味ではなく、寝ている時に夢の中で仕事をするという意味。
頭脳単独の生命維持装置が出てくる、マトリックスを思い出した。
不自由な肉体を持った人たちを解放する目的で開発されたシステムだったが、その目的で使用された例はなく、現在は宗教団体が非合法で運営するものばかり。
設定に臨場感があるので、小説の話なのか現実の話なのかわからなくなってくる。

昔なら死んでたような事故でも再生技術の発達で死ななくなった近未来の話。

 しかし、子供が生まれないことよりも、また、ウォーカロンが人間になれるかどうかということよりも、まさに人類が直面している問題とは、生命というものの概念なのだ。それは長く問われなかったテーマだった。誰もが、普通に信じていた。自分たちは生きていると、なんの疑いもなく、誰もが胸を張って主張した。人の命はかけがえのないもの、この世で最も貴重なものだ、という信念によってすべてが進められてきた。だが、それは本当なのか、どうしてそんなことがいえるのか、という危うい境界にまで、我々の文明は到達してしまったのである。


森さんが研究しているジャイロが出てきた!倒れないバイク。
信号待ちのときに見ると、キャタピラの表面が変化していることに気づいた。ただベルトが回っているだけれはなく、ベルトの表面にある鱗のようなパーツの向きが変わるのだ。これで進行方向を調整している。それから、左右にはまったく倒れない。おそらく、加速度センサで感知して、ジャイロによる反動を生み出しているのだろう。乗ってみないとわからないものだ。

『私たちは生きているのか? Are We Under the Biofeedback?』