そして昨日観た3本目の映画は、エログロ!だけと超哲学的!そんな映画『哀れなるものたち』です。
映画予告で前々から観たいと思っていましたが、まさかこんなに面白いとは!
グラスゴーの作家、アラスター・グレイの同名小説の映画化作品です。
醜い天才医師が、身投げした美女の「肉体」を救うべく、現代の医学では及びもつかない神業的手術を成功させるのですが、蘇生した美女は徐々に成長。自らの目で世界を知りたいという欲求により、様々な冒険と大胆な性愛の遍歴を経て…という、なんともセンセーショナルなストーリーをエマ・ストーンが快演。
イギリス・アメリカ・アイルランドの合作映画というだけあって、アートや不安気な音楽のバランスも小気味よく、衣装も見応え充分。もちろんシナリオも面白く、映画の醍醐味が存分に詰まった素晴らしい作品でした。
R18に指定されているように、激しい性描写が立て続けにあるので、苦手な人は苦手かもしれませんが、本能の赴くままの身体の解放というものも、人間の片鱗であると、この作品を通して思いました。
目で見る映画というより、感覚で捉える映画。
ではないかと思います。
ベネチア国際映画祭にて最高賞である金獅子賞を受賞。アカデミー賞も11部門ノミネートされています。
凄い注文ですよね。
この作品は、まだしばらく上映されると思うので、
私はまた、時間を見つけて観に行こうかな、と思っています。
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#哀れなるものたち